せっかく育てた作物が、収穫直前にイノシシに荒らされる。吉備中央町で農業を営む人なら、一度は聞いたことがある被害でしょう。「野猪等被害防止事業補助金」は、電気柵やトタン板、防護ネットの設置費用、そして森林の緩衝帯整備費用を補助する制度です。
吉備中央町野猪等被害防止事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(個人農家) |
| 制度名 | 吉備中央町野猪等被害防止事業補助金 |
| 対象業種 | 農業 |
| 利用目的 | 資金繰り・物価高騰対策(獣害対策の設備投資) |
| 対象地域 | 岡山県吉備中央町 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 資材ごとに単価上限あり(トタン板・金網500円/m、電気柵85円/m、防護ネット140円/m、防鳥ネット70円/㎡、超音波式忌避装置15万円/台等。緩衝帯整備は4万円/10a) |
| 補助率 | 原材料費(税抜)の3分の2以内(県補助採択の共同施工は経費全額の4分の3以内) |
| 申請受付 | 通年(交付決定前に着手した事業は対象外) |
| 公式サイト | 吉備中央町「野猪等被害防止事業補助金」 |

資材ごとに単価が決まっている「実費補助」型
この補助金は、対象経費に一律の補助率をかけるのではなく、資材の種類ごとに1mあたり・1㎡あたりの単価上限を決めた実費補助型です。町の補助事業として使う場合の主な単価は次のとおりです。
| 資材 | 補助上限単価 |
|---|---|
| トタン板・金網(新設) | 500円/m |
| トタン板・金網(補修資材) | 170円/m |
| 電気柵(一段あたり) | 85円/m |
| 防護ネット | 140円/m |
| 防鳥ネット | 70円/㎡ |
| 超音波式忌避装置 | 150,000円/台 |
補助額は「単価上限額」と「原材料費(税抜)の3分の2」のいずれか低い額です。共同で県の補助事業に採択された場合は、事業費全額(実費)の4分の3以内に補助率が上がります。
緩衝帯整備は「委託料」も対象
森林の伐りすかしや不用木除去による緩衝帯整備も対象です。補助基本額は10a(概ね幅10m)あたり4万円で、委託料に3分の2を乗じた額と比べて低い方が交付されます。共同で金網等を設置する場合、杭打機の貸出も利用できます。
交付決定前に着手した工事は対象外
町の補助金交付決定前に着手した事業は対象になりません。これは他の農林系補助金と共通の条件です。防護柵の設置を急ぎたい気持ちは分かりますが、申請書と見積書を先に提出し、交付決定通知を受けてから資材を発注・設置する順番を守る必要があります。
よくある質問
電気柵とトタン柵を同じ農地で組み合わせて設置できますか?
補助対象経費として、それぞれの資材の単価上限をもとに算定されます。組み合わせ自体は可能ですが、詳細は農林課に相談してください。
緩衝帯整備の委託費用は対象になりますか?
対象になります。緩衝帯整備の場合は委託料が原材料費の代わりの対象経費になります。
県の補助事業に採択された場合、補助率は上がりますか?
上がります。共同施工で県の補助事業に採択された場合は、事業に係る経費の全額(実費)の4分の3以内が補助されます。
