「うちの会社でも人間ドックの補助はしているが、それは対象になるのか」——なりません。この補助金が対象にしているのは、健康診断ではなく、国が推奨する5つのがん検診に限った取組です。
福島県の「職場のがん検診受診促進事業補助金」は、従業員のがん検診の受診環境を整える事業所の取組費用を、全額・1事業所あたり4万円を上限に補助する制度です。対象は胃・肺・大腸・乳・子宮頸がんの5つの検診に関する取組に限られます。
職場のがん検診受診促進事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主の事業所) |
| 制度名 | 令和8年度福島県職場のがん検診受診促進事業補助金 |
| 対象業種 | 指定なし |
| 利用目的 | がん検診費用助成制度の整備運用、検診・精密検査のための休暇制度整備、事業者主体の検診事業実施、従業員向けがん予防セミナー開催 |
| 対象地域 | 福島県内に本社・本店を有する事業所及び法人等 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 1事業所につき4万円 |
| 補助率 | 10分の10(全額補助) |
| 申請受付 | 令和9年1月29日(金)まで |
| 公式サイト | 福島県「福島県職場のがん検診受診促進事業補助金」 |

対象になるのか? 「5つのがん検診」限定です
対象になるのは、国が推奨する胃がん・肺がん・大腸がん・乳がん・子宮頸がんの5つの検診に関する取組です。人間ドックの一般項目や、これら以外のがん検診(前立腺がん検診など)は対象外になります。
補助率が10分の10、つまり経費を全額補助してもらえる点がこの制度の特徴です。ただし上限が1事業所4万円なので、大きな取組には別途自己負担が発生します。
対象になる/ならないの線引き
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 対象になる | 胃・肺・大腸・乳・子宮頸がんの5つの検診費用助成、検診・精密検査のための休暇制度整備 |
| 対象になる | 事業者主体でのがん検診事業の実施、従業員向けがん予防セミナーの開催 |
| 対象にならない | 5つのがん検診以外の項目(人間ドックの一般項目、前立腺がん検診等)にかかる費用 |
なぜ5つに絞られているかというと、これは国立がん研究センター等が推奨する「科学的根拠に基づくがん検診」の対象と一致させているためです。県としては、効果が確認されている検診の受診率を上げることを目的にしています。
よく誤解されるポイント
「検診費用の助成」だけが対象だと思われがちですが、休暇制度の整備やセミナー開催の費用も対象です。検診を受けやすくする「環境整備」全般が対象になっている点を見落とすと、使える経費を取りこぼします。
申請の流れ
申請には第2号様式「実施計画書」をエクセル形式で作成し、メール(shokuiki_gankenshin@pref.fukushima.lg.jp)または郵送で提出します。受付は令和9年1月29日(金)までですが、予算の範囲内での補助のため、早めの申請が安全です(予算上限に関する記載は公式ページになく、福島県健康づくり推進課へお問い合わせください)。
よくある質問
個人事業主の事業所でも申請できますか?
できます。対象は「福島県内に本社・本店を有する事業所及び法人等」で、個人事業主も含まれます。
従業員全員分の検診費用を助成しても4万円は超えられませんか?
上限は1事業所につき4万円です。全額補助(10分の10)であっても、この上限を超える部分は自己負担になります。
セミナーの開催だけでも申請できますか?
できます。従業員向けがん予防セミナーの開催は、単独でも対象経費に含まれています。
