この補助金には、他の飯田市の補助金にはない特徴があります。事業者側から公募に応募するのではなく、市が対象事業所に通知を送って申請を促す仕組みになっている点です。
飯田市中小企業退職金共済事業補助金は、中小企業退職金共済または特定退職金共済に新規加入した事業者に対し、掛金の一部を新規契約後24か月分補助する制度です。
中小企業退職金共済事業補助金の要点まとめ
正式名:飯田市中小企業退職金共済事業補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(中小企業者)
- 対象業種
- 業種指定なし(中小企業退職金共済または特定退職金共済に新規契約する事業者)
- 利用目的
- 従業員の退職金共済掛金の一部補助(福利厚生・雇用の安定)
- 対象地域
- 長野県飯田市
- 従業員数
- 規定なし(公式ページに記載なし。産業振興課産業人材係へお問い合わせください)
いくら
- 補助上限額
- 中小企業退職金共済は被共済者1人あたり月額300円が上限、特定退職金共済は同600円が上限(いずれも新規契約後24か月分)
- 補助率
- 中小企業退職金共済は掛金の10分の2以内、特定退職金共済は10分の3以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 例年1月下旬に対象事業所へ通知。申請書提出・審査を経て、3月頃に交付予定

中退共と特退共、補助額はどちらが大きいか
中小企業退職金共済(中退共)は、勤労者退職金共済機構が運営する国の制度です。一方、特定退職金共済(特退共)は商工会議所などが実施する制度です。
飯田市の補助はどちらも掛金の一部ですが、特定退職金共済のほうが補助率(10分の3)・上限額(月600円)ともに手厚く設定されています。すでにどちらかの制度に加入している場合は別として、これから選ぶ段階なら、この補助額の違いも比較材料になります。
なぜ「通知」を待つ申請方式なのか
この補助金は、市が毎年1月下旬に対象事業所へ通知を送る形式です。先に中退共または特退共へ新規加入していることが前提で、加入後に市の把握と通知を待つ流れになっています。
つまり読者にとっての行動は、公募開始を待つことではありません。先に退職金共済へ加入し、加入後に飯田市から通知が来ているかを自分で確認することです。通知を待っているだけでは、申請のタイミングを逃す可能性があります。
よくある質問
通知が来なかった場合は申請できませんか?
公式ページには通知を前提とした案内がありますが、対象になるはずなのに通知が来ない場合は、産業振興課産業人材係(0265-53-6078)へ問い合わせることをおすすめします。
24か月を過ぎたら補助はなくなりますか?
はい。補助対象は新規契約以後24か月分に限られます。それ以降の掛金は事業者の全額負担になります。
中小企業とはどのような会社を指しますか?
公式ページに具体的な資本金・従業員数の基準は明記されていません。一般的には中小企業基本法上の中小企業者(業種ごとに資本金と従業員数の上限が決まっており、どちらか一方を満たせば該当します)を指すと考えられますが、詳細は産業振興課へご確認ください。
特定退職金共済とはどのような制度ですか?
商工会議所や金融機関などが実施する退職金積立制度で、国の中小企業退職金共済とは運営主体が異なります。加入先によって手数料や運用方法が違うため、比較したうえで選ぶことをおすすめします。
