「女性活躍」を掲げる補助金は多くありますが、この制度が対象にしているのは製造業に限られます。小売業やサービス業の女性活躍施策は対象になりません。ここを見落として申請準備を進めると、後で対象外に気づくことになります。
福井県の「ものづくり企業女性活躍応援事業補助金(令和8年度)」は、県内製造業で女性が働きやすい職場環境づくりに取り組む中小企業に、補助率2/3以内・上限200万円を補助する制度です。
ものづくり企業女性活躍応援事業補助金の要点まとめ
正式名:ものづくり企業女性活躍応援事業補助金(令和8年度)
だれが
- 申請者
- 事業者(中小企業者・個人事業主)
- 対象業種
- 製造業(福井県内に事業所を有する中小企業者)
- 利用目的
- 女性が働きやすい職場環境づくり(施設・設備整備、情報発信)
- 対象地域
- 福井県内
- 従業員数
- 中小企業基本法上の中小企業者に該当すること(業種ごとに資本金・従業員数のどちらか一方の基準を満たせばよい)
いくら
- 補助上限額
- 200万円
- 補助率
- 3分の2以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 令和8年4月30日から随時募集(採択予定数25件程度・先着順)

対象になる/ならない
| 対象になる | 対象にならない |
|---|---|
| 福井県内に事業所を有し、製造業を営む中小企業者 | 小売業・サービス業など、製造業以外を営む企業 |
| 「ふくい女性活躍推進企業」に登録済み(個人事業主は不要) | 未登録の法人(申請前に登録すれば対象になり得る) |
| 女性管理職登用・女性採用・育休取得・研修実施のいずれかを実施 | いずれの取り組みも実施予定がない企業 |
| 県税・地方消費税の滞納がない | 滞納がある企業 |
| 本補助金の利用が初めて | 過去にこの補助金の交付を受けたことがある企業 |
「本補助金の交付を受けたことがない」という要件がある点に注意してください。単年度の予算枠ではなく、企業単位で一度きりの利用が想定されている制度です。
対象経費は「施設・設備」と「情報発信」の2種類
対象経費は次の3つに分けられます。
- 施設・設備等整備費(女性従業員の就業環境改善)
- 情報発信費(女性活躍推進の取り組みの発信)
- その他、知事が必要と認める経費
「施設・設備等整備費」には、更衣室や休憩室の改修、力仕事を補助する機器の導入などが含まれると考えられます。具体的にどの設備が対象になるかは案件ごとの判断になるため、申請前に産業技術課へ確認するのが確実です。
よくある誤解される点
「女性活躍応援事業補助金」という名前から、あらゆる業種の女性活躍施策に使えると誤解されがちですが、この制度は製造業に限定されています。飲食業や小売業で女性の働きやすい環境づくりに取り組みたい場合は、業種を問わない別の助成金や、市町村の女性活躍関連補助金を確認する必要があります。
また、採択予定数が25件程度の先着順であるため、要件を満たしていても、申請が集中すれば予算枠に届かず不採択になる可能性があります。「随時募集」だからといって締切間際まで待つのはリスクがあります。
申請方法
電子メールで福井県産業技術課に送付します。
よくある質問
個人事業主の製造業者でも申請できますか?
できます。個人事業主の場合は「ふくい女性活躍推進企業」への登録は不要とされています。
女性従業員が1人もいない状態からでも申請できますか?
女性管理職登用・女性採用・育休取得・研修実施のいずれかを「実施すること」が要件のため、これから女性を採用する計画であれば対象になり得ます。詳しくは産業技術課へご確認ください。
採択されるかどうかはどう判断されますか?
公式ページには先着順・採択予定数25件程度と記載されていますが、審査の詳細な基準は公式ページに記載がありません(産業技術課へお問い合わせください)。
