自動車のバッテリーやプラスチック製品をどう資源循環させるか、1社だけで技術開発から設備投資まで抱えるのは難しい話です。脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(産官学連携による自律型資源循環システム強靱化促進事業)は、動静脈連携による資源循環の技術開発・実証・設備投資を、補助率1/2以内(中小企業等)・1/3以内(大企業等)で支援する制度です。事前着手届出の受付は2025年1月15日で終了しました。
対象は中小企業等および大企業等で、GXリーグに加入するなど温室効果ガス排出削減の取組を実施していることが必須要件です。実施主体は一般社団法人低炭素投資促進機構です。
資源循環システム強靱化補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(中小企業等・大企業等。GXリーグ加入等の温室効果ガス排出削減の取組が必須) |
| 制度名 | 脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(産官学連携による自律型資源循環システム強靱化促進事業) |
| 対象業種 | 製造業(自動車・バッテリー、電気電子製品、包装、プラスチック、繊維等) |
| 利用目的 | 動静脈連携による資源循環の技術開発・実証・設備投資、環境配慮型ものづくりの推進 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 中小企業基本法上の中小企業者(資本金・従業員数は業種ごとに基準が異なる。詳しくは実施団体の公式ページで確認) |
| 補助上限額 | 1件あたりの上限額は設けられていません |
| 補助率 | 中小企業等は2分の1以内、大企業等は3分の1以内 |
| 申請受付 | 終了(事前着手届出は2025年1月15日15時必着まで) |
| 公式サイト | 一般社団法人低炭素投資促進機構「産官学連携による自律型資源循環システム強靱化促進事業」 |

対象は「動脈」と「静脈」をつなぐ取組
この補助金の対象は、モノを作る側(動脈産業)と、使い終わったモノを回収・再資源化する側(静脈産業)が連携する取組です。自動車・バッテリー、電気電子製品、包装、プラスチック、繊維といった分野で、資源循環に関する技術開発・実証・設備投資を対象にしています。
もう1つの対象区分として、長寿命化や再資源化対応など「環境配慮型ものづくり」に関する技術開発・実証・商用化・設備投資も含まれます。単に廃棄物を減らすだけでなく、最初から循環を前提にした設計・製造まで支援範囲に入っている点が特徴です。
GXリーグへの加入が事実上の前提条件
対象者要件として、「GXリーグに加入するなど、温室効果ガス排出削減のための取組を実施すること」が必須とされています。GXリーグとは、脱炭素に取り組む企業が官民一体で市場ルールづくりに参画する枠組みのことです。
資源循環の設備投資だけを見て申請を検討すると、この加入要件を見落とす可能性があります。申請を検討する事業者は、自社がGXリーグに加入しているか、またはそれに相当する取組を実施しているかを先に確認する必要があります。
上限なしでも「事前着手届出」のタイミングに注意
補助上限額は設けられていませんが、この補助金には「事前着手届出」という手続きがあり、交付決定前の着手には別途の届出が必要です。着手のタイミングを誤ると、本来対象になるはずの経費が補助対象外になる可能性があります。
事前着手届出の受付は2025年1月15日で終了しています。この届出の期限は本申請の締切より前に来ることが多いため、スケジュール管理が重要です。
今から申請できるか。次回への備え
事前着手届出の受付は2025年1月15日で終了しています。この補助金は脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金という大きな枠組みの中の1事業であり、次回の公募時期・予算規模は現時点で確定していません。
資源循環に関する設備投資・技術開発を検討している事業者は、GXリーグへの加入状況を整理しつつ、次回公募が始まった際に事前着手届出のタイミングを逃さないよう準備しておく必要があります。
よくある質問
今から申請できますか?
できません。事前着手届出の受付は2025年1月15日で終了しています。次回公募の時期は一般社団法人低炭素投資促進機構の公式ページで確認してください。
補助上限額はいくらですか?
1件あたりの上限額は設けられていません。ただし対象経費や事業規模の審査基準はあるため、公募要領での確認が必要です。
GXリーグに加入していないと申請できませんか?
GXリーグに加入するなど、温室効果ガス排出削減のための取組を実施していることが必須要件です。加入していない場合は、それに相当する取組の実施状況を証明する必要があります。
