海外の発電所建設など大型インフラ案件は、受注前に採算性や実現可能性を調べる「FS調査(実施可能性調査)」が欠かせません。「質の高いエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業費補助金」は、日本企業が行うこのFS調査の費用を補助する制度です。令和4年度分は募集を終了しており、現在は応募できません。
エネルギーインフラ海外展開FS補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(インフラ関連企業) |
| 制度名 | 令和4年度質の高いエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業費補助金(FS実施事業者の募集) |
| 対象業種 | 汎用(エネルギーインフラ関連企業) |
| 利用目的 | 販路開拓・展示会 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし(企業単独・コンソーシアムいずれも申請可) |
| 補助上限額 | 上限5,000万円 |
| 補助率 | 1/2 |
| 申請受付 | 終了(2022年5月13日〜6月13日) |
| 公式サイト | https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/2022/k220513003.html |

「受注前の調査」に絞った珍しい支援対象
多くの補助金は設備投資や事業実施そのものへの支援ですが、この制度は受注や事業化の前段階にあたるFS調査(実施可能性調査)に特化しています。海外の発電案件は数十億円〜数百億円規模になることも多く、調査だけでも相応の費用がかかります。受注できるかどうか分からない段階の調査費を軽減することで、日本企業が海外インフラ案件に挑戦しやすくする狙いがあると見られます。
対象は「CO2排出削減に資するプロジェクト」など、質の高いエネルギーインフラの海外展開に該当する案件です。
補助金と委託費の2つの支援スキームがある
この分野の支援制度は、補助金(補助率1/2・上限5,000万円)と委託費(上限1億円)の2種類のスキームが並行して運用されているのが特徴です。委託費は国がプロジェクト内容を指定して発注する形式で、補助金は企業側が計画したFS調査に対して費用の一部を補助する形式という違いがあります。応募時にどちらの枠で申請するかを見極める必要があります。
よくある質問
今から申請できますか?
いいえ。令和4年度分(2022年5月13日〜6月13日)は終了しています。この補助金は年度ごとに実施されているため、最新の公募状況は経済産業省の公式ページで確認してください。
補助金と委託費はどちらを選べばよいですか?
企業が自ら計画するFS調査であれば補助金(補助率1/2)、国が案件を指定する場合は委託費(定額)が想定されます。詳細は各年度の公募要領で確認してください。
対象となる国・地域に条件はありますか?
OECD開発援助委員会(DAC)が定めるODA対象の開発途上国が中心とされています。対象国リストは年度ごとの公募要領に記載されるため、最新の公募要領で確認してください。
