社員をDX研修に行かせると、受講料の3分の2まで補助が出ます。茅野市のこの補助金は、研修の受講と、研修の開催という、2つの入口を持っています。
対象は市内中小企業者、または市内5者以上のグループです。補助率は通常2分の1以内、DX・GX関連の研修や情報サービス業なら3分の2以内に上がります。上限は1人あたり1万円、企業あたり年間10万円です。
中小企業の人材育成等に対する補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主)、または市内中小企業5者以上のグループ |
| 制度名 | 茅野市中小企業の人材育成等に対する補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(情報サービス業は補助率の優遇あり) |
| 利用目的 | 人材育成・経営改善に関する研修の受講・開催 |
| 対象地域 | 長野県茅野市 |
| 従業員数 | 中小企業基本法に規定する中小企業者(業種ごとに資本金・従業員数の上限があり、どちらか一方を満たせば該当します) |
| 補助上限額 | 受講:企業あたり年間10万円(1人1万円上限)/開催:1事業5万円(年1回) |
| 補助率 | 受講・開催とも2分の1以内(DX・GX関連の研修、情報サービス業は3分の2以内) |
| 申請受付 | 令和8年4月1日〜令和9年3月31日(研修開催前の申請が必須) |
| 公式サイト | 茅野市「中小企業の人材育成等に対する補助金について」 |

「受講」と「開催」、目的が違う2つの型
- 受講:市内中小企業者が、外部の研修を自ら受講する
- 開催:中小企業5者以上のグループが、研修そのものを企画・開催する
対象経費も型で違います。受講は「受講料及び受講に義務付けられたテキスト等購入費」。開催は「会場使用料、講師謝金、教材費、資料代」です。1社が学ぶための制度と、複数社が学びの場をつくる制度、というふうに役割が分かれています。
DX・GX研修は補助率が跳ね上がる
| 区分 | 補助率 |
|---|---|
| 通常の研修 | 2分の1以内 |
| DX・GX関連の研修 | 3分の2以内 |
| 情報サービス業の研修 | 3分の2以内 |
補助率が上がっても、上限額の枠(1人1万円・企業あたり年間10万円)は変わりません。たとえば受講料18,000円のDX研修に社員2人を参加させた場合、対象経費は36,000円。補助率3分の2で計算すると24,000円ですが、1人1万円の上限があるため、実際の補助額は2万円です。補助率より先に、上限額の壁に当たる計算になります。
開催前の申請が絶対のルール
「研修が終わってから領収書を持って申請する」――それは通りません。
この補助金は、研修の受講・開催より前に申請することが必須です。受付期間は令和8年4月1日から令和9年3月31日までですが、この期間内であっても、研修そのものより後に申請すれば対象外になります。
「開催」の側には回数の上限もあります。グループあたり年間1回までです。複数の研修を開きたい場合は、どれを申請するか年度内で絞り込む必要があります。
申請前に確認する書類
| タイミング | 書類・準備すること |
|---|---|
| 研修を検討し始めたら | 「受講」か「開催」か、DX・GX関連に該当するかの確認 |
| 研修開催前(申請時) | 交付申請書、研修の案内・カリキュラム、見積書 |
| 研修受講・開催後 | 実績報告書、受講料の領収書、テキスト購入費の証憑 |
| 開催の場合 | 会場使用料・講師謝金の領収書、参加者名簿 |
よくある質問
研修を受講したあとに気づきました。今から申請できますか?
できない可能性が高いです。この補助金は研修より前の申請が必須です。すでに受講・開催してしまった研修は対象外になります。次に予定している研修から、開催前の申請を徹底してください。
情報サービス業以外でも補助率が3分の2になりますか?
なる場合があります。DX・GX関連の研修であれば、業種を問わず補助率3分の2以内が適用されます。情報サービス業は、DX・GXに関連しない研修でも3分の2の対象になる点が違います。
グループでの「開催」は何回でも申請できますか?
できません。グループあたり年間1回までという上限があります。複数の研修を計画している場合は、年度内でどの研修を申請するか絞り込む必要があります。
