出産のために島を出て、東京都外の病院で妊婦健診を受けると、村で渡された受診票は使えません。その自費の健診費を、神津島村が後から助成します。申請は、最後に健診を受けた日か出産日から半年以内です。
神津島村 東京都外等出産妊婦健診助成の要点まとめ
正式名:神津島村東京都外等出産妊婦健診助成制度
だれが
- 申請者
- 個人(本人)
- 対象業種
- 指定なし(個人が申請)
- 利用目的
- 島外出産に伴う妊婦健診費の助成
- 対象地域
- 東京都神津島村
- 従業員数
- 規定なし(個人が申請)
いくら
- 補助上限額
- 受診1回ごとに東京都の委託単価が上限(金額は本文)
- 補助率
- 10/10(健診費と委託単価の低い方)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 通年(最後の受診日か出産日から半年以内)
自分は対象になる?
次の4つにすべて当てはまれば対象です。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 都内の契約医療機関で受診した
- ✕ 保険診療にあたる費用
- ✕ 文書料や予防接種料
受診は日本国内に限ります。母子手帳の交付前の健診も対象外です。助産所の場合は、1回目の健診・超音波検査・子宮頸がん検診が外れます。要綱には「村長が認める者」も対象と書かれています。当てはまるか迷う場合は、保健センターに聞いてください。
いくら戻ってくる?
助成額は、受診1回ごとに「実際に払った健診費」と「東京都の委託単価」の低い方です。村の冊子に載る2025年度の上限額は、次のとおりです。
| 受診票の種類 | 1回の上限 |
|---|---|
| 1回目の健診 | 11,280円 |
| 2〜14回目の健診 | 5,280円 |
| 超音波検査(4回まで) | 5,300円 |
| 子宮頸がん検診(1回) | 3,400円 |
2026年度の額は、冊子に「未定」とあります。 申請前に保健センターで確かめてください。
計算例(2025年度の単価で計算)です。
- 病院で14回すべて受けた:11,280円 + 5,280円 × 13回 = 79,920円が上限
- 超音波4回と子宮頸がん検診も受けた:79,920円 + 5,300円 × 4回 + 3,400円 = 104,520円が上限
- 助産所で2〜14回目だけ受けた:5,280円 × 13回 = 68,640円が上限
- 2回目の自費が7,000円だった:上限5,280円まで → 助成は5,280円(1,720円は自己負担)
- 2回目の自費が4,000円だった:実費の4,000円が助成額
新生児聴覚検査の助成が別にあります。冊子には3,000円とあり、金額は「要確認」と注記されています。
申請の流れ
- 健診のたびに領収書と明細書をもらう(本人→受診した医療機関。母子手帳に病院名の印をもらう)
- 未使用の受診票を取っておく(本人。使わなかった券は返却する)
- 必要書類をそろえる(本人。申請書は様式第1号)
- 保健センターに申請する(本人→保健センター。最後の受診日か出産日から半年以内。まとめて出せる)
- 審査を受け、決定通知を受け取る(村→本人。助成の決定後に請求書を出す)
必要な書類
準備できた 0 / 8
母子手帳は、健診欄に島外の病院名の印があるものです。領収書と診療明細書はコピーが使えません。印鑑はシャチハタ不可です。口座は七島信用組合かゆうちょ銀行の通帳かキャッシュカードに限ります。出産支援特別助成金を先に申請していれば、住民票は要りません。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 申請が半年を過ぎた:最後の受診日か出産日から半年を過ぎると、申請できません。
- 受診票の扱いを誤った:村の受診票を病院に出して使うと、その分は助成の対象になりません。
- 領収書の日付が合わない:領収書の日付が母子手帳の健診日と同じ記載であることが、要綱の条件です。
- 不正があった:偽りの申請で受け取った助成金は、返還を求められます。
他の島外出産向けの助成との違い
冊子には、同じ保健センターの窓口で扱う助成が3つ載っています。いずれも、この助成とは別の制度です。
- 出産支援特別助成金:妊婦健診を受けに島外へ出て帰島した場合の交通費。1回4万円、5回まで
- 出産前後支援助成金:宿泊費は1泊2,000円で74泊まで、または往復交通費148,000円までの1/2
- 新生児聴覚検査の助成:都内の契約医療機関以外で受けた場合
健診費はこの助成、移動と宿泊は別の助成になります。問い合わせ先は、いずれも同じ保健センターです。
よくある質問
都内の病院で受ける場合も申請できますか?
