畑に電気柵や防除柵を入れるとき、八王子市の補助金は使えるのか。使えます。これから新たに買う柵なら、購入費の2分の1(上限5万円)が戻ります。ただし柵は「一式」で、交付決定の前に買ったものは対象外です。すでに張ってある柵と、設置の工事費も入りません。
令和8年度の募集は前期(4月〜7月末)と後期(10月〜令和9年1月末)に分かれ、前期の受付は終了しています。後期は10月1日から先着順で、交付を予定している額は48万円です。
八王子市 農作物獣害防止対策費補助金の要点まとめ
正式名:八王子市農作物獣害防止対策費補助金
だれが
- 申請者
- 市内の耕作者(個人・法人の別は公式ページに記載なし)
- 対象業種
- 農業(継続して農産物を生産している人)
- 利用目的
- 電気柵・防護柵の購入による獣害対策
- 対象地域
- 東京都八王子市
- 従業員数
- 公式ページに記載なし
いくら
- 補助上限額
- 5万円(電気柵一式・防除柵一式とも)
- 補助率
- 購入費用の1/2
いつ・どこへ
- 申請受付
- 後期は2026年10月1日〜2027年1月31日(先着順)
- 事業の完了
- 後期は2027年2月末までに設置を終えて実績報告
自分は対象になるか
最初の2つはどちらか一方、残りは全部に当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 5
土地の所有者が申請者と別の人のときは、公式ページが「要相談」としています。農地を借りている場合は、借りていることを示す書類と承諾書が要ります。
過去の受給は、同じ場所で同じ区分(電気柵か防除柵)を受けた場合の話です。電気柵で受けた場所に防除柵を入れるように、区分が違えば同じ場所でも対象になります。土地所有者の子や、亡くなった所有者の相続人が申請するときは、承諾書か誓約書と、関係がわかる書類を出します。
次のいずれかに当たると対象外です。
- ✕ すでに設置した柵の費用
- ✕ 同じ場所で同じ区分の受給済み
- ✕ 農産物を作っていない土地
柵の線引き
線引きは「これから新たに購入・設置するか」の一点です。獣害を防ぐ新しい設備への投資を後押しする制度なので、すでに使っている柵の費用は入りません。
対象にならないもの
- すでに設置した柵の購入費
- 設置の工事費(対象は資機材の購入費だけ)
- 線径3.2mm未満の金網柵
- ネットだけ、支柱だけといった単体の購入
対象になるもの
- 電気柵一式(パワーユニット、ソーラーバッテリー、通電ワイヤー、通電式ネット、支柱)
- 防除柵一式(線径3.2mm以上の金網柵、トタン板、ネット、支柱、結束線、単管パイプ、アンカーピン)
要綱は、電気柵一式の部品を「それぞれ単体では対象としない」と定めています。案内チラシも「一式(単体では不可)」です。電気柵と防除柵は同時に申請できます。
申請書には、守りたい野生動物にも○を付けます。選択肢は、イノシシ、シカ、サル、アライグマ、ハクビシン、タヌキ、アナグマです。柵の修理や部品の交換が対象かどうかは、どの資料にも書かれていません。農林振興・獣害対策課(042-620-7250)に先に確認するのが確実です。
いくら戻ってくる?
