産後ケアの申請は、産んでからでは間に合わないことがあります。荒川区は、妊娠7か月(妊娠25週)以降の申請を案内していて、申請から利用が決まるまで約2週間かかるためです。
対象は、荒川区に住所がある出産後1年以内の母と赤ちゃんです。施設に泊まる宿泊型は、区が1日あたり31,700円を負担し、3泊4日まで使えます。施設の料金から区の負担分を引いた差額が、自己負担です。
荒川区 産後ケア事業の要点まとめ
正式名:荒川区産後ケア事業
だれが
- 申請者
- 個人(産後の母。家族による申請も可)
- 対象業種
- 指定なし(個人が申請)
- 利用目的
- 産後の母子のケア(宿泊型・日帰り型・訪問型)
- 対象地域
- 東京都荒川区
- 従業員数
- 規定なし(個人が申請)
いくら
- 補助上限額
- 宿泊型は1日あたり31,700円(3泊4日まで)
- 補助率
- 定額(型ごとに区負担額が決まる)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 通年(妊娠7か月以降に申請。利用は出産後1年以内)
- 公式サイト
- 荒川区「荒川区産後ケア事業」
まず、3つの型のどれにするか
産後ケアには3つの型があり、区が負担する額と使える上限が違います。3つとも組み合わせて使えます。
| 型 | 区が負担する額 | 使える上限 | どんなケアか |
|---|---|---|---|
| 宿泊型 | 1日あたり31,700円 | 3泊4日まで | 施設に泊まり、休養・食事・授乳や沐浴の指導・乳房ケアを受ける |
| 日帰り型 | 1日あたり22,500円 | 4日間まで | 施設に通い、同じようなケアを日中に受ける |
| 訪問型 | 1回あたり6,500円 | 6回まで | 助産師が自宅に来て、乳房ケア・授乳指導・育児の相談を受ける |
宿泊型は、1泊2日を2回、2泊3日を1回、3泊4日を1回のどれか1パターンで使えます。日数は、1泊2日なら2日、3泊4日なら4日と数えます。
自分は対象になる?
次の3つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 3
次のどちらかに当たると対象外です。
- ✕ 医師の医療行為が必要な状態
- ✕ 周囲にうつる感染症の疑いがある
出産には、流産と死産も含まれます。承認を受けたあとでも、健康状態などの理由で、施設の側が受け入れられないことがあります。
いくらかかる?
自己負担は、施設が決めた料金から区の負担額を引いた金額です。令和8年度の施設料金は、区の一覧で確かめられます。
- 東京リバーサイド病院で宿泊型を1泊2日:(37,000円 − 31,700円)× 2日 = 10,600円
- 永寿総合病院で宿泊型を3泊4日:(34,000円 − 31,700円)× 4日 = 9,200円
- 綾瀬産後ケアで日帰り型を4日:(26,500円 − 22,500円)× 4日 = 16,000円
- You and me助産院で訪問型を6回:(7,000円 − 6,500円)× 6回 = 3,000円
区の負担額は、宿泊型が1日あたり31,700円で、3泊4日までです。施設によっては、休日加算・時間外加算・交通費が別にかかります。生活保護世帯は、区負担額・多胎児加算とも全額免除です。
双子などの場合は、2人目以降の赤ちゃんの分に、宿泊型8,000円・日帰り型7,500円・訪問型4,000円の多胎児加算(区の負担)が付きます。施設によっては日帰り型の加算額が異なる場合があるので、区の金額一覧を確かめてください。
申請から利用までの順番
- 妊娠7か月(妊娠25週)以降に申請する(母または家族→荒川区。電子申請・窓口・郵送のどれか)
- 約2週間待つ(荒川区→申請者。利用承認通知書と情報通知書が郵送される)
- 施設に予約を入れる(申請者→実施施設。承認番号を伝える)
- 利用する(施設・助産師)
- キャンセルは前日の午前11時までに連絡する(申請者→実施施設)
お急ぎのときは、電子申請を終えたあとで、子ども・若者課子育て事業係に電話します。非課税世帯・生活保護世帯の方は、それを証明するものが必要です。
必要な書類
準備できた 0 / 4
非課税世帯・生活保護世帯の方だけ、世帯の証明が要ります。電子申請なら、申請書の代わりに入力フォームを使います。窓口は区役所2階の子ども・若者課子育て事業係で、母子手帳を持参します。郵送のときは、申請書と、母子手帳P1の「出産届出済証明」と書かれたページの写しを送ります。
使えなくなるのは、どんなとき?
- 前日の午前11時までに連絡せずキャンセルした:午前11時を過ぎた、または連絡なしのキャンセルは、利用したものとして使える日数から引かれます。
- 医療行為が必要になった:施設が利用中に医師の医療行為が必要と判断すると、事業は終了します。医師が継続できると判断したときは除きます。
- 荒川区の対象者でなくなった:転出などで対象者でなくなると、利用承認が取り消されることがあります。
- 偽りの申請をした:不正な手段で承認を受けたときも、取り消されることがあります。
よくある質問
産後ケア事業とはどんな事業ですか?
