認証を取る前に買う堆肥や農薬は、補助の対象になるのか。軽井沢町では、有機JAS認証を3年以内に取ろうとする人が買う認証資材の費用が、半分(上限20万円)まで補助されます。
ただし、3年以内に認証を取れなかったときは、補助金の全部または一部を返すよう求められることがあります。「資材代を出してもらえたから、認証はそのうち」とはいきません。
軽井沢町 有機JAS認証資材支援事業補助金の要点まとめ
正式名:軽井沢町有機JAS認証資材支援事業補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(有機JAS認証を3年以内に取得しようとする生産行程管理者)
- 対象業種
- 農業(町内のほ場で有機栽培を行う方)
- 利用目的
- 有機JAS認証用の資材(堆肥・農薬など)の購入
- 対象地域
- 長野県軽井沢町
- 従業員数
- 公式ページに記載なし
いくら
- 補助上限額
- 20万円
- 補助率
- 対象経費の1/2以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 公式ページに受付期間の記載なし(観光経済課農林振興係へお問い合わせください)
自分は対象になる?
生産行程管理者(農産物を生産する方)で、次の4つにすべて当てはまれば対象です。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
町税などの滞納は、個人の場合は同じ世帯の全員が見られます。下水道料には農業集落排水施設の使用料も含まれます。
次に当たると対象外です。
- ✕ 認証を取る予定がない
- ✕ 町外のほ場に使う資材だけ
- ✕ 暴力団員または暴力団関係者
グループで申請する場合の住所の扱いは「町長が別に定めるもの」とされています。公式ページに中身がないため、観光経済課農林振興係に確かめてください。
いくら戻ってくる?
資材の購入費の半分です。上限の20万円に届くのは、対象の資材代が40万円以上のときです。補助額に1,000円未満の端数が出たときは切り捨てになります。
- 堆肥や土壌改良資材を買って30万円かかった:30万円 × 1/2 = 15万円
- 堆肥と農薬で40万円かかった:40万円 × 1/2 = 20万円
- 資材をまとめ買いして60万円かかった:60万円 × 1/2 = 30万円 → 上限の20万円
金額は説明用の仮の数字です。実際の資材代は、見積もりや請求書で当てはめてください。
何に使える?
対象にならないもの
- 認証の審査料や講習会の受講料(別の制度の対象)
- 町外のほ場に使う資材
- 国・地方公共団体・公益的団体の他の補助金が出る経費
- 町長が定めた認証資材に入らない肥料や農薬
対象になるもの
- 町内のほ場に使う認証資材の購入費
認証資材とは、有機農産物の日本農林規格(有機JASの基準を定めた国の告示)で使ってよいと決められた肥料、土壌改良資材、農薬のうち、町長が別に定めたものです。どの商品が入るかの一覧は、公式ページにも要綱にも載っていません。買う前に農林振興係へ品名を伝えて、対象かどうか確かめてください。
申請の流れ
- 使う資材が対象か確かめる(事業者→観光経済課農林振興係。買う前に)
- 資材を購入して代金を払う(事業者。領収書と内訳の書類を受け取る)
- 申請書類を町に出す(事業者→農林振興係。様式第1号に必要書類を添える)
- 審査と通知を待つ(軽井沢町→事業者。交付するかどうかの通知が届く)
- 3年以内に有機JAS認証を取る(事業者→登録認証機関)
公式ページに、申請の期限や、購入と申請の前後関係の決まりは書かれていません。領収書の写しを添える形なので、購入したあとに出す事後の申請だと読めます。確認は農林振興係でお願いします。
必要な書類
準備できた 0 / 4
そのほかに町長が必要と認める書類を求められることがあります。
ここを取り違えると使えない
同じ町には、名前のよく似た補助金がもう1つあります。資材の補助と、認証の費用の補助は別物です。
| 区分 | 資材支援事業(この記事) | 取得推進事業 |
|---|---|---|
| 何に出るか | 認証資材(堆肥・農薬)の購入費 | 認証の受講料・手数料 |
| 補助率 | 対象経費の1/2 | 10/10から年度ごとに下がる |
| 上限 | 20万円 | 20万円(翌年度15万円・翌々年度10万円) |
| 対象者 | 認証を3年以内に取ろうとする人 | 認証を取った人 |
認証の審査料は、この補助金では出ません。そちらを探している場合は次の記事を見てください。
2つの補助金を併用できるかは、公式ページにも要綱にも書かれていません。対象の経費は重ならないので、併用できる可能性はあります。編集部の判断では、農林振興係に先に確かめるのが安全です。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 3年以内に認証を取れなかった:町長は、補助金の全部または一部を返すよう求めることができます。要綱の第8条に書かれています。
- 偽りその他の不正があった:うその書類で補助を受けたときも、返還の対象です。
- ほかの補助と二重取りになった:国や県などの補助金が出る経費は対象になりません。受けた、または受ける予定のものも含みます。
よくある質問
認証を取る前に買った資材も対象になりますか?
