日本の医療・介護のノウハウを海外に展開したいが、単独の企業では市場開拓のコストが重い——そんな課題を後押しする制度です。経済産業省「ヘルスケア産業国際展開推進事業費補助金」は、医療・介護等のヘルスケアに関するサービス・製品を海外で普及させる取り組みを支援する制度です。この記事で扱う令和4年度公募は、2022年3月8日で受付を終了しています。
ヘルスケア産業国際展開補助金の要点まとめ
正式名:令和4年度ヘルスケア産業国際展開推進事業費補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(実際に選ばれるのは執行団体1者。医療・介護関連の業界団体等が想定される)
- 対象業種
- 医療、福祉
- 利用目的
- 販路開拓・展示会
- 対象地域
- 全国
- 従業員数
- 規定なし(法人格を持つ民間事業者・団体)
いくら
- 補助上限額
- 上限2.1億円
- 補助率
- 定額(10分の10)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 終了(〜2022年3月8日)

誰が直接申請できるのか
この補助金は、原則として法人格を有する民間事業者・団体が対象ですが、実際に採択されるのは公募を通じて選ばれる1件(執行団体)だけです。 令和4年度の公募では、応募は1件で、一般社団法人Medical Excellence JAPANが補助事業者(執行団体)として採択されました。
医療機関や個別の企業が単独で海外展開の費用を得たい場合、この補助金に直接応募するのではなく、選ばれた執行団体が実施する後続の支援プログラム(セミナー、マッチング支援等)を活用する形になります。
対象になる取り組み
対象になっていた取り組みの例です。
- ヘルスケア製品・サービスの海外展開に向けた市場調査
- 現地の規制対応・認証取得支援
- 海外バイヤーとのマッチング・商談機会の創出
「医療機関や企業等の事業者を支援する」という制度の建付け上、実際の海外展開活動そのものよりも、その活動を支える基盤(執行団体による支援体制)を作ることに重点が置かれています。
今から申請できるか。次回への備え
この記事で扱う令和4年度公募は2022年3月8日で終了しています。この事業は毎年度、執行団体を選び直しながら継続的に実施されています。 令和6年度も同様の枠組みで公募が行われています。
ヘルスケア分野で海外展開を検討している企業・医療機関は、経済産業省の公募情報だけでなく、過去に採択された執行団体(Medical Excellence JAPAN等)の公式ページも合わせて確認すると、具体的な支援プログラムを見つけやすくなります。
よくある質問
今から申請できますか?
できません。この記事で扱う令和4年度公募は2022年3月8日で受付を終了しています。同種の公募は毎年度継続しているため、最新の公募状況は経済産業省の公式ページで確認してください。
医療機関や企業が直接この補助金を受け取れますか?
想定されていません。この補助金は執行団体を1者選ぶものです。医療機関や企業は、選ばれた執行団体が実施する海外展開支援プログラムを通じて関わることになります。
補助率はどれくらいですか?
定額(10分の10)です。ただし上限額の2.1億円は執行団体全体への補助額であり、個別の海外展開活動に直接使える金額ではありません。
