M&Aによる事業承継を検討し始めた段階では、専門家への相談費用やデューデリジェンス費用が重くのしかかります。事業承継・引継ぎ補助事業(事業承継トライアル)は、その初期段階の取組を支援する制度でした。第3次公募の申請受付は2021年11月22日で終了しています。
「トライアル」という名称のとおり、この枠は本格的な承継・M&Aの実行段階ではなく、承継に向けた試験的な取組(マッチング後の初期検討や専門家活用など)を支援する枠だったと考えられます。上限350万円、補助率2/3以内が設定されていました。
事業承継・引継ぎ補助事業(トライアル)第3次公募の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(事業承継・M&Aを検討する中小企業) |
| 制度名 | 事業承継・引継ぎ補助事業(事業承継トライアル)第3次公募 |
| 対象業種 | 業種不問(中小企業基本法上の中小企業者) |
| 利用目的 | 事業承継・M&A |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 業種ごとの中小企業基準の範囲内 |
| 補助上限額 | 350万円 |
| 補助率 | 2/3以内 |
| 申請受付 | 終了(2021年11月22日まで) |
| 公式サイト | jGrantsポータル |

「事業承継・引継ぎ補助金」には複数の枠がある
事業承継・引継ぎ補助金は、経営革新に取り組む「経営革新枠」、M&A時の専門家費用を支援する「専門家活用枠」、廃業を伴う再チャレンジを支援する「廃業・再チャレンジ枠」など、目的別に複数の枠が用意されているのが特徴です。この記事が扱う「事業承継トライアル」は、そのなかでも比較的初期段階の取組を対象にした枠だったと位置づけられます。「事業承継・引継ぎ補助金」という名前だけで検索すると、どの枠を指しているか分からなくなるため、枠の名前まで確認する必要があります。
「第3次公募」という区切りの意味
この補助金は年度内に複数回、公募回を分けて実施されるのが通例です。回を追うごとに前回までの申請状況を踏まえて要件が調整されることがあり、第3次公募は年度の中盤から後半にかけての回だったと推測されます。
今から申請できるか
第3次公募の受付は2021年11月22日で終了しました。事業承継・引継ぎ補助金という枠組み自体は、その後も継続的に実施されています。 事業承継やM&Aを検討している中小企業は、事業承継・引継ぎ補助金事務局の公式ページで最新の公募回を確認してください。
よくある質問
今から申請できますか?
できません。第3次公募は2021年11月22日で終了しています。現行の事業承継・引継ぎ補助金の最新公募回を確認してください。
「事業承継トライアル」は今の制度にもありますか?
補助率2/3以内はどんな経費に使えますか?
M&Aの初期検討にかかる専門家費用やデューデリジェンス費用などが想定されますが、詳細な対象経費は公募要領原本の確認が必要です。
