シャッターを下ろしたまま何年も放置された店舗。持ち主は「直して貸すか、それとも解体するか」を決めかねている——前橋市のまちなかには、そんな不動産が点在しています。

前橋市の「まちなか遊休不動産リビルド支援事業補助金」は、この空き店舗・空き家の改修や解体にかかる費用の2分の1を補助する制度です。上限は物件を借りる人がすでに決まっているかどうかで、40万円または50万円に分かれます。

対象は、前橋市アーバンデザイン策定区域内の遊休不動産です。交付決定前に発生した経費は対象外なので、解体業者への発注や契約は、申請が通ってからでないと補助の対象になりません。受付期間は令和8年4月1日から令和9年2月28日までです。

前橋市まちなか遊休不動産リビルド支援事業補助金の要点まとめ

項目内容
申請者事業者・個人のどちらも(対象区域内の遊休不動産の所有者、または物件を借り受けたリノベパートナー)
制度名前橋市まちなか遊休不動産リビルド支援事業補助金
対象業種指定なし(不動産の所有者またはリノベパートナーが申請)
利用目的空き店舗・空き家等の遊休不動産の残置物撤去、解体、内外装・給排水・電気の改修工事、図面作成調査、登記費用、鑑定費用、測量費
対象地域前橋市アーバンデザイン策定区域内
従業員数規定なし
補助上限額物件使用者確定時:上限50万円/物件使用者未定時:上限40万円
補助率対象経費(税抜)の2分の1以内
申請受付令和8年4月1日〜令和9年2月28日(事業開始前の申請が必須)
公式サイト前橋市「まちなか遊休不動産リビルド支援事業補助金」
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前橋市まちなか遊休不動産リビルド支援事業補助金の対象・金額・締切の概要

「持ち主」と「借りて直す人」のどちらでも申請できる

対象者は、遊休不動産の所有者本人だけではありません。物件を所有者から借り受けて改修する「リノベパートナー」も申請できます。空き家を持て余している大家と、まちなかで店を出したい借り手、どちらの側からでも申請の入口があるのがこの制度の特徴です。

対象になる不動産は、対象区域内の空き店舗や空き家等の遊休不動産です。店舗併用住宅の場合は、店舗部分のみが対象になります。

対象になる不動産・対象になる経費

対象経費は、次のようなものです。

  • 残置物撤去費(前の入居者の荷物や設備を片付ける費用)
  • 解体費
  • 改修工事費(内外装、給排水、電気設備)
  • 図面作成調査費
  • 登記費用
  • 鑑定費用
  • 測量費

補助金交付決定以前に発生した経費は対象外です。交付決定とは、市から出される正式な通知のことで、これより前に業者と契約したり工事を始めたりすると、その経費はすべて自己負担になります。見積もりを取ること自体は交付決定前でも問題ありませんが、契約・着工は交付決定を待つ必要があります。

いくら戻るのか。「使う人が決まっているか」で上限が変わる

補助率は一律で対象経費(税抜)の2分の1以内ですが、上限額は物件の使用者が確定しているかどうかで変わります。

  • 物件使用者が確定している場合:上限50万円
  • 物件使用者が未定の場合:上限40万円

例えば、空き店舗の解体費と改修工事費の合計が100万円かかり、すでにテナントとして入る事業者が決まっているとします。2分の1なら50万円で、これは上限額とちょうど一致します。一方、まだ借り手が決まっていない状態で同じ100万円の工事を行う場合、上限は40万円になるため、10万円分は自己負担が増える計算です。借り手を先に見つけておくほうが、補助を最大限に活かせます。

申請の順番を間違えると全額自己負担になる

  1. 事前準備:申請書、予算書、所有権証明、見積書、設計図、写真等をそろえる
  2. 交付申請:工事や契約の前に、にぎわい商業課へ申請書一式を提出
  3. 交付決定後に契約・着工:市の決定を受けてから業者と契約し、工事を始める
  4. 実績報告:事業完了後、領収書、完了写真、契約書等を提出(電子申請または郵送)

見積もりを複数の業者から取っている段階で申請の準備を進め、契約は交付決定の通知が届いてから行う、という順番を守ることが重要です。

よくある質問

解体業者と契約したあとでも申請できますか?

できません。補助金交付決定以前の経費は対象外です。契約や発注は、市からの交付決定通知を受けてから行ってください。

借り手(テナント)が決まっていない状態でも申請できますか?

申請自体は可能ですが、上限額が下がります。物件使用者が確定している場合の上限は50万円、未定の場合は40万円です。

店舗併用住宅の改修も対象になりますか?

店舗部分のみが対象です。住宅部分の改修費用は対象外になります。

免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助上限額・補助率・対象要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず前橋市の公式ページで最新の内容をご確認ください。

出典(一次情報)