購入費の半分で、電気柵一式と防除柵一式のそれぞれに上限5万円がつきます。上限の5万円に届くのは、購入費が10万円以上のときです。購入費に設置の工事費は入らず、1円未満は切り捨てです。
- 電気柵一式を8万円で買う:8万円 × 1/2 = 4万円
- 電気柵一式を10万円で買う:10万円 × 1/2 = 5万円(上限ちょうど)
- 金網柵とネットの防護柵一式を16万円で買う:16万円 × 1/2 = 8万円 → 上限の5万円
後期の交付予定額は48万円なので、上限の5万円を満額で申請する人が10人に届く前に枠が尽きる計算です。先着順なので、書類がそろいしだい早く出すのを勧めます。
前期と後期で取り違えやすい点
この補助金は年2回の募集です。区分ごとの違いを整理します。
| 区分 | 前期 | 後期 |
|---|---|---|
| 受付の期間 | 4月〜7月末日 | 10月〜令和9年1月末日 |
| 令和8年度の状況 | 受付は終了 | 10月1日から先着順で受付 |
| 申請できる回数 | 1回 | 1回 |
| 予算 | 各期の予算の範囲内 | 48万円を交付予定 |
| 設置と実績報告の期限 | 8月末 | 令和9年2月末 |
各期それぞれ1回申請できます。前期に出していなくても、後期に1回出せます。後期は予算に達すると、1月末より前でも受付が終わります。
申請書は後期用が別のファイルで用意されています。市の案内ページから後期用をダウンロードします。
申請の流れ
- 見積書を取り、設置前の写真を撮る(申請者→販売業者。設置の前に撮る)
- 交付申請書を出す(申請者→農林振興・獣害対策課。後期は令和9年1月末まで)
- 交付決定通知書を待つ(市→申請者。買うのは決定のあと)
- 柵を買って設置する(申請者。後期は令和9年2月末までに終える)
- 実績報告書を出す(申請者→同課。領収書の写しと設置後の写真を付ける。後期は2月末まで)
- 確定通知を受け、請求書を出す(申請者→同課。確認のあと振込で交付される)
交付決定のあとに内容を変えるときは、変更承認申請書(様式第3号)を出します。変更で補助額が増えることはなく、上限は決定額です。実績報告の期限を過ぎると、交付決定が取り消されます。
必要な書類
準備できた 0 / 7
交付申請書には、暴力団でないことの宣誓のチェック欄があります。位置図は防除対策をする場所の案内図(住宅案内図など)で、様式第1号に付けます。設置詳細図は、様式第1号の添付書類の枠に、場所と面積、電気柵の段数を描きます。借りている証明は、農地利用集積計画書などの写しです。承諾書・誓約書は、農地を借りている場合や、所有者が申請者と別の場合に要ります。様式の入手先は、案内ページの関連ファイルに載っていません。
実績報告のときは、報告書(様式第5号)に、購入の領収書の写しと設置完了の写真を付けます。そのあとの請求は様式第7号です。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 予算に達した:後期は先着順です。48万円の枠が埋まると、1月末より前でも受付が終わります。
- すでに設置した柵だった:対象は、これから新たに購入・設置するものだけです。
- 交付決定の前に買った:交付決定通知書の条件に「交付決定前に購入したものでないこと」があります。
- 実績報告が遅れた:後期は令和9年2月末までに出さないと、交付決定が取り消されます。
- 同じ場所で受給済みだった:同じ場所で同じ区分の補助を受けたことがあると、対象になりません。
- 土地所有者の承諾がない:農地を借りている場合は、借りている証明と承諾書が要ります。
よくある質問
古くなった電気柵の買い替えは対象になりますか?
公式ページは、対象を「これから新たに購入・設置するものに限ります」としています。新しく一式を買って設置するなら、買い替えでも当たる読み方です。ただし要綱は、同じ場所で同じ区分の補助を受けたことがある人を対象から外しています。以前にこの補助金で入れた柵の場所で、同じ区分を買い替えるときは対象外になるおそれがあります。農林振興・獣害対策課(042-620-7250)に、設置場所と過去の受給を伝えて確かめてください。
法人でも申請できますか?
公式ページが対象者としているのは、市内に耕作地を所有する者、または市内に住所がある者が農地を借り受けて継続的に農産物を生産している場合です。個人か法人かの区別はページに書かれていません。法人で申請したいときは、耕作地の所有や借り受けの状況を整理して、農林振興・獣害対策課に法人として申請できるかを先に問い合わせてください。
市外に住んでいても、八王子市内の畑なら申請できますか?
市内に耕作地を所有している場合は、住所が市外でも対象になる書き方です。農地を借りている場合は、市内に住所があることが条件です。土地の所有者が申請者と別の人のときは、公式ページが要相談としています。借りている農地の場合は、借りていることを示す書類(農地利用集積計画書の写しなど)と所有者の承諾書も用意してください。
電気柵と防護柵の両方を買ったら、上限は合計5万円ですか?
