庭のウメやサクラにクビアカツヤカミキリが出そうなとき、橋本市の補助は使えます。公式ページの対象者は市内でバラ科の樹木を所有または管理する個人か団体です。農家に限るとは書かれていません。
この補助金は、薬剤の購入やネットの設置を終えたあとに申請する後払いです。要綱では申請書と請求書が一体になっており、完了写真と領収書の写しを添えて出します。
橋本市 クビアカツヤカミキリ対策補助金の要点まとめ
正式名:農業振興条例関連事業補助金(クビアカツヤカミキリ対策事業)
だれが
- 申請者
- 個人・団体(バラ科樹木の所有者・管理者)
- 対象業種
- 業種の指定なし(農業者に限る記載なし)
- 利用目的
- クビアカツヤカミキリの薬剤による防除・ネット被覆
- 対象地域
- 和歌山県橋本市
- 従業員数
- 規定なし
いくら
- 補助上限額
- 薬剤:個人2万円・団体5万円/ネット:1本3,000円(上限15万円)
- 補助率
- 薬剤は購入費の全額(上限まで)/ネットは1本3,000円の定額
いつ・どこへ
- 申請受付
- 公式ページに受付期間の記載なし(農林振興課へお問い合わせください)
- 事業の完了
- 補助金の交付を受けた年度内
- 公式サイト
- 橋本市「農業振興条例関連事業補助金」
自分は対象になるか
次の5つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 5
バラ科の樹木はサクラ・ウメ・モモ・スモモ・ハナモモ・キクモモなどです。団体の範囲(自治会や果樹の組合など)は、公式ページに書かれていません。団体で申請するなら、先に農林振興課へ確認してください。
交付を受けていないことの確認は、同じ世帯も含めて行われます。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ ほかの補助金の対象になる事業
- ✕ 登録のない農薬による薬剤散布
- ✕ 防除法に沿わない対策
対象は、森林総合研究所の「クビアカツヤカミキリ防除法」に沿った対策に限られます。
いくら補助されるのか
薬剤とネット被覆で、上限の決まり方が違います。
薬剤は、購入費(消費税を除き、100円未満は切り捨て)が補助されます。上限は個人2万円と団体5万円です。ネット被覆は、バラ科樹木1本につき3,000円で、上限は15万円です。15万円に届くのは、50本分のネットを設置したときです。
- 個人が薬剤を1万5,000円分買う:購入費の全額 = 1万5,000円
- 個人が薬剤を3万円分買う:3万円 → 上限の2万円
- 団体が薬剤を3万円分買う:3万円 → 上限の5万円に届かず全額
- 庭の梅20本にネットを張る:20本 × 3,000円 = 6万円
- 果樹園の桃60本にネットを張る:60本 × 3,000円 = 18万円 → 上限の15万円
ネット設置の実費が1本3,000円を下回るときの扱いは、公式ページに書かれていません。同じ年度に薬剤とネットの両方を申請できるかも、確認できませんでした。この2点は農林振興課への確認が確実です。
何に使えるのか
使える経費と使えない経費を分けて示します。
使えないもの
- 消費税・地方消費税の額
- ほかの補助金等の対象になる経費
- 木が枯れたあとの伐採・処分の費用(対象事業は薬剤とネットの2つだけで、公式ページに記載がありません)
使えるもの
- 防除薬剤の購入費(登録されている農薬に限る。消費税を除く)
- 成虫の侵入を防ぐネットの設置にかかる経費(消費税を除く)
被害を未然に防ぐための補助金なので木が弱ってからでは遅くなります。まだ被害が出ていない木にも使える点が、この制度の使いどころです。
申請の流れ
- 対策を選び、実施する(申請者。薬剤の購入か、ネットの設置。防除法に沿う)
- 領収書と完了の写真を残す(申請者。交付を受ける年度内に終える)
- 申請書兼請求書を出す(申請者→橋本市 農林振興課。必要書類を添える)
- 審査を受ける(橋本市。必要なら調査が入る)
- 交付(不交付)決定の通知を受け取る(橋本市→申請者)
請求は申請書と一体なので決定のあとに別の請求書を出す必要はありません。振込の時期は、公式資料に書かれていません。
必要な書類
準備できた 0 / 5
領収書の写しは購入したことがわかる書類でも構いません。誓約書兼同意書では、申請内容に虚偽がないこと、市に納期限の来ている債務がないこと、市の報告や調査に応じることを誓います。交付要件の確認のため、市が住民基本台帳の記載事項を閲覧することへの同意も含まれます。ほかに市が必要と認める書類を求められることがあります。様式は、橋本市の「農業振興条例関連事業補助金 様式集」のページにあります。
勘違いされやすい点
| よくある思い込み | 実際 |
|---|---|
| 農家しか使えない | 公式ページの要件に、農業者とは書かれていません |
| 先に申請して、承認を待つ | 事業を終えたあとに申請書兼請求書を出します |
| 桃や梅だけが対象 | サクラなど、バラ科の樹木が対象です |
| 薬剤もネットも同じ上限 | 薬剤は個人2万円・団体5万円、ネットは15万円までです |
| 枯れた木の伐採も出る | 公式ページに載っている対象は、薬剤とネットだけです |
同じページには有害鳥獣の柵や農業用ハウスの復旧など別の事業も並んでいます。この記事はクビアカツヤカミキリ対策事業だけの話です。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 同じ年度にもう一度申請した:同じ年度に交付を受けていないことが条件で、同一世帯も含めて見られます。
- 年度内に終わらなかった:補助の対象は、交付を受けた年度内に完了する事業です。
- 市税などの滞納がある:申請時の滞納は対象外です。誓約書で納入状況の調査にも同意します。
- ほかの補助金と重なる:ほかの補助金等の対象になる事業は、この補助金の対象外です。
- 偽りの申請をした:交付決定が取り消され、返還を求められます。
よくある質問
農家でなくても申請できますか?
