「技術開発補助金」という名前から、機械装置の購入費まで対象になると思っていないでしょうか。この補助金は違います。対象経費は特定の試験機関に支払う依頼試験の手数料等に限定されています。 小牧市「中小企業新産業技術開発支援補助金」は、あいち産業科学技術総合センターなどの依頼試験費用を補助する制度で、上限50万円・補助率1/2。募集は2026年3月31日で終了しました。 対象になる経費の範囲と、次回に備える動きを解説します。
中小企業新産業技術開発支援補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(中小企業者。みなし大企業は除く) |
| 制度名 | 小牧市中小企業新産業技術開発支援補助金 |
| 対象業種 | 指定なし(風俗営業・ギャンブル関連業種を除く全業種) |
| 利用目的 | 依頼試験機関の利用手数料(創業・第二創業、販路開拓・展示会、研究開発・実証) |
| 対象地域 | 小牧市内(市内に事業所を有すること) |
| 従業員数 | 中小企業者(中小企業基本法上の区分。みなし大企業は対象外) |
| 補助上限額 | 上限50万円(1事業者・1年度あたり) |
| 補助率 | 1/2(補助対象経費×1/2、100円未満切り捨て) |
| 申請受付 | 終了(2026年3月31日) |
| 公式サイト | 小牧市「中小企業新産業技術開発支援補助金」 |

対象になるのは「試験機関の利用料」だけ
この補助金の対象経費は、特定の公的試験研究機関に支払う費用に絞られています。
- 対象になる: あいち産業科学技術総合センターの依頼試験、名古屋市工業研究所の依頼試験、科学技術交流財団のビームライン利用料
- 対象にならない: 自社で購入する試験機器・分析機器の費用、社内で行う研究開発の人件費、外部の民間試験機関への依頼費用(公的機関以外)
「技術開発」という言葉の広さに対して、対象経費は公的試験研究機関の利用手数料という、かなり狭い範囲に絞られています。新製品開発のための試験を検討する際は、まずその試験を依頼する先が、この3つの公的機関のいずれかに当てはまるかを確認する必要があります。
他の小牧市の補助金との違い
小牧市には、同じく研究開発系の「新技術・新製品研究開発事業補助金」(茅野市の同名制度とは別。小牧市独自の制度が別途ある可能性)や、この記事の「新産業技術開発支援補助金」など、名前が似た制度が複数存在します。混同しないよう、この記事が扱うのは「公的試験機関の利用料」に絞った枠であることを押さえておいてください。
今から申請できるのか
できません。2026年3月31日で募集は終了しています。 中小企業の技術開発支援は小牧市が継続的に取り組む分野であり、次年度も同様の枠組みで補助金が実施される可能性は考えられますが、次年度の公募時期は本記事執筆時点で確認できていません。
次回公募に備えて、今からできること
- 依頼試験の内容が対象機関に該当するか確認する: あいち産業科学技術総合センター等への依頼を検討している場合は対象になりやすくなります
- 手数料の見積・納入予定時期を整理する: 補助対象は「交付を受けようとする年度に納入した」手数料等です
- みなし大企業に該当しないか確認する: 資本関係を事前に整理しておきます
よくある質問
今から申請できますか?
できません。2026年3月31日で募集は終了しています。次年度の公募開始時期は小牧市商工振興課の公式ページで確認してください。
民間の試験機関に依頼した場合も対象になりますか?
対象になりません。対象経費は、あいち産業科学技術総合センター、名古屋市工業研究所、科学技術交流財団の依頼試験・利用料に限定されています。
機械装置の購入費も対象になりますか?
なりません。この補助金は依頼試験の手数料等に限定されており、機械装置の購入費は対象経費に含まれません。設備投資であれば、小牧市の別の補助金を確認することをおすすめします。
免責事項: 本記事の内容は2026年8月時点で確認できた情報にもとづきます。補助上限額・補助率・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず小牧市の公式ページでご確認ください。
