特別養護老人ホームやグループホームを新しく作りたい、あるいは今ある施設をユニット化改修したい——そう考えている介護事業者にとって、この時期に見落とせない締切があります。
生駒市が実施している「令和9年度地域医療介護総合確保基金を活用した高齢者施設等整備に対する希望調査」です。これは補助金の申請そのものではなく、来年度(令和9年度)の予算を組むための希望調査です。ここで手を挙げておかないと、実際に施設整備を計画していても、翌年度の補助メニューに乗れない可能性があります。回答期限は2026年8月21日(金)正午。日数はあまり残っていません。
高齢者施設等整備の希望調査の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(介護保険法に基づく施設の整備を計画する法人) |
| 制度名 | 令和9年度地域医療介護総合確保基金を活用した高齢者施設等整備に対する希望調査 |
| 対象業種 | 医療、福祉(介護保険サービス事業) |
| 利用目的 | 施設整備(地域密着型サービス施設等の創設・改修)、開設準備経費 |
| 対象地域 | 生駒市 |
| 従業員数 | 規定なし(施設の種類・規模により対象経費が異なる) |
| 補助上限額 | 未確定(施設種別ごとに単価が異なる。生駒市福祉部介護保険課へお問い合わせください) |
| 補助率 | 未確定(要綱により定額または定率。同上) |
| 申請受付 | 希望調査回答期限:2026年8月21日(金)正午 |
| 公式サイト | 生駒市「令和9年度地域医療介護総合確保基金を活用した高齢者施設等整備に対する希望調査について」 |

この希望調査は何のためにあるのか
介護施設の整備には、国と都道府県が積み立てている「地域医療介護総合確保基金」というお金が使われます。生駒市がこの基金を使って施設整備の補助を行うには、まずどの事業者がどんな整備を予定しているかを市が把握し、県・国へ予算要望する必要があります。
つまりこの希望調査は、令和9年度に施設整備補助を受けたい事業者が最初に通る入り口です。ここに名乗りを上げなければ、市は予算要望に含めることができず、希望調査に回答していない事業者は、たとえ整備計画があっても翌年度の補助対象から外れる可能性があります。
対象になる補助金は2種類あります。
- 地域密着型サービス施設等整備促進事業補助金: 特別養護老人ホーム、認知症対応型グループホームなどの新設・増設・改修(ユニット化改修を含む)
- 施設開設準備経費等支援事業補助金: 新規開設にともなう職員研修費・備品購入費など、開設準備にかかる経費
いま提出すべき書類
回答期限までに、以下をメールで生駒市福祉部介護保険課へ提出します。
- 補助希望調査票
- 平面図(工事をともなう場合のみ)
- 見積書(工事をともなう場合など)
- 工程表(工事をともなう場合のみ)
工事をともなわない開設準備経費のみの希望であれば、平面図・工程表は不要です。ただし見積書は整備規模を市が把握するための材料になるため、概算でも用意しておかないと調査そのものが進められません。
補助上限額・補助率が今の時点で分からない理由
生駒市の案内ページには、金額や補助率の具体的な記載がありません。これは制度上、施設の種別(特養・グループホーム・小規模多機能型など)ごとに単価が細かく決まっているためで、希望調査の段階ではまだ「いくら」を確定させる必要がないからです。実際の補助額は、希望調査の後に県・国との調整を経て、次年度の交付要綱・交付決定の中で確定します。
金額の目安を知りたい場合は、生駒市福祉部介護保険課(電話0743-74-1111・内線7430、7410、7420)に、整備を予定している施設の種類を伝えて確認する方法があります。
よくある質問
希望調査に回答すれば、必ず補助が受けられますか?
いいえ、そういう制度ではありません。希望調査はあくまで来年度の予算要望をつくるための材料集めです。実際の交付決定は、県・国の予算配分や審査を経てから行われます。ただし、希望調査に回答していないと、その後の補助メニューに含まれる可能性自体がなくなります。
工事の着工時期はいつ頃を想定すればよいですか?
希望調査は令和9年度(来年度)の整備を対象にしています。今すぐ着工できる案件ではなく、来年度の予算成立後に交付決定を受けてから着工する流れになります。工事を急いでいる場合は、先に生駒市福祉部介護保険課へ相談することをおすすめします。
見積書はどの程度の精度が必要ですか?
現時点では概算見積で問題ありません。希望調査は事業規模を把握するためのものなので、正式な発注前の見積書で構いません。
