「中小企業者向け助成金」で千葉県のページを検索すると、創業支援から事業承継まで十数種類の制度がずらりと並んだ案内ページに行き当たります。数が多すぎて、結局どれが自社に使えるのか分からないまま離脱してしまう——そんな経験はないでしょうか。
いま実際に受付中の制度の中で、設備投資を考える事業者に最も広く使えるのが「中小企業成長促進補助金(第4弾)」です。中小企業者枠は上限3,000万円、小規模事業者枠は上限500万円。補助率は対象経費の2分の1以内。申請受付は2026年8月21日(金)17時までです。
中小企業成長促進補助金(第4弾)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 中小企業成長促進補助金(第4弾) |
| 対象業種 | 業種指定なし(千葉県内に事業所を有する中小企業者等) |
| 利用目的 | 設備投資(省力化・業務効率化・生産性向上) |
| 対象地域 | 千葉県 |
| 従業員数 | 中小企業基本法上の中小企業者(業種ごとに資本金・従業員数の上限が決まっており、製造業その他は資本金3億円以下または従業員300人以下、卸売業は1億円以下または100人以下、小売業は5,000万円以下または50人以下、サービス業は5,000万円以下または100人以下。どちらか一方を満たせば該当します) |
| 補助上限額 | 中小企業者枠:3,000万円(下限500万円)/小規模事業者枠:500万円(下限100万円) |
| 補助率 | 対象経費の2分の1以内 |
| 申請受付 | 2026年7月24日(金)17時〜2026年8月21日(金)17時(小規模事業者枠は事業支援計画書の発行が2026年8月15日(金)17時までに必要) |
| 公式サイト | 千葉県「中小企業成長促進補助金(第4弾)」 |

2つの枠、どちらを選ぶべきか
この補助金には「中小企業者枠」と「小規模事業者枠」の2つがあります。狙いは同じ省力化・生産性向上ですが、投資規模によって使い分けます。
- 中小企業者枠: 上限3,000万円、下限500万円。まとまった設備投資(生産ラインの刷新、大型の省力化機械の導入など)向け
- 小規模事業者枠: 上限500万円、下限100万円。これまでの中小企業者枠では投資額が小さすぎて使いにくかった事業者のために、第4弾で新設された枠
下限額が設定されている点に注意が必要です。 中小企業者枠なら投資額500万円未満、小規模事業者枠なら100万円未満の計画は対象外になります。小さな設備更新だけを考えている場合、この補助金以外の制度(IT導入補助金や市の単独補助など)のほうが合うこともあります。
小規模事業者枠には「隠れ期限」がある
申請の締切は8月21日ですが、小規模事業者枠を使う場合、それより前に済ませておく手続きがあります。商工会議所・商工会が発行する「事業支援計画書」を、2026年8月15日(金)17時までに発行してもらう必要があるのです。
この事業支援計画書の発行期限は本締切の6日前で、見落とすと締切に間に合っていても申請そのものができなくなります。 千葉商工会議所の管轄内であれば千葉商工会議所が窓口になるなど、地域によって発行元の商工会議所・商工会が変わるため、早めに自社の管轄先を確認しておくことをおすすめします。
申請から交付までの流れ
- 専用ポータルサイトで申請要領を確認する
- (小規模事業者枠のみ)商工会議所・商工会で事業支援計画書の発行を受ける(8月15日17時締切)
- 交付申請書・事業計画書などを専用ポータルサイトから提出する(8月21日17時締切)
- 審査を経て交付決定を受ける
- 交付決定後に設備を発注・導入する
- 完了報告を提出し、補助金が交付される
よくある質問
中小企業者枠と小規模事業者枠は、どちらも申請できますか?
案内ページには両方への同時申請を認める記載はありません。投資規模と自社の事業者区分に応じて、どちらか一方の枠で申請する制度として案内されています。判断に迷う場合は千葉県商工労働部経済政策課または申請サポートのコールセンターに確認してください。
個人事業主でも申請できますか?
対象者は「千葉県内に補助事業を実施する事業所を有する中小企業者等(中小企業、個人事業主等)」とされており、個人事業主も対象に含まれます。
申請すれば必ず採択されますか?
必ず採択される制度ではありません。予算の範囲内での審査となるため、計画の具体性が問われます。
