航空機エンジンの点検・修理・オーバーホール(MRO)を担う国内拠点を強化するための補助金です。国内エンジンMRO拠点強化支援は2026年2月16日で受付を終えており、現在は申請できません。補助率は対象経費の1/3以内と、サプライチェーン系メニューの中でも比較的率が低めに設定されています。
次期航空機開発等支援事業(国内エンジンMRO拠点強化支援)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人。航空機エンジンのMRO=点検・修理・オーバーホールを担う事業者) |
| 制度名 | 令和7年度「脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(次期航空機開発等支援事業)」国内エンジンMRO拠点強化支援 |
| 対象業種 | 汎用(実質は航空機エンジン整備関連) |
| 利用目的 | 脱炭素・省エネ |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし(公式ページに詳細記載なし) |
| 補助上限額 | 公式ページに記載なし(事業規模により個別審査) |
| 補助率 | 1/3以内 |
| 申請受付 | 終了(事前着手届出:2026年2月16日締切) |
| 公式サイト | 脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金(航空機分野)事務局 |

MROとは何か。なぜこの支援が必要なのか
MRO(Maintenance, Repair and Overhaul)とは、航空機エンジンの点検・修理・オーバーホールのことです。国内で航空機を安全に運航し続けるには、エンジンを整備できる拠点が国内に確保されている必要があります。海外に整備を依存すると、輸送時間・コスト・安全保障の面でリスクが生じます。この制度は、国内のMRO拠点の整備能力を底上げすることを狙いにしています。
同じ次期航空機開発等支援事業の中には「サプライチェーン現代化投資支援」「次期機体主要構造体開発・高レート生産技術実証」という別メニューもあります。この記事はエンジンMRO拠点強化支援だけを扱います。混同すると対象経費や補助率を取り違えるので注意してください。
補助率1/3以内の意味
補助率1/3以内ということは、1,000万円の設備投資をしても、補助されるのは最大333万円程度で、残り667万円は自己負担ということです。他のGX基金メニューには補助率1/2や2/3のものもあるため、事前に自社が対象とするメニューの補助率を必ず確認してください。
誰が直接申請できるか
対象は国内でエンジンMRO事業を営む、または新たにMRO拠点を整備しようとする事業者です。航空機エンジンの整備には専門的な認証・資格が必要になるため、新規参入のハードルは高く、既存の航空機整備事業者が中心の制度と考えられます。
募集は終了。次回の見込み
公式に明記があるのはここまでです。 2026年2月16日で事前着手届出の受付が終了しています。GX基金の航空機分野は複数年度の継続事業として設計されているため、翌年度以降も同種の枠が設けられる可能性はありますが、次回時期の記載は公式ページにありません。
次回公募に備えてやっておくこと
- 自社のMRO事業の認証・資格状況を整理する
- 設備投資計画と自己負担分(補助率1/3を踏まえた資金計画)を先に固めておく
- 事務局(脱炭素成長型経済構造移行推進対策費補助金事務局)へ事前相談する
- 他のサプライチェーン系メニューとの対象の違いを確認する
よくある質問
今から申請できますか?
いいえ。国内エンジンMRO拠点強化支援の事前着手届出は2026年2月16日で終了しています。次回募集の時期は公式ページに明記がないため、事務局への確認が必要です。
補助率はどのくらいですか?
対象経費の1/3以内です。他のGX基金メニューより率が低めなので、自己負担分を含めた資金計画を事前に立てておく必要があります。
航空機整備の資格がなくても申請できますか?
公式ページに詳細な資格要件の記載はありませんが、エンジン整備には専門的な認証が必要なため、実務上は既存のMRO事業者が中心になると考えられます。詳しくは事務局へ確認してください。
