「原材料が値上がりしたから、仕入れ量を減らしたい」――それは対象になるのか。結論から言うと、なりません。この補助金が対象にするのは、包装資材の"仕様変更"そのものです。
旭川市包装資材等転換支援補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 旭川市包装資材等転換支援補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(市内で操業する中小企業者・個人事業主) |
| 利用目的 | 容器・包装資材の仕様変更、代替素材への転換 |
| 対象地域 | 北海道旭川市 |
| 従業員数 | 規模要件の記載なし(中小企業者・中小企業団体・個人事業主) |
| 補助上限額 | 150万円(1事業者あたり) |
| 補助率 | 対象経費の3/4以内 |
| 申請受付 | 令和8年7月22日〜予算到達次第終了(最終締切11月30日) |
| 公式サイト | https://www.arc-net.or.jp/16078/ |

あなたの会社の困りごとは、対象になりますか
対象者は、市内に事業所を持ち操業している中小企業者・中小企業団体、または市内在住で操業している個人事業主です。市税を滞納していないことが条件です。
「うちは個人事業主だから対象外では」と思う方もいます。そんなことはありません。個人事業主も、市内在住・市内操業であれば申請できます。
対象になる費用と、対象にならない費用を分けて見ていきます。
- 対象になる:容器・包装資材の仕様変更費、表示資材・ラベルの版下修正等、梱包・納品形態の変更費、試作・検証用の小ロット導入費、専用の小規模機器導入費
- 対象にならない:通常の仕入れ、在庫の確保、販促物の制作、新商品の開発
「原材料が高いから、代わりの資材を試してみたい」なら対象。「とりあえず在庫を多めに確保したい」なら対象外。似ているようで、この補助金が支援するのは前者だけです。
いつまでに、何をすればいいのか
「予算がなくなり次第終了と最終締切、どっちが早いのか」 答えは、予算次第です。
申請受付は令和8年7月22日から。先着順で、予算がなくなった時点で終了します。予算が残っていても、最終締切は11月30日です。
補助対象になる期間は、令和8年4月1日から12月31日までです。この期間に発生した経費が対象になります。つまり、4月にすでに仕様変更を進めていた場合、その分も遡って対象になり得ます。
申請前に確認する書類
「見積もりだけ取れば十分」ではありません。準備するタイミングは3段階に分かれます。
| タイミング | 書類・準備すること |
|---|---|
| 検討開始時 | 対象経費に該当するかの確認(仕様変更・代替素材への転換であること) |
| 交付申請時 | 交付申請書、事業計画書、見積書 |
| 事業実施後 | 実績報告書、変更後の資材・ラベル等の写真、支払いを証明する書類 |
「原材料の高騰に対応する取り組み」と一口に言っても、自治体によって支援の切り口は様々です。設備の更新を対象にする自治体もあれば、旭川市のように資材そのものの転換を対象にする自治体もあります。
原材料高騰への対応で、設備投資もあわせて検討したい方は、こちらの記事も参考になります。
よくある質問
新商品を開発するための容器デザインも対象になりますか?
なりません。公式案内で「新商品開発」は対象外と明記されています。対象になるのは、既存の商品・仕入れの包装資材を仕様変更・代替素材へ転換する取り組みです。
個人事業主でも上限150万円まで申請できますか?
できます。対象者に個人事業主が明記されており、法人・個人で上限額に差はありません。市内在住・市内操業と市税完納の要件を満たせば、上限は同じ150万円です。
予算がなくなったら、11月30日より前でも締め切られますか?
締め切られます。「予算がなくなり次第終了、最終締切11月30日」という設計です。11月30日はあくまで最終ラインで、それより前に予算に達すれば受付は終わります。早めの申請が安全です。
