鳥インフルエンザや豚熱のニュースを見るたび、自分の農場は大丈夫かと考える畜産農家は多いはずです。ただ、消毒設備や防鳥ネットの入れ替えには数十万円単位の費用がかかります。石川県の「畜産農場におけるバイオセキュリティ設備の整備補助事業」は、その費用の半分を県が補助する制度です。
対象は石川県内の畜産生産者。動力噴霧器や車両消毒マット、防鳥ネットといった防疫設備の購入費(税抜き)の2分の1以内を補助します。上限額は明記されていませんが、消耗品扱いになる資材は補助額に上限を設ける場合があるとされています。
畜産農場バイオセキュリティ設備整備補助事業の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(畜産生産者) |
| 制度名 | 令和9年度畜産農場におけるバイオセキュリティ設備の整備補助事業 |
| 対象業種 | 畜産業 |
| 利用目的 | 防疫体制の強化(設備投資) |
| 対象地域 | 石川県内 |
| 従業員数 | 規定なし(農場単位で申請) |
| 補助上限額 | 公式ページに記載なし(消耗品は上限を設ける場合あり。畜産振興・防疫対策課へお問い合わせください) |
| 補助率 | 購入費(税抜き)の2分の1以内 |
| 申請受付 | アンケート方式での意向確認:2026年9月24日~10月19日(本申請の時期は別途案内予定) |
| 公式サイト | https://www.pref.ishikawa.lg.jp/tikusan/biosecurity-hojojigyo/r8biosecurity-hojojigyo.html |
対象になる事業者
石川県内で畜産業を営む生産者が対象です。牛・豚・鶏など畜種の限定は公式ページに書かれていません。農場単位での防疫体制強化に取り組むことが条件になっています。
対象になる経費
公式ページで例示されている設備は次のとおりです。
- 自走式動力噴霧器・固定式動力噴霧器
- 高温高圧洗浄機
- 車両消毒マット
- 長靴洗浄機
- 防鳥ネット
いずれも「農場の出入り口や敷地境界での消毒・防鳥」に関わる設備です。新規の設置だけでなく、老朽化した設備の更新でも対象になり得ると考えられますが、詳細は担当課に確認したほうが確実です。
補助額と補助率
補助率は購入費(税抜き)の2分の1以内。上限額は公式ページに明記がありません。例えば車両消毒マット一式が40万円であれば、補助額は20万円という計算になります。ただし消毒薬などのストック可能な消耗品については、県が別途上限を設ける場合があるとされているため、高額な設備を検討する際は事前に上限の有無を確認しておくという手があります。
申請の流れ
このページで案内されているのは、まず意向を確認するアンケートです。
- 2026年9月24日~10月19日の期間にアンケートへ回答する
- 県から本申請の案内を受け取る
- 見積書等をそろえて本申請を行う
- 交付決定後に設備を発注・購入する
アンケート期間と本申請の受付期間は別物である点に注意が必要です。アンケートに答えていないと、本申請の案内自体が届かない可能性もあります。
落ちる・返還になる要因
畜産関係の設備補助でも、他の補助金と同じく交付決定前の発注・契約は対象外になるのが一般的です。本制度でもその原則が適用されると考えられるため、アンケート回答後、正式な交付決定の通知が届くまでは発注を控えるという判断が安全です。
また、対象経費として例示されていない設備(畜舎そのものの建て替えなど)を防疫目的だからと申請しても、対象外と判断される可能性があります。事前に担当課へ相談してから見積を取るという順番が、手戻りを防ぎます。
よくある質問
補助率2分の1というのは全額の半分ということですか?
はい。購入費(税抜き)に対して2分の1以内が補助されます。消費税分は対象外と考えられるため、見積書の税抜き金額を基準に計算します。
補助上限額はいくらですか?
公式ページには明記されていません。設備によっては上限が設定される場合もあるため、高額な機材を検討する場合は事前に金額の見込みを担当課へ伝えて確認するのが確実です。
アンケートに答えないと申請できませんか?
案内の流れからすると、アンケートが意向確認の入口になっているとみられます。本申請を検討しているなら、まずアンケート期間中に回答しておくことをおすすめします。
個人経営の農場でも対象になりますか?
公式ページには法人・個人の区別は明記されていません。石川県内の畜産生産者であれば規模を問わず対象になり得ると考えられますが、詳細は担当課に確認してください。
申請窓口はどこですか?
石川県農林水産部畜産振興・防疫対策課です(電話:076-225-1627)。
