この補助金には「令和8年度限り」という言葉が付いています。来年度は姿を変える可能性が高い制度です。
駒ヶ根市中小事業者設備投資等支援事業補助金は、対象経費の1/2、上限は最大100万円です。3つのコースから、自社に合うものを選ぶ設計になっています。
駒ヶ根市中小事業者設備投資等支援事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 駒ヶ根市中小事業者設備投資等支援事業補助金(令和8年度限り) |
| 対象業種 | 業種指定なし(風営法関連事業を除く) |
| 利用目的 | 生産性向上・エネルギーコスト削減・付加価値向上のための設備投資 |
| 対象地域 | 長野県駒ヶ根市(市内に事業所を有する法人・個人事業主) |
| 従業員数 | 記載なし(中小企業基本法第2条該当が条件) |
| 補助上限額 | 50万円〜100万円(コースにより異なる。市内調達で最大110万円) |
| 補助率 | 対象経費の1/2(下限5万円) |
| 申請受付 | 令和8年4月1日〜令和9年1月29日必着 |
| 公式サイト | https://www.city.komagane.nagano.jp/soshikiichiran/syoukoukankouka/kogyokakari/2/1/13382.html |

なぜ「令和8年度限り」なのか
制度名にわざわざ「令和8年度限り」と入っているのには理由があります。原材料費・エネルギーコストの高騰という、今年度特有の経営環境に対応するための時限措置だからです。
だから、来年度も同じ制度が続く前提で計画を立てるのは危険です。設備投資を検討しているなら、今年度中に判断する必要があります。
対象になる事業者の条件
対象は、中小企業基本法第2条に該当する、市内に事業所を持つ法人または個人事業主です(業種ごとに資本金と従業員数の上限が決まっており、製造業その他は資本金3億円以下または従業員300人以下、卸売業は1億円以下または100人以下、小売業は5,000万円以下または50人以下、サービス業は5,000万円以下または100人以下。どちらか一方を満たせば該当します)。次の条件も満たす必要があります。
- 創業から1年以上経過していること
- 市税を滞納していないこと
- 他の補助金の交付を重複して受けていないこと
風営法に関連する事業は対象から除かれています。創業1年未満の事業者は、この時点で対象外になる点に注意してください。
3つのコースは、何が違うのか
この補助金には3つのコースがあります。なぜ分かれているのか。 目的が違うからです。生産性向上とエネルギーコスト削減では、投資の性質そのものが異なります。
| コース | 目的 | 補助上限額 |
|---|---|---|
| Aコース | 生産性向上 | 100万円(市内事業者から全て購入時110万円) |
| Bコース | エネルギーコスト削減 | 50万円(同55万円) |
| Cコース | 付加価値向上 | 100万円(市内事業者から全て購入時110万円) |
補助率はどのコースも対象経費の1/2、下限は5万円です。Bコースだけ上限が半分になっているのは、想定する投資規模が他の2コースより小さいためだと考えられます。
補助額のシミュレーション
いくらもらえるか計算する
補助率 対象経費の1/2 / 上限 50万円
Aコース(生産性向上)を例に計算します。
- 200万円の生産設備を市外業者から購入:対象経費200万円、補助率1/2で100万円。この時点で上限に到達します
- 150万円の設備一式を、全額市内事業者から購入:対象経費150万円、補助率1/2で75万円。市内調達10%上乗せで82.5万円まで増えます
- 6万円の省エネ機器のみを導入(Bコース):下限5万円を上回るため対象。補助額は3万円
対象経費が上限額の2倍に達すると、それ以上投資しても補助額は増えません。Aコースなら200万円、Bコースなら100万円が、補助額が頭打ちになる目安です。
順番を間違えると、対象外になる
この種の補助金に共通する原則がここにも当てはまります。着手前の申請が絶対条件です。
- 交付申請書を提出(発注・契約より前)
- 市の審査・交付決定
- 交付決定後に、設備の発注・工事着手
- 令和9年2月26日までに設置・支払いを完了
- 実績報告書を提出
なぜ「着手前」が条件なのか。補助がなくても実施したはずの投資まで補助してしまうと、制度の趣旨からずれるためです。だから、見積もりはセーフでも、発注はアウトという線引きになります。
申請受付は令和8年4月1日〜令和9年1月29日必着。設置完了の期限(令和9年2月26日)から逆算すると、実質的な準備期間はそう長くありません。
「今年度限り」の補助金は、来年度以降に似た制度が形を変えて再開されることもあれば、そのまま終了することもあります。
駒ヶ根市以外の設備投資系補助金もあわせて確認したい場合は、診断ツールが役立ちます。
よくある質問
来年度(令和9年度)も同じ補助金は続きますか?
公式に明記があるのは「令和8年度限り」という点までです。継続するかどうかは現時点では確認できません。 来年度の再開を前提にせず、今年度中の投資判断をおすすめします。
中古設備の導入は対象になりますか?
公式ページからは明確に読み取れませんでした。新規設備の購入を前提とした制度の可能性が高いため、申請前に商工観光課へ確認してください。
AコースとCコースは両方申請できますか?
複数コースの同時申請が可能かどうかは、公式ページに明記がありません。この点は制度の設計思想が絡む論点なので、申請前に窓口で確認するのが確実です。
