第三者に会社を譲りたいが、後継者候補が見つからない。マッチングサービスに登録するにも手数料がかかる——この初動の費用を軽くする制度が事業承継トライアルでした。令和3年度第2次公募は2021年9月17日で受付を終了しています。現在はより大きな枠組みの「事業承継・引継ぎ補助金」に発展的に統合されています。
事業承継・引継ぎ補助事業(事業承継トライアル)第2次公募の要点まとめ
正式名:事業承継・引継ぎ補助事業(事業承継トライアル)第2次公募
だれが
- 申請者
- 事業者(第三者への事業承継を計画する中小企業・小規模事業者)
- 対象業種
- 汎用
- 利用目的
- 事業承継・M&A
- 対象地域
- 全国
- 従業員数
- 中小企業・小規模事業者が対象
いくら
- 補助上限額
- 350万円
- 補助率
- 3分の2以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2021年8月9日〜9月17日(終了)
- 公式サイト
- 事業承継・引継ぎ補助金事務局

「トライアル」という名前が示す、初動段階への支援
事業承継トライアルという名前のとおり、会社を実際に譲り渡す本格的なM&Aの前段階、いわば「試しに動いてみる」段階を支援する制度でした。
- 事業承継計画の策定支援にかかる費用
- 後継者候補とのマッチングにかかる手数料
M&A成約後の統合作業(PMI=組織・業務・システムを統合していく取組)にかかる費用ではなく、承継先を探し、計画を作るところまでが対象範囲という点が、この制度の特徴です。
今は「事業承継・引継ぎ補助金」という1本の制度に
事業承継トライアルは初期段階の補助事業でしたが、現在はこの枠組みが発展し、経営革新枠・専門家活用枠・廃業再チャレンジ枠という3つの事業に整理されています。
- 経営革新枠(創業支援類型・経営者交代類型・M&A類型)
- 専門家活用枠(買い手支援類型・売り手支援類型)
- 廃業・再チャレンジ枠
かつての「トライアル」に近い内容を探す場合は、専門家活用枠の中でマッチング手数料や専門家費用に該当する区分がないか確認するという手があります。
よくある質問
今から申請できますか?
第2次公募には申請できません。2021年9月17日で受付を終了しています。 事業承継トライアルという名称の公募自体、現在は実施されていません。
今、同じような支援を受けるにはどうすればいいですか?
現行の事業承継・引継ぎ補助金を確認する方法があります。経営革新枠・専門家活用枠・廃業再チャレンジ枠という3事業に整理されており、マッチング費用や専門家活用費用に近い内容は専門家活用枠が該当する可能性があります。
M&A成約後の統合費用も対象になりますか?
なりません。事業承継トライアルは承継先を探す段階・計画策定の段階が対象で、成約後のPMI(組織・業務・システムの統合作業)費用は対象外でした。 統合作業の支援を探す場合は、現行制度の別区分を確認する必要があります。
