起業する前でも申請できるのか。できます。むしろこの制度は「これから起業する人」だけが対象です。 北海道の「地域課題解決型起業支援事業」は、デジタル技術を使って地域の課題を解決しようとする起業予定者に、上限200万円を補助する制度です。
ただし線引きがあります。2026年4月1日以降に新規開業・法人設立する予定の人に限られるため、すでに開業してしまった人は対象外です。
地域課題解決型起業支援事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 個人(本人) |
| 制度名 | 地域課題解決型起業支援事業(2026年度2次募集) |
| 対象業種 | 指定なし(個人が申請) |
| 利用目的 | デジタル技術を活用した地域課題解決型の新規起業 |
| 対象地域 | 北海道内 |
| 従業員数 | 規定なし(個人が申請) |
| 補助上限額 | 200万円 |
| 補助率 | 対象経費の1/2以内 |
| 申請受付 | 2026年7月14日〜8月19日17時締切(当日消印有効) |
| 公式サイト | 北海道中小企業総合支援センター「地域課題解決型起業支援事業」 |

対象になる人・ならない人
- 対象になる: 2026年4月1日以降に北海道内で新規開業・法人設立を予定している個人。北海道内に居住している(または補助事業期間完了までに居住予定)。道税・消費税の滞納がない
- 対象にならない: すでに開業・法人設立を済ませている人。デジタル技術の活用や地域課題の解決と結びつかない一般的な開業計画
「デジタル技術を活用した地域課題の解決」という条件が付くのは、単なる開業資金の補助ではなく、地域課題への取組みを条件にした制度だからです。キャッシュレス決済導入・Web予約システム・ECサイト販売なども、地域課題解決の文脈で位置づければ対象になり得ます。
200万円に届く対象経費の中身
| 経費区分 | 具体例 |
|---|---|
| 人件費 | 事業開始に伴う雇用にかかる費用 |
| 店舗等借料 | テナント賃借料 |
| 設備費 | 什器・機材の購入費 |
| 原材料費 | 商品・サービス提供に必要な原材料 |
| マーケティング調査費・広報費 | 市場調査、チラシ・Web広告等 |
| 知的財産権等関連経費 | 商標登録費用等 |
| 謝金・旅費・外注費・委託費 | 専門家への相談謝金、外部委託費等 |
補助率は1/2以内なので、対象経費400万円を使い切って初めて上限200万円に届きます。個人の起業段階でこの規模の支出は大きいため、上限まで使い切る前提でなく、実際にかかる経費を積み上げて計算することが重要です。
よく誤解されるポイント:事業実施期間に上限がある
対象経費は、原則として交付決定日以後に発生し、事業実施期間完了日(最大で2027年1月15日)までに支払を終える経費に限られます。交付決定前に発注・契約した費用は対象になりません。「起業準備を先に進めてから申請する」という順番は使えません。
申請から事業完了までの流れ
- 募集要項の確認: 2次募集案内ページ
- 申請受付: 2026年7月14日〜8月19日17時締切(当日消印有効)
- 交付決定後に事業開始: 対象経費は交付決定日以後に発生したものに限る
- 事業実施期間完了: 最大で2027年1月15日まで
申請方法は電子申請フォーム(kintone)が原則ですが、利用が難しい場合は事前相談のうえ紙媒体での提出も可能です。
よくある質問
現在アルバイトをしながら起業準備をしていますが、対象になりますか?
対象になり得ます。まだ開業・法人設立をしていないことが条件であり、現在の就業状況そのものは要件に含まれていません。ただし2026年4月1日以降に新規開業・法人設立する予定であることが前提です。
起業する業種に制限はありますか?
公式ページに業種の制限は明記されていません。ただし「デジタル技術を活用し、道内における地域課題の解決を図る」という目的に合致することが必須です。
補助金はいつ振り込まれますか?
先に自己資金で経費を支払い、事業完了後の実績報告を経て補助金が支払われる精算払いが一般的です。詳しい支払時期は、北海道中小企業総合支援センター企業振興部(TEL: 011-232-2403)へご確認ください。
