若手経営者や女性経営者のグループで「地域を盛り上げる何かをやりたい」と考えたとき、個人事業主向けの補助金では申請主体がうまく当てはまらないことがあります。ここで名前が挙がるのが、小規模事業者持続化補助金の中でもグループ申請を前提にした「ビジネスコミュニティ型補助金」です。
この記事で扱うのは、商工会地区分の第7回受付②(申請受付は2023年12月25日〜2024年2月16日17時)です。この回はすでに締め切られ、募集を終了しています。 交付決定は2024年4月初旬ごろ、事業の実施期限は同年11月末ごろとされていました。商工会議所地区分は別枠として並行運用されているため、本記事は商工会地区分に限った内容です。
小規模事業者持続化補助金「ビジネスコミュニティ型」の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者グループ(地域の若手経営者等・女性経営者等によるグループ) |
| 制度名 | 小規模事業者持続化補助金「ビジネスコミュニティ型補助金(商工会地区分)」受付② 第7回締切分 |
| 対象業種 | 指定なし(小規模事業者等のグループ) |
| 利用目的 | まちづくり・地域振興 |
| 対象地域 | 全国(商工会地区) |
| 従業員数 | 規定なし(グループ申請のため個別の従業員要件は設けられていない) |
| 補助上限額 | 上限50万円 |
| 補助率 | 定額 |
| 申請受付 | 終了(2023年12月25日〜2024年2月16日17時) |
| 公式サイト | 全国商工会連合会「ビジネスコミュニティ型補助金」 |

そもそも何に使える補助金か
一般的な持続化補助金は「経営者1人が自分の店・会社のために」使う設計です。ビジネスコミュニティ型はここが違い、複数の小規模事業者がグループを組んで、地域全体のための取り組みを行う場合に使えます。
対象になる活動として例示されているのは次のようなものです。
- 地域の担い手向けセミナー・研修の実施
- 複数事業者が連携した販路開拓の取り組み
- 事業承継をテーマにした勉強会・相談会
- 自然災害からの復旧・防災に関する共同の取り組み
個人の店舗改装や自社のホームページ制作といった「自分のためだけの投資」は対象になりません。 グループ全体、ひいては地域の小規模事業者に効果が及ぶ活動かどうかが判断の軸になります。
誰が窓口になるのか(商工会地区分の線引き)
申請の窓口は、事業を営む地域を管轄する商工会です。同じ制度でも「商工会議所地区分」は別枠として並行して公募されており、窓口も申請様式も異なります。自分の事業所が商工会の管轄か商工会議所の管轄かを、先に確認しておく必要があります。どちらの管轄か分からない場合は、地域の商工会・商工会議所へ電話で確認するのが確実です。
この第7回受付②はもう申請できない
第7回締切分(受付②)の申請は2024年2月16日17時で締め切られています。この記事を読んでいる時点で、この回への新規申請はできません。 すでに交付決定を受けた事業者が実績報告に向けて動く段階にあります。
これから申請を考えている場合は、次の点を押さえておくと動き出しが早くなります。
- 最新の回次を確認する: 持続化補助金は毎年複数回、公募が実施されています。最新の受付情報は全国商工会連合会・日本商工会議所の公式ページで確認できます
- グループのメンバーを固める: ビジネスコミュニティ型はグループ申請が前提のため、単独では申請できません
- 商工会の担当窓口に早めに相談する: 事業計画の作成には商工会の助言が欠かせません。公募開始を待ってから相談を始めると準備が間に合わないことがあります
よくある質問
今から申請できますか?
できません。 この記事で扱う第7回締切分(受付②)は2024年2月16日で受付を終了しています。ビジネスコミュニティ型補助金は継続して実施されている制度なので、最新の回次が公募されていないか、全国商工会連合会の公式ページで確認してください。
商工会地区分と商工会議所地区分はどちらに申請すればよいですか?
事業所を管轄しているのが商工会か商工会議所かで決まります。自分で選べるものではなく、事業所の所在地で自動的に決まります。 分からない場合は最寄りの商工会・商工会議所に確認してください。
通常の持続化補助金(一般型)との違いは何ですか?
一般型は事業者1者が自社の販路開拓のために申請する制度です。ビジネスコミュニティ型は複数の小規模事業者によるグループが、地域振興や地域の担い手支援を目的に申請する点が異なります。補助上限額はどちらも50万円ですが、対象となる取り組みの性格が違います。
