環境・福祉・防災といった社会課題を解決する製品やサービスを開発しても、それが「市場で正しく評価される仕組み」がなければ、事業として広がっていきません。技術やアイデアの前に、評価基準そのものを作りにいく必要がある分野があります。
【再公募】令和5年度「国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費補助金(ルール形成を用いた社会課題解決型市場形成促進事業)」は、社会課題の解決と事業の持続可能性を両立させる国際ルール(フォーラム標準)の構築活動を支援する制度でした。補助上限額は1,500万円、補助率は2/3以内。この記事を書いている時点で、本回の募集は2023年8月31日に終了しています。
国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(社会課題解決型市場の形成を目指す法人) |
| 制度名 | 【再公募】令和5年度「国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費補助金(ルール形成を用いた社会課題解決型市場形成促進事業)」 |
| 対象業種 | 汎用 |
| 利用目的 | 創業・第二創業、販路開拓・展示会、研究開発・実証(国際的なフォーラム標準の構築活動) |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし(公式ページに記載なし) |
| 補助上限額 | 1,500万円(15,000,000円) |
| 補助率 | 2/3以内 |
| 申請受付 | 2023年8月31日に終了 |
| 公式サイト | 経済産業省「【再公募】令和5年度『国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費補助金(ルール形成を用いた社会課題解決型市場形成促進事業)』の公募について」 |

対象は「社会課題」全般。省エネ限定ではない点に注意
同じ経済産業省のスキームで、省エネに特化した「ルール形成を用いた省エネルギー加速型市場形成促進事業費補助金」という別の補助金も存在します。今回紹介するこちらは省エネに限らず、環境・福祉・防災など幅広い社会課題の解決を対象にした版です。名称が似ているため、応募時にどちらのテーマ・どちらの回かを取り違えないよう注意してください。
対象経費は、国内外の移動・滞在費、情報収集・発信費、利害関係者との調整会議費、新規フォーラムの立ち上げ・運営費、既存フォーラムへの参画費、フォーラム標準の原案開発・提案費などです。
標準化戦略はメニューが複数走っている分野
「国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費」は、社会課題解決型のほかにも複数のテーマ別メニューで実施されており、令和6年度・令和7年度にも継続して公募されています。標準化戦略という政策自体が経済産業省の重点テーマになっているため、今後も同種の公募が出てくる可能性が高い分野です。
- 経済産業省の公募情報ページを定期的に確認する:標準化推進事業は年度ごとにテーマ・上限額を変えて公募されています
- 自社の技術・サービスが解決する社会課題を言語化しておく:フォーラム標準づくりの計画には、解決したい課題の明確化が前提になります
- 国内外の関連フォーラム・団体の動向を調べておく:既存フォーラムへの参画か新規立ち上げかで、必要な準備が変わります
よくある質問
今から申請できますか?
令和5年度分(再公募)の募集は2023年8月31日に終了しています。標準化推進関連の補助金は年度を変えて継続実施されているため、経済産業省の公式ページで最新の公募状況を確認してください。
個人事業主でも申請できますか?
社会課題解決型市場の形成を目指す事業者を想定した制度です。個人事業主が対象になるかどうかは、経済産業省への直接確認をおすすめします。
省エネ分野でも使えますか?
省エネ分野を対象にした別枠(ルール形成を用いた省エネルギー加速型市場形成促進事業費補助金)が存在します。省エネに特化した取組であれば、そちらの制度も確認してください。
