「地熱発電を検討しているが、まず何から調べればいいのか」——その最初の一歩、資源量の調査そのものに使える助成金があります。ただしこの記事の対象は「第2回」公募です。同じ年度でも第1回とは締切・採択枠が別なので、混同しないよう注意してください。
令和8年度地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業(第2回)は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が実施する、地熱発電の開発初期段階にあたる資源量調査の費用を助成する制度です。この記事を書いている時点で、第2回の公募は2026年6月9日に募集終了しています。
地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業(第2回)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(地熱資源の調査を行う法人) |
| 制度名 | 令和8年度地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業_第2回 |
| 対象業種 | 汎用 |
| 利用目的 | 創業・第二創業(実態は地熱資源開発の初期調査支援) |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし(公式ページに記載なし) |
| 補助上限額 | 公式ページに記載なし(JOGMECへお問い合わせください) |
| 補助率 | 公式ページに記載なし |
| 申請受付 | 2026年6月9日に終了 |
| 公式サイト | JOGMEC「地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業」 |

「資源量調査」はどの段階の話なのか
地熱発電の開発には、大きく分けて①資源量の調査、②掘削・実証、③発電設備の建設という段階があります。この助成金が対象にするのは、①の資源量調査段階です。地下にどれだけの地熱資源があるかを調べる、開発の入り口にあたる調査費用が対象になります。
発電設備そのものの建設費や、掘削工事の費用は、この助成金とは別のメニュー(JOGMECの地熱資源開発調査事業など)で扱われることが一般的です。「地熱」と名の付く助成金でも、対象になる開発段階が異なることを押さえておく必要があります。
対象になる/ならないの線引き
- 対象になる:地熱発電開発の初期段階として、対象地域の資源量を調べる調査を行う法人
- 対象になりにくい:すでに資源量調査を終え、掘削や発電設備建設の段階に進んでいる事業(別のJOGMEC助成メニューの対象になる可能性)
第1回との違いを取り違えない
令和8年度は少なくとも第1回・第2回と複数回の公募が実施されています。「令和8年度地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業」で検索すると、第1回の採択結果や告知が先に出てくることがあり、これを第2回の情報と誤読しやすい点に注意が必要です。
- 第1回:2026年2月頃に公募、採択結果はJOGMECのニュースリリースで公表
- 第2回:今回紹介している回。2026年6月9日に募集終了
締切・採択枠は回ごとに独立して設定されているため、公募要領は必ずその回のものを確認してください。
よくある誤解されやすいポイント
- 地熱資源開発調査事業費助成金と混同する:JOGMECには「地熱資源開発調査事業費助成金交付事業」という類似名称の制度も存在します。対象段階(資源量調査か、開発段階の調査か)が異なる可能性があるため、名称を正確に確認する必要があります
- 公募回を確認せず古い情報を参照する:本業務細則(実施細則)は年度ごとに改正されており、直近の改正日はJOGMECの実施細則PDFで確認できます。古い年度の要件をそのまま今回に当てはめるのは避けましょう
- 民間企業だけが対象と思い込む:資源量調査の助成対象には、自治体や第三セクターが関与するケースもあり得ます。自社の立場が対象に当てはまるかは、JOGMECへの個別確認が確実です
次回公募に備える準備
地熱発電はカーボンニュートラル政策の重要テーマの一つで、JOGMECの助成事業は毎年度継続して実施されています。
- 開発を検討している地域の地熱資源に関する既存の調査結果・文献を整理しておく
- JOGMECの実施細則(業務細則)で、直近の要件変更点を確認しておく
- JOGMECの地熱資源情報ページで、次年度の公募スケジュールを定期的に確認する
よくある質問
今から申請できますか?
第2回公募は2026年6月9日に募集を終了しています。JOGMECは年度内に複数回、また翌年度以降も継続して公募を実施しているため、公式サイトで次回の告知をご確認ください。
第1回との違いは何ですか?
同じ年度内の別回の公募です。締切・採択枠は回ごとに独立しているため、申請を検討する際は必ず該当する回の公募要領を確認してください。
助成金額はいくらですか?
DB上・公式ページともに具体的な金額の明記が確認できていません。案件ごとの審査で決まる可能性が高いため、次回公募時にはJOGMECの公募要領原本または窓口への確認が必要です。
