建設業の人手不足対策は「省力化のための設備投資」と「人材の定着・育成」の2方向から補助金を組み合わせて検討するのが結論です。どちらも公募中の制度で対応できます。
現場の担い手が減っているなかで、無理に人を増やそうとするより「今いる人で回せる仕組み」と「新しい人が定着しやすい環境」の両方を整えていく視点が必要です。
建設業が検討できる主な補助金
| 目的 | 制度名 | 補助上限額 | 補助率 |
|---|---|---|---|
| 省力化のための設備・システム投資 | 中小企業省力化投資補助金(一般型) | 1億円 | 1/2(賃上げで2/3) |
| 賃上げに伴う設備投資 | 業務改善助成金 | 600万円 | 設備投資費の最大9/10(コース別) |
| 若年者・女性が働きやすい職場づくり(建設分野) | 人材確保等支援助成金(若年者及び女性に魅力ある職場づくり事業・建設分野) | 200万円 | 3/5〜3/4 |
悩み別・検討の進め方
- 人手が足りず現場が回らない:搬送・検査・受発注などをシステム化できないか、省力化投資補助金(一般型)を検討する
- 賃上げをしたいが原資が心配:業務改善助成金は賃上げと設備投資をセットで支援する制度
- 若手・女性が定着しない:職場環境の改善に使える人材確保等支援助成金(建設分野)を検討する
組み合わせて考える視点
これらの制度は目的が異なるため、「まず省力化投資で負担を減らし、その上で職場環境を整えて定着率を高める」というように、段階的に組み合わせて検討することができます。
一人で抱え込まず専門家に相談する
補助金・助成金は制度によって管轄(経済産業省系・厚生労働省系)や必要書類が大きく異なります。特に助成金は社会保険労務士の専門領域であることが多いため、社内だけで抱え込まず、早い段階で専門家に相談する体制を作っておくと、対応の負担を減らせます。
よくある質問
Q1. 建設業専用の補助金はこの3つだけですか?
本記事で紹介したのは公募中の代表的な制度です。ほかにも準備中・地域限定の制度があるため、最新の制度一覧は各公式サイトでご確認ください。
Q2. 省力化投資補助金は建設業でも対象になりますか?
対象業種は汎用的に設定されており、建設業も対象に含まれます。詳細は公式サイトでご確認ください。
Q3. 人材確保等支援助成金の申請は自社だけでできますか?
社会保険労務士が専門領域とする制度です。要件が細かいため、専門家への相談も検討してください。
※金額・補助率・締切などの制度内容は公募要領の改定により変更される場合があります。申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

