障害児者向けの施設をつくる、または建て替える。この計画は、国の予算編成のタイミングに合わせて動かないと、丸1年待つことになります。
広島県のこの補助金は、国の「社会福祉施設等施設整備費国庫補助金」と「次世代育成支援対策施設整備交付金」という2つの国庫財源を、県が窓口となって配分する制度です。令和9年度分の実施を希望する法人が、いま令和8年度のうちに手を挙げるという仕組みになっています。
障害児者施設整備費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(社会福祉法人等) |
| 制度名 | 社会福祉施設等施設整備費国庫補助金・次世代育成支援対策施設整備交付金(障害児者関係施設分) |
| 対象業種 | 社会福祉業(障害児者関係施設を運営する社会福祉法人等) |
| 利用目的 | 障害児者関係施設の新築・増築・改築等の施設整備 |
| 対象地域 | 広島県内。ただし広島市・福山市・呉市が実施主体となる事業は対象外(各市が独自に国庫補助を受ける仕組みのため) |
| 従業員数 | 規定なし(法人としての要件。詳細は障害者支援課へ確認) |
| 補助上限額 | 公式ページに記載なし(国及び広島県の予算の範囲内。障害者支援課へお問い合わせください) |
| 補助率 | 公式ページに記載なし(障害者支援課へお問い合わせください) |
| 申請受付 | 令和8年8月28日(金曜日)17時15分締切 |
| 公式サイト | 広島県「社会福祉施設等整備費補助金について」 |

なぜ「令和9年度」の事業なのに令和8年度のうちに動くのか
この補助金は、施設整備が始まる年度の前年度に申請の締切があります。国の補助金は、翌年度の予算を確保するために、財源が固まる前の段階で全国の希望を集約するという順番で動くためです。
つまり令和9年度に着工したい法人は、令和8年8月28日までに希望を出さなければなりません。ここで動かないと、令和9年度の予算枠に入れず、丸1年計画が遅れます。建て替えや新設を検討している法人にとって、この締切こそが最初の関門です。
「障害児施設」の財源が変わった経緯
公式資料には、令和5年4月以降、障害児施設の整備費が「社会福祉施設等施設整備費国庫補助金」から「次世代育成支援対策施設整備交付金」に移されたと明記されています。
これは制度の看板が変わっただけの話ではありません。財源の枠組みが変わったことで、申請書類や配分の考え方が従来の障害者施設(成人向け)と別立てになったと考えられます。障害児施設と障害者施設の両方を運営している法人は、それぞれの担当窓口・様式が異なる可能性があるため、事前に障害者支援課へ確認することをおすすめします。
3市が対象外である理由
広島市・福山市・呉市は、この補助金の対象地域から外れています。政令指定都市・中核市はそれぞれ独自に国庫補助の窓口を持つ権限があるためで、県の窓口を経由せず、市が直接国と手続きする構造になっています。これらの市内で施設整備を予定している法人は、県ではなく市の障害福祉担当課に問い合わせる必要があります。
申請前に確認したいタイミング
- 締切は令和8年8月28日(金曜日)17時15分。 提出は県電子申請システムからです。書類の準備には見積書・図面などが必要になると見られるため、締切直前ではなく早めに着手してください
- 補助率・補助上限額は照会文書・国の交付要綱で個別に決まる仕組みで、公式ページ上には数値の記載がありません。金額の見込みを立てる前に、必ず障害者支援課へ直接確認してください
よくある質問
個人が運営する小規模な障害福祉サービス事業所も対象になりますか?
対象は「社会福祉法人等」と明記されています。個人事業として運営している場合に対象となるかは、公式ページに記載がありません(障害者支援課へお問い合わせください)。
広島市内で施設整備をする場合はどこに相談すればよいですか?
この補助金の対象地域から外れます。広島市は独自に国庫補助の窓口を持っているため、広島市の障害福祉担当課に確認してください。
令和8年8月28日の締切に間に合わない場合、次のチャンスはありますか?
公式ページに記載なし(障害者支援課へお問い合わせください)。国庫補助金の性質上、次年度以降も同様の要望調査が行われる可能性があります。
