真夏のハウスの中は、外気温より何度も高くなります。日射を遮る資材を入れるだけで、収穫できる作物の量も品質も変わってくる——郡山市はここに焦点を当てた補助金を用意しました。農業気候変動対策支援事業補助金です。
対象は遮光シートや塗布剤といった、園芸施設用の遮光資材の購入費。補助率は対象経費の2割以内で、園芸施設の面積1,000平方メートルあたり10万円が上限です。対象になるのは、販売・出荷目的で園芸作物を栽培している認定農業者または認定新規就農者に限られます。
申請期間は令和8年7月21日から令和9年2月26日までと長めですが、先着順で予算上限に達し次第終了します。対象になる資材の購入も令和8年4月1日から12月31日までに限られるため、購入を検討している人は早めに動く方が安全です。
農業気候変動対策支援事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(個人事業主・農業者) |
| 制度名 | 郡山市農業気候変動対策支援事業補助金 |
| 対象業種 | 農業(園芸作物栽培) |
| 利用目的 | 園芸施設用遮光資材(遮光シート・塗布剤等)の購入費補助 |
| 対象地域 | 福島県郡山市 |
| 従業員数 | 規定なし(認定農業者・認定新規就農者が申請) |
| 補助上限額 | 園芸施設面積1,000平方メートルあたり10万円(1,000円未満切捨) |
| 補助率 | 対象経費の2割以内 |
| 申請受付 | 令和8年7月21日(火)~令和9年2月26日(金)。先着順で予算上限に達し次第終了。対象購入期間は令和8年4月1日~12月31日 |
| 公式サイト | 郡山市「郡山市農業気候変動対策支援事業補助金のご案内」 |

対象者は「認定」を受けている人に限られる
この補助金の対象は、認定農業者または認定新規就農者に絞られています。市に認定されていない一般の農業者は、園芸施設で遮光資材を使っていても対象外です。まだ認定を受けていない場合は、申請より先に認定の手続きを確認する必要があります。
暴力団関係者と市税滞納者は交付対象から除かれます。
対象経費は「遮光」に限定される
対象経費は園芸施設用の遮光資材(シート、塗布剤など)の購入費です。冷房設備や換気扇のような機械設備は対象に含まれていません。あくまで「日射を遮る」ための資材購入費に絞られた制度だと理解しておく必要があります。国・県の補助事業ですでに採択されている分と、消費税分は対象経費から除かれます。
いくらになるか計算してみる
たとえば、1,500平方メートルのハウスで遮光ネットを導入し、資材費が80万円かかったケースを考えます。
- 補助率2割で計算すると16万円
- 施設面積1,500平方メートルに応じた上限は1,000平方メートルあたり10万円換算で15万円
- どちらか低い方が適用されるため、この場合は15万円が補助額になります
面積が広いほど上限額も上がる仕組みなので、複数のハウスをまとめて申請する場合は、施設全体の面積を正しく計算しておくことが金額を最大化するポイントです。
申請は持参のみ、書類は9種類
農業生産流通課への直接持参が申請方法で、郵送は受け付けていません。申請書、実施報告書、決算書、領収書、図面、出荷証明書など9種類の書類が必要です。書類の準備に時間がかかるため、購入前から領収書や図面を整理しておくとスムーズです。
よくある質問
認定を受けていない農業者は使えませんか?
対象は認定農業者または認定新規就農者に限られています。認定を受けていない場合は、市の農業生産流通課に認定の手続きを確認してから検討することをおすすめします。
冷房設備の導入費用にも使えますか?
使えません。対象は遮光資材(シート・塗布剤等)の購入費に限られており、冷房設備や換気設備といった機械類は対象経費に含まれていません。
予算がなくなったら受付は終わりますか?
先着順で受け付け、予算上限に達し次第終了します。申請期間は令和9年2月26日までとなっていますが、それより前に締め切られる可能性がある点にご注意ください。