公式ページには、電気柵一式と防除柵一式のそれぞれに「購入に要する費用の2分の1の額(上限額5万円)」と書かれています。案内チラシは「同時に申請できます」としていて、上限は区分ごとにかかる読み方です。合計の上限額を明記した資料はありません。両方を買う予定なら、見積書を取る前に農林振興・獣害対策課へ確かめてください。
前期に申請していないと、後期は申請できませんか?
できます。前期と後期は別の募集で、各期それぞれ1回申請できると案内されています。前期に出していなくても、後期の受付に出せます。前期に交付を受けた場所の同じ区分は、後期は対象外です。後期の交付予定額は48万円で、先着順です。上限の5万円を満額で申請する人が10人に届く前に枠が埋まる計算なので、後期に買う予定なら、受付の開始後に早く動くのが安全です。
申請にはどんな書類が必要ですか?
交付申請書(様式第1号)に、位置図、設置詳細図、設置前の耕作地の写真、見積書を付けます。農地を借りている場合は、借りていることを示す書類と承諾書が加わり、土地所有者が申請者と別のときは承諾書・誓約書などが要ります。柵を設置したあとの実績報告では、領収書の写しと設置完了の写真が要ります。後期用の申請書と記入例は、市の案内ページの関連ファイルからダウンロードできます。
申請はどこに出しますか?
担当は経済産業部の農林振興・獣害対策課です。住所は八王子市元本郷町三丁目24番1号で、電話は042-620-7250です(案内チラシの電話番号は末尾が案内ページと違うため、ページの番号にかけてください)。市役所の代表番号(042-626-3111)の受付は午前8時30分から午後5時までで、土曜・日曜・祝日は閉庁です。申請書の出し方(窓口か郵送か)の記載は案内ページにないため、書類をそろえる前に課へ問い合わせてください。
設置前の写真は、いつ撮ればよいですか?
設置前の耕作地の写真が必要書類に入っているため、柵を設置する前に撮ります。柵を張ったあとでは「設置前」の状態が分からなくなります。見積書を取りに行くときや、設置詳細図を描く下見のときに、設置予定の範囲が分かるように複数の角度で撮っておくと、位置図や設置詳細図との対応も示しやすくなります。
柵を先に買ってから申請してもよいですか?
先に買うのは対象外です。公式ページは、対象を「これから新たに購入・設置するもの」とし、設置前の耕作地の写真を書類に求めています。さらに交付決定通知書の条件に「交付決定前に購入したものでないこと」があります。見積書を取るのは構いませんが、購入は交付決定のあとにします。
補助額の計算で、1,000円未満や消費税はどう扱いますか?
要綱では、購入に要する費用の2分の1の額で、1円未満は切り捨てです。消費税を含めるかは、どの資料にも書かれていません。見積書の金額が税込か税抜かで補助額が変わる可能性があるため、見積書を取るときは税込・税抜の別を明記してもらい、計算の方法は農林振興・獣害対策課に確かめると確実です。
設置を業者に頼んだ工事費も補助されますか?
されません。要綱が対象にするのは、獣害防止用資機材の購入費で、「設置費用を除く」と定めています。案内チラシにも設置費用は対象外とあります。見積書は、柵などの資機材の代金と設置の工事費が分かれた形でもらうと、補助の対象になる額を示しやすくなります。分け方に迷うときは、農林振興・獣害対策課に見積書の書き方を確かめてください。
実績報告はいつまでに出しますか?
後期は、令和9年2月末までに柵を設置して、実績報告書(様式第5号)を出します。領収書の写しと、設置完了の写真を付けます。申請の受付は1月末までですが、完了の期限は2月末です。報告の期限を過ぎると、交付決定が取り消されます。1月末ぎりぎりに申請すると、購入と設置に使える日が少なくなります。業者の予約が混みやすい時期は、早めに見積書を取って動いてください。
