補助金の名前に「価値づくり」とあるのは、単なる設備投資支援ではないからです。福井県がこの事業で後押ししているのは、県内企業の技術力を核にした新しい価値の創出、つまり技術開発そのものです。令和8年度分はA型・B型とも令和8年4月20日で追加募集が終了しました。 ただし産総研拠点活用枠は随時募集が続いています。
県内産業価値づくり支援事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(県内企業。B型の脱炭素関連技術は県内大企業も対象) |
| 制度名 | 県内産業価値づくり支援事業補助金(令和8年度) |
| 対象業種 | 製造業、情報通信業 |
| 利用目的 | 研究開発・実証 |
| 対象地域 | 福井県 |
| 従業員数 | 規定なし(A型は県内企業、B型は中小企業が中心) |
| 補助上限額 | A型(可能性調査)200万円(条件により250万円)/B型(技術開発)中小企業1,000万円・年×最大2年(条件により1,200万円) |
| 補助率 | 2/3〜4/5(A型・B型・企業規模で異なる) |
| 申請受付 | A型・B型の追加募集は令和8年3月19日〜4月20日で終了。産総研拠点活用枠は令和9年1月15日まで随時募集 |
| 公式サイト | 福井県「県内産業価値づくり支援事業補助金」 |

A型とB型、なぜ2段階に分かれているのか
A型は「可能性調査」、B型は「技術開発」です。この2段構えは、いきなり大きな開発費を出すのではなく、まず技術の芽があるかを小さく確かめてから本格投資に進む設計だと読み取れます。
- A型(可能性調査): 補助率2/3以内、上限200万円(条件により250万円)。技術開発・試作品開発費、市場調査費が対象
- B型(技術開発): 補助率3/4〜4/5、中小企業は上限1,000万円/年×最大2年(条件により1,200万円)。技術開発・試作品開発費、販路開拓費が対象
A型を経ずにB型からいきなり申請できるかどうかは、公募要領の詳細な要件次第です。自社の開発段階がA型・B型のどちらに合うか、公式ページの要綱で必ず確認してください。
追加募集は終了。産総研拠点活用枠だけが残る
令和8年度のA型・B型は、当初の募集に加えて追加募集も実施されていましたが、令和8年4月20日をもって受付を終了しました。 一方で、産業技術総合研究所(産総研)の拠点を活用する技術開発を対象にした「産総研拠点活用枠」は、令和9年1月15日まで随時募集が続いています。
- 通常のA型・B型を狙っていた事業者: 次年度(令和9年度)の募集を待つことになります
- 産総研の設備・研究者と連携した開発を計画している事業者: 産総研拠点活用枠であれば、今からでも申請の余地があります
この線引きを知らずに「もう終わった」と諦めるのはもったいない制度です。自社の開発計画が産総研との連携を前提にできるかどうか、まず確認する価値があります。
よくある質問
今から申請できますか?
A型・B型の通常募集はできません。令和8年4月20日で追加募集を終了しています。 ただし産総研拠点活用枠は令和9年1月15日まで随時募集中です。自社の計画が産総研拠点を活用できる内容か確認してください。
A型とB型、どちらに申請すればよいですか?
開発段階によります。技術の実現可能性をまず確かめたい段階ならA型(可能性調査)、具体的な試作・開発に進む段階ならB型(技術開発)が対象です。判断に迷う場合は福井県の担当課に相談することをおすすめします。
対象業種は製造業以外でも申請できますか?
公式情報で明確な業種指定があるのは製造業・情報通信業です。それ以外の業種は、技術開発の内容が事業の趣旨に合うかどうかを個別に確認する必要があります。
