夏場のハウス内温度が上がりすぎて、作物の生育が止まる。施設園芸をやっている人なら、毎年この壁にぶつかっているはずです。坂東市は換気・遮光・冷却の技術導入を後押しする園芸産地高温対策事業の要望調査(第3回)を実施しています。
補助率は1/3以内、上限200万円、下限20万円。対象になるのは施設園芸経営体で、換気装置と遮光・遮熱資材の組み合わせが必須という条件が付いています。締切は令和8年11月30日(月)午後5時15分です。
単独の技術だけでは対象になりません。「換気装置」と「遮光・遮熱資材」の2カテゴリを組み合わせて導入することが必須で、これに冷却技術(ヒートポンプ、細霧冷房など)を加えることもできます。
園芸産地高温対策事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(認定農業者・認定新規就農者・農業法人・農業者団体) |
| 制度名 | 令和8年度園芸産地高温対策事業(要望調査・第3回) |
| 対象業種 | 農業(施設園芸) |
| 利用目的 | 換気装置・遮光遮熱資材・冷却技術の導入(高温対策) |
| 対象地域 | 茨城県坂東市 |
| 従業員数 | 規定なし(農業者団体は受益農家3戸以上) |
| 補助上限額 | 200万円(下限20万円) |
| 補助率 | 1/3以内 |
| 申請受付 | 要望調査(第3回)の締切:令和8年11月30日(月)午後5時15分 |
| 公式サイト | 坂東市「令和8年度園芸産地高温対策事業の要望調査(第3回)について」 |

対象になるのは施設園芸経営体だけ
要件は次のいずれかに該当することです。
- 認定農業者
- 認定新規就農者
- 農業法人
- 受益農家3戸以上で構成する農業者団体
露地栽培は対象になりません。ハウスなどの施設で園芸作物を栽培している経営体に絞られた制度です。
「必須の組み合わせ」を先に確認する
対象技術は3カテゴリに分かれています。
- 換気装置(外気導入器、天窓換気など)
- 遮光・遮熱資材(ネット、フィルムなど)
- 冷却技術(ヒートポンプ、細霧冷房など)
このうち(1)換気装置と(2)遮光・遮熱資材の組み合わせが必須とされています。冷却技術だけを単独で導入したい場合、この制度の対象にはなりません。「まず換気と遮光をセットで導入し、余力があれば冷却技術も加える」という順番で計画を立てる必要があります。
いくらになるか計算してみる
たとえば、換気装置に150万円、遮光ネットに90万円、合わせて240万円の投資をするケースを考えます。
- 補助率1/3を掛けると80万円
- 下限20万円は超えているので申請できます
- 上限200万円には届かないため、80万円がそのまま補助額です
投資額をさらに600万円まで増やせば、補助率1/3で200万円となり、上限に到達する計算になります。
予算超過時は「早期終了」の可能性
要望調査は締切が令和8年11月30日と先に設定されていますが、予算超過時には早期終了する可能性があると案内されています。第3回という回数が示すとおり、複数回に分けて要望を受け付けている制度でもあるため、検討している場合は早めに要望調査票を提出しておく方が安全です。
よくある質問
冷却技術だけを導入したい場合は対象になりますか?
なりません。換気装置と遮光・遮熱資材の組み合わせが必須です。冷却技術はこの2つに加えて導入する形でのみ対象に含められます。
個人の農業者は対象になりますか?
認定農業者または認定新規就農者であれば対象になります。認定を受けていない場合や、受益農家3戸未満の個人的な取り組みは対象外です。
見積書は何社分必要ですか?
要望調査票、見積書(1社以上)、チェックシートの提出が必要です。1社の見積もりがあれば要望調査自体は提出できます。