産後の母と赤ちゃんが、助産師などから体と育児のケアを受けられる事業です。施設でケアを受ける宿泊型と日帰り型、助産師が自宅を訪問する訪問型があります。授乳や沐浴の指導、乳房ケア、産後の心身や赤ちゃんの発育の相談などが受けられます。宿泊型と日帰り型では、食事の提供や休養の時間もあります。荒川区が実施施設に委託して行っています。
誰が使えますか?
荒川区に住所がある、出産後1年以内の母と赤ちゃんで、産後ケアを希望する人です。出産には流産と死産も含まれます。医師による医療行為が必要な母子と、周囲にうつる感染症の疑いがある母子は、対象外です。承認を受けたあとでも、健康状態などの理由で、施設の側が受け入れられないことがあります。希望の施設に断られる場合に備えて、早めに申請しておくと安心です。
いつ申請すればいいですか?
おおむね妊娠7か月(妊娠25週)以降です。申請から利用が決まるまで約2週間かかります。ご家族による申請もできます。お急ぎのときは、電子申請を終えたあとで、子ども・若者課子育て事業係に電話します。産後に必要になってから申請すると、利用の開始が遅れることがあるので、妊娠中に済ませておくのが無理のない進め方です。
いくら自己負担がかかりますか?
施設が決めた料金から、区の負担額を引いた金額です。区の負担額は、宿泊型が1日あたり31,700円、日帰り型が22,500円、訪問型が1回あたり6,500円です。たとえば東京リバーサイド病院で宿泊型を1泊2日使うと、(37,000円 − 31,700円)× 2日で10,600円になります。施設により休日加算・時間外加算・交通費が別にかかります。
何日・何回まで使えますか?
宿泊型は3泊4日までで、1泊2日を2回、2泊3日を1回、3泊4日を1回のどれか1パターンです。日帰り型は4日間まで、訪問型は6回までです。宿泊型・日帰り型・訪問型の3つは、すべて組み合わせて使えます。宿泊の日数は、1泊2日なら2日、2泊3日なら3日、3泊4日なら4日と数えます。区の負担額は、この日数に1日あたりの額を掛けて計算します。
申請の方法は何がありますか?
電子申請、窓口、郵送の3つです。電子申請は区の案内ページにあるフォームから、窓口は区役所2階の子ども・若者課子育て事業係で、母子手帳を持参します。郵送は、申請書と母子手帳P1の「出産届出済証明」のページの写しを、産後ケア担当あてに送ります。承認されると、利用承認通知書と情報通知書が自宅に郵送されます。承認番号は大切に保管してください。
承認が出たら、次は何をしますか?
希望する実施施設に連絡して、予約を入れます。そのときに承認番号を伝えます。空き状況によって、希望どおりにならないことがあります。宿泊型は産後2か月未満から4か月未満まで、日帰り型は産後3か月未満から120日までなど、施設ごとに受入れ期間が違います。電話番号と受入れ期間は区の案内ページに載っているので、予約の前に確かめてください。
キャンセルするときの決まりはありますか?
利用日の前日の午前11時までに、実施施設へ連絡します。午前11時を過ぎたとき、または連絡なしでキャンセルしたときは、利用したものとして、使える日数から引かれます。前日の午前11時より前なら、日数は引かれません。ただし、施設によってはキャンセル料がかかる場合があります。詳しくは、利用する施設に確かめてください。
双子のときは、どうなりますか?
2人目以降の赤ちゃんの分に、区の負担額として多胎児加算が付きます。宿泊型は1人あたり8,000円、日帰り型は7,500円、訪問型は4,000円です。たんぽぽ助産院の日帰り型は、加算が8,250円と一覧に載っています。施設ごとの料金は区の令和8年度の金額一覧にあるので、自己負担の見込みは、利用する施設の欄で確かめてください。
上の子を連れて泊まれますか?
宿泊型・日帰り型で、乳児の兄・姉が利用できるのは、たんぽぽ助産院とスワンレディースクリニックだけで、有料です。ただし、兄・姉の保育サービスはなく、お母さんと一緒に過ごします。上の子の利用は、区の案内ページが宿泊型・日帰り型の注釈として挙げているもので、訪問型には書かれていません。連れて行きたいときは、予約の段階で施設に人数と料金を伝え、利用できる日や上の子の年齢の条件を電話で確かめてください。
医療行為が必要になったらどうなりますか?
実施施設が、利用中に医師による医療行為が必要だと判断したときは、産後ケア事業は終了します。ただし、医師が産後ケアを続けられると判断したときは、そのまま利用できます。事業を終了する場合は、施設が利用者に終了することを伝えます。産後の体調に不安があるときは、申請の前に、区の子ども・若者課子育て事業係へ相談しておくとよいでしょう。
問い合わせ先はどこですか?
荒川区 子ども家庭部 子ども・若者課 子育て事業係です。本庁舎2階にあり、電話は03-3802-3111(内線3861・3736)です。申請の方法、承認までの日数、実施施設の受入れ状況で迷ったときは、申請の前に確かめておくと安心です。実施施設の最新情報は、各施設のホームページか電話で確かめられます。
