すでに定期的に使っている輸送ルートは、この補助金の対象になりません。「新たなモーダルシフト貨物」だけが対象という条件があるからです。
北九州市港湾空港局が実施するこの補助制度は、陸上輸送の一部を海上輸送に切り替える、他港利用から北九州港に切り替えて陸送距離を短くする、あるいはCO2削減に寄与する新規貨物であることが条件です。すでに北九州港のフェリー・RORO船を長年使っている貨物は、原則として対象になりません。
北九州港モーダルシフト補助制度の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 北九州港モーダルシフト補助制度 |
| 対象業種 | 指定なし(荷主・貨物運送事業者) |
| 利用目的 | 陸上輸送から北九州港のフェリー・RORO船を使った海上輸送への転換 |
| 対象地域 | 北九州港を利用する事業者(全国どこの企業でも利用可) |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 30万円(申請1件あたり) |
| 補助率 | 単価制(下記「補助金額の内訳」参照) |
| 申請受付 | 令和8年4月1日〜令和9年1月29日(金)※補助対象期間内 |
| 公式サイト | 北九州港「北九州港モーダルシフト補助制度のご案内」 |

補助金額の内訳と、30万円に届く台数
補助金額はコンテナ・車両のサイズと、平日か週末かで単価が変わります。
| 区分 | 平日 | 週末 |
|---|---|---|
| 20フィート以下のコンテナ・8m未満のトラック等 | 7,000円/台 | 12,000円/台 |
| 20フィート超のコンテナ・8m以上のトラック等 | 10,000円/台 | 15,000円/台 |
上限30万円に届くには、平日輸送の小型コンテナなら約43台、週末輸送の大型コンテナなら20台の実績が必要です。月に数台程度の小口輸送では、上限まで使い切るのは現実的ではありません。ある程度まとまった量の輸送を計画している荷主・運送事業者向けの制度と考えたほうがよいでしょう。
週末輸送の実績要件(フェリー・RORO船で条件が異なる)
この補助制度には、単価とは別に週末の輸送実績要件があります。
- フェリー航路: 週末の発着便でトラック・トレーラー10台以上の輸送を行うこと
- RORO航路: 週末にコンテナ10本、またはトラック・トレーラー10台以上の輸送を行うこと
この実績要件を満たせない場合、単価表の金額どおりには補助を受けられない可能性があります。申請前に、自社の輸送計画がこの台数・本数に届くかを確認しておく必要があります。
よくある質問
北九州市外の企業でも申請できますか?
対象者は「荷主、貨物運送事業者」とされ、所在地の限定は確認できませんでした。北九州港を利用する新規のモーダルシフト貨物であれば、全国どこの企業でも対象になると考えられます。
既存の取引先ルートを北九州港に切り替えた場合も対象ですか?
対象になります。「他港利用からの転換により陸送距離が短縮するもの」も新たなモーダルシフト貨物に含まれるためです。ただし、単なるルート変更ではなく、実際に陸送距離が短縮することが条件です。
令和9年度以降も続く制度ですか?
公式ページに記載なし(北九州市港湾空港局港営部物流振興課へお問い合わせください)。令和6年度以前から同様の制度が継続して実施されており、翌年度も継続する可能性があります。
