「オスカー認定」を受けているかどうかで、使える補助金が変わります。京都市の「中小企業パワーアッププロジェクト」は、京都市の認定制度である「オスカー認定」を受けた企業だけが申請できる制度です。
補助率は2分の1以内で、上限は500万円、下限は100万円。下限が設定されているのが特徴で、小規模な取組では申請の対象になりません。
京都市中小企業パワーアッププロジェクトの要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(オスカー認定を受けている中小企業者) |
| 制度名 | 京都市中小企業パワーアッププロジェクト |
| 対象業種 | 業種指定なし(オスカー認定を受けた中小企業者) |
| 利用目的 | 新製品・新サービスの開発、既存製品等の高付加価値化、市場調査、販路拡大等 |
| 対象地域 | 京都府京都市 |
| 従業員数 | 規定なし(中小企業基本法上の中小企業者。業種ごとに資本金・従業員数いずれかの基準を満たす事業者) |
| 補助上限額 | 500万円(下限100万円) |
| 補助率 | 2分の1以内 |
| 申請受付 | 令和8年4月〜同年6月まで(予定) |
| 公式サイト | 京都市「令和8年度京都市中小企業支援補助金等一覧」(PDF) |

「オスカー認定」を受けていることが出発点
この補助金でまず確認すべきは金額ではなく、自社がオスカー認定を受けているかどうかです。オスカー認定は、優れた技術力や経営基盤を持つ京都市内の中小企業を市が認定する制度で、この認定がないとパワーアッププロジェクトそのものに申請できません。
認定を受けていない場合は、まずオスカー認定の申請から検討する必要があります。認定の有無で、使える補助金の選択肢が大きく変わる点は見落とされがちです。
対象になる取組、ならない取組
対象になるのは、次のような取組にかかる経費です。
- 新製品・新サービスの開発
- 既存製品等の高付加価値化
- 市場調査
- 販路拡大のための経費
「優れた技術力や経営基盤を活かし、競争力の強化やビジネスモデルの変革に取り組む」ことが前提とされているため、単なる設備の更新や、通常の営業活動の延長にとどまる取組は対象になりにくいと考えられます。地域の中核企業として成長する意欲を持つ取組であることが求められます。
下限100万円という条件を忘れない
多くの京都市の補助金は下限を設けていませんが、この制度は補助金交付下限を100万円としています。事業費が小さく、補助対象経費の2分の1が100万円に届かない場合は、この制度の対象になりません。
小規模な新商品開発であれば、伝統産業関連の事業者は「伝統産業未来構築事業補助金」(上限100万円〜200万円)など、下限のない別の制度のほうが使いやすい場合があります。
よくある質問
オスカー認定を受けていない場合、代わりに使える制度はありますか?
公式ページの一覧には、京都型グローバル・ニッチ・トップ企業育成補助金など、別の認定企業向け制度も掲載されています。認定を受けていない場合は、まず産業観光局地域企業振興室へ相談することをおすすめします。
交付決定前の経費は対象になりますか?
公式ページに明記はありませんが、交付決定日から令和9年2月26日までが対象期間とされており、諸条件を満たせば令和8年4月1日以降から交付決定日までの経費も対象になる場合があります。詳細は産業観光局へご確認ください。
補助金額はどうやって決まりますか?
補助対象経費の2分の1以内で、上限500万円、下限100万円の範囲内です。事業費が200万円未満だと、2分の1の額が下限の100万円に届かない可能性があるため注意が必要です。
