省エネ設備を導入する事業者向けの補助金だと思っていると、この制度の実態を見誤ります。対象になるのは設備投資そのものではなく、サプライチェーン全体でCO2排出量データを連携・可視化する実証・普及の取り組みです。令和7年度サプライチェーンデータ連携基盤の構築に向けた実証・普及事業は上限1.5億円で、2025年8月25日で受付を終了しています。
サプライチェーンデータ連携基盤の構築に向けた実証・普及事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(自動車サプライチェーンに関わる法人等) |
| 制度名 | 【令和7年度】エネルギー使用合理化技術開発等事業費補助金(サプライチェーンデータ連携基盤の構築に向けた実証・普及事業) |
| 対象業種 | 製造業を中心とした自動車関連サプライチェーン事業者 |
| 利用目的 | 研究開発・実証 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 上限1.5億円 |
| 補助率 | |
| 申請受付 | 2025年8月4日〜8月25日(受付終了) |
| 公式サイト | 経済産業省「サプライチェーンデータ連携基盤の構築に向けた実証・普及事業」 |

設備投資ではなく「データ連携」が対象という線引き
この事業の名称に「エネルギー使用合理化」とあるため、省エネ設備の導入補助金と誤解されがちですが、実際に対象になるのは、自動車サプライチェーン全体でCO2排出量データを部品メーカー・完成車メーカー間で連携・可視化する仕組みの実証・普及です。
- 対象になる:サプライチェーン内の複数事業者間でCO2排出量データを連携するシステムの構築・実証、そのためのデータ標準化・普及の取り組み
- 対象にならない:単独企業内の省エネ設備の導入・更新(この場合は他の省エネ設備投資系補助金メニューが対象)
「省エネ」という言葉から設備投資をイメージすると、この事業の本質を見誤ります。 サプライチェーン横断のデータ基盤づくりという、業界横断の取り組みであることが前提です。
よく誤解されるポイント——単独企業では成立しにくい制度設計
サプライチェーンのデータ連携という性質上、自社単独での申請よりも、サプライチェーンの複数事業者が連携した体制での申請が想定されます。 単独の製造業者が「うちのCO2データを見える化したい」というだけの計画では、この事業が求める「連携基盤」の要件を満たしにくい可能性があります。
よくある質問
今から申請できますか?
できません。2025年8月25日で受付を終了しました。 次回公募の実施有無は経済産業省の公式ページで確認してください。
省エネ設備の導入費用も対象になりますか?
この事業の主眼はデータ連携基盤の構築・実証であり、単独の設備投資は対象外になる可能性が高いとみられます。詳細は経済産業省への確認をおすすめします。
自動車業界以外でも申請できますか?
自動車サプライチェーンを主な対象とした事業と考えられますが、他業種への適用可否は公式ページでの確認が必要です。
