この補助金には「令和8年度限り」という言葉が付いています。来年度は姿を変える可能性が高い制度です。

駒ヶ根市中小事業者設備投資等支援事業補助金は、対象経費の1/2、上限は最大100万円です。3つのコースから、自社に合うものを選ぶ設計になっています。

なぜ「令和8年度限り」なのか

制度名にわざわざ「令和8年度限り」と入っているのには理由があります。原材料費・エネルギーコストの高騰という、今年度特有の経営環境に対応するための時限措置だからです。

だから、来年度も同じ制度が続く前提で計画を立てるのは危険です。設備投資を検討しているなら、今年度中に判断する必要があります。

対象になる事業者の条件

対象は、中小企業基本法第2条に該当する、市内に事業所を持つ法人または個人事業主です。次の条件も満たす必要があります。

  • 創業から1年以上経過していること
  • 市税を滞納していないこと
  • 他の補助金の交付を重複して受けていないこと

風営法に関連する事業は対象から除かれています。創業1年未満の事業者は、この時点で対象外になる点に注意してください。

3つのコースは、何が違うのか

この補助金には3つのコースがあります。なぜ分かれているのか。 目的が違うからです。生産性向上とエネルギーコスト削減では、投資の性質そのものが異なります。

コース目的補助上限額
Aコース生産性向上100万円(市内事業者から全て購入時110万円)
Bコースエネルギーコスト削減50万円(同55万円)
Cコース付加価値向上100万円(市内事業者から全て購入時110万円)
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補助率はどのコースも対象経費の1/2、下限は5万円です。Bコースだけ上限が半分になっているのは、想定する投資規模が他の2コースより小さいためだと考えられます。

補助額のシミュレーション

Aコース(生産性向上)を例に計算します。

  • 200万円の生産設備を市外業者から購入:対象経費200万円、補助率1/2で100万円。この時点で上限に到達します
  • 150万円の設備一式を、全額市内事業者から購入:対象経費150万円、補助率1/2で75万円。市内調達10%上乗せで82.5万円まで増えます
  • 6万円の省エネ機器のみを導入(Bコース):下限5万円を上回るため対象。補助額は3万円

対象経費が上限額の2倍に達すると、それ以上投資しても補助額は増えません。Aコースなら200万円、Bコースなら100万円が、補助額が頭打ちになる目安です。

順番を間違えると、対象外になる

この種の補助金に共通する原則がここにも当てはまります。着手前の申請が絶対条件です。

  1. 交付申請書を提出(発注・契約より前
  2. 市の審査・交付決定
  3. 交付決定後に、設備の発注・工事着手
  4. 令和9年2月26日までに設置・支払いを完了
  5. 実績報告書を提出

なぜ「着手前」が条件なのか。補助がなくても実施したはずの投資まで補助してしまうと、制度の趣旨からずれるためです。だから、見積もりはセーフでも、発注はアウトという線引きになります。

申請受付は令和8年4月1日〜令和9年1月29日必着。設置完了の期限(令和9年2月26日)から逆算すると、実質的な準備期間はそう長くありません。

「今年度限り」の補助金は、来年度以降に似た制度が形を変えて再開されることもあれば、そのまま終了することもあります。自治体の設備投資系補助金に共通する「交付決定前フライング」の実例や、時限措置ならではの逆算スケジュールの考え方は、GRANTOS公式LINEの登録者限定ページで紹介しています。

駒ヶ根市以外の設備投資系補助金もあわせて確認したい場合は、診断ツールが役立ちます。

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コース選択や、市内調達10%上乗せの適用条件に迷う場合は専門家に相談するのも一つの手です。

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よくある質問

来年度(令和9年度)も同じ補助金は続きますか?

公式に明記があるのは「令和8年度限り」という点までです。継続するかどうかは現時点では確認できません。 来年度の再開を前提にせず、今年度中の投資判断をおすすめします。

中古設備の導入は対象になりますか?

公式ページからは明確に読み取れませんでした。新規設備の購入を前提とした制度の可能性が高いため、申請前に商工観光課へ確認してください。

AコースとCコースは両方申請できますか?

複数コースの同時申請が可能かどうかは、公式ページに明記がありません。この点は制度の設計思想が絡む論点なので、申請前に窓口で確認するのが確実です。


免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助額・補助率・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず駒ヶ根市の公式ページおよび最新の案内で内容をご確認ください。

出典:


この補助金の概要(早見表)

検索項目内容
制度名駒ヶ根市中小事業者設備投資等支援事業補助金(令和8年度限り)
対象業種業種指定なし(風営法関連事業を除く)
利用目的生産性向上・エネルギーコスト削減・付加価値向上のための設備投資
対象地域長野県駒ヶ根市(市内に事業所を有する法人・個人事業主)
従業員数記載なし(中小企業基本法第2条該当が条件)
補助上限額50万円〜100万円(コースにより異なる。市内調達で最大110万円)
補助率対象経費の1/2(下限5万円)
申請受付令和8年4月1日〜令和9年1月29日必着
公式サイトhttps://www.city.komagane.nagano.jp/soshikiichiran/syoukoukankouka/kogyokakari/2/1/13382.html
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※この表の項目(対象業種・利用目的・対象地域・従業員数)は、GRANTOSの補助金診断の検索軸に対応しています。