都内の契約医療機関なら、村が渡した受診票をそのまま使えます。この助成は受診票が使えない場合の制度なので、契約医療機関で受けた分は対象外です。対象になるのは、東京都外の医療機関で受けた健診と、東京都内外の助産所で受けた健診です。里帰り先がどちらか迷う場合は、受診の前に保健センターに病院名を伝えて、受診票が使えるかを確かめておくと安心です。
助産所で受けた場合は何が対象ですか?
助産所で対象になるのは、2〜14回目の妊婦健診です。1回目の健診、超音波検査、子宮頸がん検診は対象外とされています。2025年度の上限は、2〜14回目で1回5,280円です。1回目の健診は医療機関で受ける形になるため、里帰りの時期と合わせて受診先を決めてください。迷う場合は窓口へ確認してください。
申請はいつまでにすればいいですか?
最後に健診を受けた日か、出産した日から半年以内です。いつからいつまでという受付期間はなく、通年で受け付けます。まとめて申請できるので、健診のたびに出す必要はありません。ただし半年を過ぎると申請できません。産後は忙しくなるため、領収書と明細書を毎回保管して、出産後に早めに出すのがおすすめです。
領収書の原本は必要ですか?
必要です。冊子には、領収書と診療明細書はコピーが使えないと書かれています。紛失すると助成を受けられなくなるおそれがあります。里帰り先の病院では、会計のたびに領収書と明細書の両方をもらってください。また、領収書の日付は、母子手帳の健診欄に書かれた健診日と同じ記載である必要があります。
保険診療になった分は助成されますか?
されません。冊子では、保険診療にあたる分、文書料、予防接種料などが対象外とされています。領収書の内訳に保険診療と自費が混ざる場合は、明細書で区別できる形でもらってください。審査では、領収書と診療明細書の両方で助成の対象になる項目かが確かめられます。
使わなかった受診票はどうすればいいですか?
捨てずに保健センターへ返却してください。申請書類にも「未使用の受診票」が含まれており、これを添えて申請します。受診票は再交付ができません。紛失すると申請に影響するおそれがあるため、里帰り先に持ち出す荷物の中で、母子手帳と一緒に保管しておくのが確実です。受診票の枚数が足りないと、助成の額にも影響します。
助成額はどのように決まりますか?
受診1回ごとに、実際に払った健診費と東京都の委託単価を比べて、低い方が助成額になります。委託単価は、東京都の協議会で毎年度決まります。2025年度は、1回目が11,280円、2〜14回目が5,280円でした。実費が単価を超えた分は自己負担です。反対に実費が単価より安ければ、実費の額が戻ります。
2026年度の助成額はいくらですか?
2026年度版の冊子の時点では「今年度の金額は未定」と書かれています。冊子に載っているのは2025年度の額です。2026年度の単価が決まれば、その額が上限になります。申請の前に保健センターで最新の単価を確かめてください。2025年度と同じ額とは限らないため、資金計画を立てるときは余裕を持たせてください。
振込先の口座に決まりはありますか?
冊子の案内では、七島信用組合かゆうちょ銀行の通帳かキャッシュカードを持参するとされています。他の金融機関の口座で受け取れるかは、一次情報に書かれていません。申請前に保健センターへ確認してください。申請書に書く口座と持参する通帳の名義が合っているかも、窓口で見られます。
同じ窓口で他の助成も申請できますか?
併用できます。出産支援特別助成金、出産前後支援助成金、新生児聴覚検査の助成は、いずれも冊子で保健センターが問い合わせ先です。たとえば、出産支援特別助成金を先に申請していれば、この助成では住民票の添付が要りません。どの助成も申請の期限が半年以内です。まとめて準備すると、窓口に行く回数を減らせます。
問い合わせ先はどこですか?
神津島村の保健センターです。冊子では電話番号が「8-0010」と書かれています。役場の代表番号は04992-8-0011です。対象になるか、領収書の書き方、2026年度の単価で迷ったときは、申請の前に問い合わせてください。書類の出し直しを防げます。電話で聞くときは、里帰り先の医療機関名、受診した回数、領収書の有無を手元に置いておくと、話が早く進みます。