対象になります。この補助金は、有機JAS認証を3年以内に取ろうとする人が、町内のほ場に使う認証資材を買う費用に出るものです。すでに認証を取っている人は、取得推進事業の対象になります。ただし、買う資材が町長の定めた認証資材に入っているかどうかは、購入前に農林振興係に確かめてください。
3年以内に認証を取れなかったらどうなりますか?
町長は、補助金の全部または一部を返すよう求めることができます。要綱の第8条に、偽りなどの不正があったときと並んで、有機JAS認証を3年以内に取得できないときが挙げられています。返す額が全額になるか一部になるかは、要綱に基準が書かれていません。認証までの計画を立ててから申請しましょう。
3年はいつから数えますか?
公式ページと要綱に、3年の起算日は書かれていません。申請の時点なのか、資材を買った時点なのか、交付決定の時点なのかは、読み取れませんでした。返還の判断にかかわる大事な点なので、申請の前に観光経済課農林振興係へ電話で聞き、答えをメモに残しておくのが確実です。
どんな資材が対象になりますか?
有機農産物の日本農林規格で使ってよいと決められた肥料、土壌改良資材、農薬のうち、町長が別に定めたものです。基準を満たす商品であっても、町の定めに入っていなければ対象になりません。商品の一覧は公式ページにないので、買う前に品名や成分表を持って窓口に確認すると、後から対象外とされるのを防げます。
認証の審査料や講習会の費用も出ますか?
この補助金では出ません。対象は認証資材の購入費だけです。審査料、講習会の受講料、認証機関への手数料は、同じ町の取得推進事業の対象で、認証を受けたあとに申請します。2つは対象経費が重ならないので、取りたい認証のどの段階の費用なのかで、使う補助金を分けます。
町外のほ場で使う資材は対象ですか?
対象になりません。補助の対象は、町内のほ場に使う認証資材の購入に係る経費だけです。町内と町外にほ場がある場合は、町内のほ場に使った分を、領収書や内訳で分けて示せるようにしておきましょう。まとめ買いした資材を両方に使うときは、按分の仕方を事前に農林振興係へ聞いておくと安心です。
上限の20万円は毎年出ますか?
要綱に、年度ごとの回数や期間の決まりは書かれていません。上限は「20万円を限度とする」とだけあります。複数年度で受けられるのか、通算で20万円なのかは、読み取れませんでした。複数回の申請を考えている場合は、1回目の申請の前に農林振興係へ聞いておくと、計画が立てやすくなります。
家族に税金の滞納があると申請できませんか?
個人の場合は、同じ世帯の全員が町税や水道料金、下水道料を滞納していないことが条件です。本人が納めていても、世帯の誰かに滞納があれば対象外です。納付の状況に心当たりがあるなら、申請の前に町の窓口で確かめておくのが確実です。
国や県の補助金とあわせて使えますか?
同じ経費については使えません。国、地方公共団体、公益的団体から受けた、または受けようとしている補助金の対象経費は、この補助金の対象から外れます。別の経費であれば、重ならない範囲で使える可能性はあります。国や県の制度を使う予定があるなら、申請前に農林振興係へ確かめてください。
申請の受付期間はいつからいつまでですか?
公式ページと要綱に、受付期間の記載はありません。要綱は令和7年4月1日から施行されていますが、締切日は確認できませんでした。補助は町の予算で行われるため、年度の終わりに近づくと受け付けられない可能性もあります。資材を買ったら、早めに農林振興係へ連絡するのが安全です。
問い合わせ先はどこですか?
軽井沢町の観光経済課農林振興係です。電話は0267-45-8579、受付は月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時15分で、土日祝日と年末年始は閉庁です。認証資材の対象になるかや、3年の数え方、グループでの申請など、公式ページだけで分からない点は、申請の前に問い合わせておくと書類の出し直しを防げます。