公式ページが示す対象者は市内でバラ科の樹木を所有または管理する個人か団体で農業者であることは要件に書かれていません。庭や敷地のウメ・サクラも、バラ科の樹木に当たります。ただし農業振興条例に基づく補助金なので、農業者以外の扱いを個別に確かめたいときは、橋本市の農林振興課(電話 0736-33-6113)に問い合わせてください。
補助の上限はいくらですか?
薬剤の購入費は個人が2万円、団体が5万円までです。ネット被覆はバラ科樹木1本につき3,000円で、上限は15万円です。50本分で上限に届きます。タイトルの「最大15万円」はネット被覆の上限です。薬剤を使う場合は最大5万円(団体)になります。薬剤とネットを同じ年度に併せて申請できるかは、公式ページに書かれていません。
薬剤はどんな農薬でもいいですか?
登録されている農薬による対策が対象です。公式ページでは森林総合研究所の「クビアカツヤカミキリ防除法」に沿った対策が条件になっています。農薬の種類や使い方は、その防除法で確かめます。登録のない薬剤や、防除法に沿わない使い方は、補助の対象になりません。購入する前に、防除法の内容と農薬の登録を確かめておくと安心です。
先に買ってしまっても大丈夫ですか?
この補助金は、事業を終えたあとに申請する形です。要綱では申請書兼請求書に、事業が完了したことがわかる写真と、領収書の写しまたは購入したことがわかる書類を添えます。交付決定の前に買う・設置することが禁止されているかは、公式資料に書かれていません。写真と領収書は必ず残しておいてください。
申請はいつまでにすればいいですか?
公式ページと要綱に受付期間の記載はありません。ただし補助の対象は交付を受けた年度内に完了する事業です。年度の終わりに近づくと、工事や散布が間に合わないおそれがあります。期間の記載がないからといっていつでも受け付けてもらえるとは限りません。早めに農林振興課へ連絡して、受付の状況を確認してください。
団体で申請すると、何が変わりますか?
薬剤の購入費の上限が個人の2万円から団体の5万円に上がります。ネット被覆は個人でも団体でも1本3,000円で、上限は15万円です。団体の範囲は、公式ページに書かれていません。近所の人たちと共同で薬剤を買う場合は、団体として認められるかを申請の前に農林振興課へ確かめてください。
同じ年度に何回も申請できますか?
できません。同じ年度にこの補助金の交付を受けていないことが条件です。しかも同じ世帯を含めて見られます。家族が別々に申請しても世帯で1回と数えられる可能性があります。庭の木と畑の木の両方で対策をする場合はまとめて1回の申請にできるかを、農林振興課に確かめておくと安心です。
申請に必要な書類は何ですか?
申請書兼請求書(様式第1号)に誓約書兼同意書(様式第2号)、事業が完了したことがわかる写真、領収書の写しまたは購入したことがわかる書類と振込先の通帳の写しを添えます。そのほか市が必要と認める書類を求められることがあります。様式は、橋本市の「農業振興条例関連事業補助金 様式集」のページから取れます。
振込はいつ頃になりますか?
公式ページと要綱に振込の時期は書かれていません。要綱では申請書兼請求書を出したあと、市が審査して、交付(不交付)の決定を通知します。請求は申請書と一体なので、決定後に別の請求は要りません。資金繰りの都合で振込日を知りたいときは、農林振興課に聞いてください。
税抜きの金額で計算するのですか?
税抜きで計算します。薬剤の購入費もネットの設置にかかる経費も消費税と地方消費税を除いた額が対象です。領収書が税込みなら、税抜きに直して補助額を見積もります。薬剤の補助額は、100円未満が切り捨てられます。たとえば税抜き1万5,000円の薬剤なら、補助の対象は1万5,000円で、消費税の分は含まれません。
桃や梅の畑で被害がまだ出ていなくても対象ですか?
対象になる見込みです。この事業は被害を未然に防ぐことが目的で対象者の要件も「被害を受ける恐れがあるバラ科樹木」の所有者・管理者です。すでに被害が出た木だけに限る記載はありません。被害が出てからでは木が枯れるおそれがあるため、予防として薬剤やネットを使うことが、そのまま補助の対象になります。
問い合わせ先はどこですか?
橋本市 経済推進部 農林振興課(和歌山県橋本市東家一丁目1番1号 電話 0736-33-6113)です。対象者の範囲や団体の扱い、同じ年度の併用、受付状況など公式ページに書かれていない点は、申請の前に電話で確かめると手戻りを防げます。開庁時間は、平日の午前9時から午後4時30分です。
