この制度でもらえるのは、現金の補助金ではありません。すでに受けた融資の「利息」と「信用保証料」を、あとから軽くする仕組みです。飯塚市の「新規創業支援資金利子補給及び信用保証料補助」は、飯塚市新規創業支援資金融資制度を使って融資を受けた人が対象になります。
飯塚市新規創業支援資金利子補給及び信用保証料補助の要点まとめ
正式名:飯塚市新規創業支援資金利子補給及び信用保証料補助
だれが
- 対象業種
- 業種指定なし
- 利用目的
- 新たな事業を行いたい
- 対象地域
- 福岡県飯塚市
- 従業員数
- 中小企業者(創業者・創業後5年未満)
いくら
- 補助上限額
- 融資実行日から3年間の利子・保証料相当額(本文の表を参照)
- 補助率
- 利子補給50%以内/信用保証料補助100%以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 上期分:同年10月31日まで/下期分:翌年度4月30日まで(融資実行・支払い後に申請)
- 公式サイト
- https://www.city.iizuka.lg.jp/shoko/yuusirisi.html

なぜ「融資が先」なのか
補助の対象になるのは、飯塚市新規創業支援資金融資制度で、すでに融資を実行された分だけです。先に融資を受けていない人は、そもそも利子補給の対象になりません。設備投資の補助金の多くが「交付決定が先、発注はあと」という順序を求めるのと同じ構造で、この制度は「融資の実行が先、利子補給の申請はあと」という順序になっています(交付決定とは、採択の後に届く「補助金を出します」という正式な通知のことです。この通知より前に発注・契約した費用は対象外になります)。
対象になる事業者
- 新たに中小企業者として創業する人
- 創業後5年未満の中小企業者
飯塚市新規創業支援資金融資制度の指定金融機関(福岡銀行、西日本シティ銀行、飯塚信用金庫、福岡中央銀行、福岡県信用組合、北九州銀行)から融資を受けていることが前提です。
補助される金額——総額でいくら軽くなるか
- 利子補給率:50%以内
- 保証料補助率:100%以内
- 対象期間:融資実行日から3年間
たとえば、500万円を金利2%で借りた場合、3年間の利息総額はおよそ30万円です。利子補給率50%なら、3年間で合計約15万円が軽くなる計算になります。信用保証料は、条件を満たせば全額に近い補助を受けられる可能性があります。
一方、経営者保証非提供制度やスタートアップ創出促進保証制度の利用で上乗せされた保証料分は、補助の対象に含まれません。
申請できるタイミング(上期・下期)
| 融資実行の時期 | 申請期限 |
|---|---|
| 上期分(4月1日〜9月30日) | 同年10月31日まで |
| 下期分(10月1日〜翌年3月31日) | 翌年度4月30日まで |
利子補給金・保証料補助は、支払ったあとに申請する仕組みです。先に立て替えて、あとから戻ってくる、という順番を理解しておく必要があります。
利子補給・保証料補助のような制度は、融資が前提という点で、通常の補助金とは順番の考え方が異なります。
よくある質問
元金の返済も軽くなりますか?
いいえ。軽くなるのは利息と信用保証料だけで、元金の返済額は変わりません。
他の金融機関からの融資でも対象になりますか?
飯塚市新規創業支援資金融資制度の指定金融機関からの融資が対象です。指定外の金融機関からの通常融資は対象になりません。
創業して6年目でも対象になりますか?
対象外です。創業後5年未満の中小企業者が対象で、5年を超えると利子補給・保証料補助の対象から外れます。
