鹿肉を仕入れると、補助金が出る。そんな制度が、北杜市にあります。
「北杜市ジビエ利用促進事業補助金」は、市内で有害鳥獣として捕獲したニホンジカの肉を仕入れる飲食店等に、購入費用の1/2、上限5万円を補助する制度です。対象は、食品衛生法の営業許可を持つ市内の事業者。仕入れた分だけ、あとから戻ってきます。
北杜市 ジビエ利用促進事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 北杜市 ジビエ利用促進事業補助金 |
| 対象業種 | 飲食業等(市産ジビエを加工・販売する食品衛生法営業許可事業者) |
| 利用目的 | 市産ニホンジカ肉の購入費用の負担軽減 |
| 対象地域 | 山梨県北杜市 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 5万円 |
| 補助率 | 1/2 |
| 申請受付 | 公式ページに記載なし(北杜市産業観光部林政課へお問い合わせください) |
| 公式サイト | https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/docs/33819.html |

対象になる店・ならない店
対象は、次の条件をすべて満たす事業者です。
- 市内の店舗で、市産ジビエ(ニホンジカ)を加工・販売している
- 食品衛生法にもとづく営業許可を取得している
- 市税・市への債務を滞納していない
対象になる肉は、「有害鳥獣として北杜市内で捕獲されたニホンジカ」に限られます。市外で捕れた鹿肉、輸入ジビエは対象外です。仕入れ先が市内の処理施設かどうか、発注前に確認しておく必要があります。
いくらもらえるか
いくらもらえるか計算する
補助率 1/2 / 上限 5万円
補助率は、補助対象経費の2分の1、上限5万円です。
10万円分のジビエを仕入れたら、5万円が補助されます。上限に届くのは、仕入れ額10万円のとき。それ以上仕入れても、補助額は5万円で頭打ちです。消費税は対象経費に含まれません。
国・県・市の他の補助金と重複して受け取ることはできません。 別の支援策を使っている場合、どちらか一方を選ぶ必要があります。
なぜ「飲食店の仕入れ」を補助するのか
この補助金の狙いは、飲食店の経営支援だけではありません。北杜市はニホンジカによる農作物被害の対策として、有害鳥獣の捕獲を進めています。捕獲した鹿肉を地元で消費する仕組みがないと、捕獲だけが進んで肉は廃棄される、という構造があります。
飲食店の仕入れを後押しすることで、捕獲した鹿肉の販路ができます。地産地消と、鳥獣被害対策。この2つを同時に進める仕組みが、この補助金の背景です。
申請に必要な書類
申請時には、次の書類が必要です。
- 交付申請書
- 事業計画書
- 見積書
- 仕入れ目的書類
- 納税証明書
- 宣誓書兼同意書
事業計画書には、どの程度の量を、どういう狙いで仕入れるかを記載します。仕入れる「前」に申請する制度なので、実際の仕入れより先に書類を揃える必要があります。
受付期間について
公式ページに記載なし(北杜市産業観光部林政課へお問い合わせください)。予算の範囲内で運用されている可能性があるため、検討を始めたら早めに問い合わせるのが安全です。
問い合わせ先は、産業観光部林政課(0551-42-1353)です。
一次産業・鳥獣対策と飲食店の関係
この補助金は、飲食店向けの経営支援に見えて、根っこは一次産業の課題とつながっています。有害鳥獣対策・地域資源の活用という枠組みは、農業者向けの支援金とも共通する考え方です。捕獲・処理・消費の流れがひとつでも欠けると、補助金の目的自体が成り立ちません。
よくある質問
市外で捕獲された鹿肉でも対象になりますか?
対象外です。北杜市内で有害鳥獣として捕獲されたニホンジカの肉に限られます。仕入れ先が市内の処理施設かどうかを確認してください。
個人経営の小さな飲食店でも申請できますか?
できます。食品衛生法の営業許可があり、市税・市への債務を滞納していなければ、規模を問わず対象になります。
仕入れたあとに申請してもよいですか?
事業計画書の提出が求められるため、仕入れる前に申請する流れが基本です。仕入れを検討し始めた段階で、林政課へ相談することをおすすめします。
