工場を借りて操業を始めると、毎年の賃借料が固定費として重くのしかかります。旭川市の操業助成金は、この年間の使用料そのものを助成する制度です。半額を3年間、年間上限500万円で助成します。
対象になるのは、旭川市工業等振興促進条例の要件を満たして工場等を賃借する事業者です。同じ条例の工場等改修助成金が「改修工事費」を対象にするのに対し、この操業助成金は「毎年の使用料」を対象にする点が異なります。
工業等振興促進条例(操業助成金)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 旭川市工業等振興促進条例に基づく助成等(操業助成金) |
| 対象業種 | 指定対象業種(工場等) |
| 利用目的 | 資金繰り(賃借している工場等の使用料負担軽減) |
| 対象地域 | 北海道旭川市 |
| 従業員数 | 新規雇用5人以上 |
| 補助上限額 | 年間使用料の半額を3年間助成(年間上限500万円) |
| 補助率 | 2分の1 |
| 申請受付 | 公式ページに具体的な受付期間の記載なし(企業立地課へお問い合わせください) |
| 公式サイト | 旭川市「工業等振興促進条例に基づく助成等」 |

いくら戻るか計算する
年間の使用料(賃借料)が600万円の工場を借りた場合、半額は300万円です。上限500万円の範囲内なので、そのまま300万円が毎年助成されます。年間使用料が1,000万円を超えると計算上は500万円を超えますが、上限500万円までしか助成されません。この助成が3年間続くため、単純計算で最大1,500万円まで受け取れる設計です。
工場等改修助成金との違い
同じ条例には、賃借物件の改修工事費を対象にする工場等改修助成金もあります。両者は対象にする費用が違います。
| 区分 | 対象になる費用 | 補助率・上限 |
|---|---|---|
| 操業助成金(この記事) | 年間使用料(家賃) | 2分の1、年間上限500万円×3年 |
| 工場等改修助成金 | 改修工事費(1000万円以上) | 2分の1、上限2,000万円 |
賃借物件で操業する場合、改修と使用料の両方の負担が発生するため、要件を満たせば両方の助成を組み合わせて検討する価値があります。
対象になる期間
助成は3年間にわたって続きます。単年度で終わる助成金とは違い、複数年度の資金計画に組み込める点が特徴です。3年間の使用料負担の見通しを立てる際に、この助成額を織り込んで検討するとよいでしょう。
よくある質問
使用料には共益費や管理費も含まれますか?
公式ページには「使用料」としか記載がなく、内訳の詳細はありません。旭川市経済部企業立地課へお問い合わせください。
3年間の助成の途中で退去した場合はどうなりますか?
公式ページに具体的な取り扱いの記載はありません。窓口にご確認ください。
自社所有の工場の場合、この助成金は使えますか?
使えません。操業助成金は賃借している工場等が対象です。
