上限10億円。この記事で扱う北九州市の補助金の中でも、一番桁が大きい制度です。中小企業の設備投資向けではなく、オフィスビルを建てる事業者向けの補助金という、対象の規模自体が他とは違います。

対象は、JR小倉駅またはJR黒崎駅から半径1キロメートル圏内に、賃貸用オフィスビルを新築・建替する事業者です。補助対象経費に賃貸用オフィス部分の割合を乗じた額の20%、限度額は10億円。対象は2022年4月1日から2027年3月31日までに着工するものです。

北九州市次世代スマートビル建設促進補助金の要点まとめ

項目内容
申請者事業者(法人)※市内でオフィスビルを建設する事業者
制度名北九州市次世代スマートビル建設促進補助金
対象業種不動産・建設(オフィスビルの建設事業者)
利用目的JR小倉駅・JR黒崎駅周辺の賃貸用オフィスビルの新築・建替
対象地域JR小倉駅・JR黒崎駅から半径1キロメートル圏内
従業員数公式ページに記載なし(北九州市企業誘致課へお問い合わせください)
補助上限額10億円
補助率補助対象経費×賃貸用オフィス部分の割合×20%
申請受付2022年4月1日〜2027年3月31日着工分(事前協議・事業計画書の提出が必要)
公式サイト北九州市「次世代スマートビル建設促進補助金」
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北九州市次世代スマートビル建設促進補助金の対象・金額・締切の概要

なぜこの補助金があるのか

北九州市の中心部では、賃貸用オフィスが不足している状況があります。この補助金は、JR小倉駅・JR黒崎駅の周辺に一定規模のオフィスビルを整備し、賃貸用オフィスを供給する事業者を後押しするために作られています。改装は対象外で、新築・建替に限られる点が特徴です。

対象になるビルの条件

補助を受けるには、次の条件を満たす必要があります。

  • JR小倉駅またはJR黒崎駅から半径1キロメートル圏内であること
  • 1階層あたり100坪以上、全階層合計500坪以上の賃貸用オフィスがあること
  • OAフロアの設置、感染症対策、デジタル技術の活用、環境配慮措置、景観配慮の措置を講じていること

床面積の要件を満たさない小規模なビルは、そもそも対象になりません。全階層合計500坪という規模は、一般的な中小規模のビルでは届かない水準です。計画段階で床面積を確認しておく必要があります。

いくら補助されるか

補助額は、補助対象経費に賃貸用オフィス部分の割合を乗じた額の20%で、限度額は10億円です。ただし全額が一括で交付されるわけではなく、オフィスビル整備後5年間の入居状況に応じて交付される仕組みです。空室が多い状態が続くと、補助額が計画どおりに交付されない可能性があります。

申請の前に事前協議が必要

対象になるのは、2022年4月1日から2027年3月31日までに着工するビルです。申請にあたっては、着工前に事前協議と事業計画書の提出が必要とされています。着工してからでは間に合わないため、計画の初期段階から北九州市企業誘致課への相談を始めることになります。

よくある質問

既存ビルの改装工事でも対象になりますか?

なりません。対象は新築または建替に限られます。既存ビルの改装・リノベーションは対象外です。

補助金は着工後すぐに全額もらえますか?

もらえません。オフィスビル整備後5年間の入居状況に応じて交付される仕組みです。空室率が高いままだと、補助額が想定より少なくなる可能性があります。

小倉駅・黒崎駅から少し離れた場所でも対象になりますか?

対象地域はJR小倉駅・JR黒崎駅から半径1キロメートル圏内です。この範囲外での建設は対象になりません。

免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助率・上限額・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず北九州市の公式ページで最新の内容をご確認ください。

出典(一次情報)