工場やオフィスの照明・空調を高効率機器に入れ替えたい。見積もりを取ったら、更新だけで数百万円かかると分かった——そこで手が止まる南相馬市の事業者は少なくありません。
南相馬市には、この壁を軽くする補助金があります。高効率の空調機器・給湯器へ更新する費用の1/2(上限100万円)を補助する「省エネ高効率機器更新モデル事業補助金」です。対象は市内に事業所を持つ民間事業者で、令和8年5月13日から令和9年1月29日まで受け付けています。ただし予算に達し次第、期間内でも締め切られます。
南相馬市省エネ高効率機器更新モデル事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 省エネ高効率機器更新モデル事業補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(市内に事業所を有する民間事業者) |
| 利用目的 | 高効率空調機器・高効率給湯器への更新 |
| 対象地域 | 南相馬市 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | 100万円(対象経費の1/2以内) |
| 補助率 | 1/2以内 |
| 申請受付 | 令和8年5月13日〜令和9年1月29日(予算上限に達し次第終了) |
| 公式サイト | 南相馬市「省エネ高効率機器更新モデル事業補助金」 |

対象になるのは「更新」だけ、「新規導入」ではない
見落としやすい条件がひとつあります。新規導入は補助対象外で、あくまで既存の空調機器・給湯器を高効率なものに置き換える「更新」だけが対象です。まだ空調のない倉庫に新しくエアコンを付ける、といった使い方はできません。
対象経費は、高効率空調機器または高効率給湯器の設備費および設置工事費です。市税を滞納していないこと、暴力団に該当しないことも条件になります。
いくら戻るか計算する
補助率は対象経費の1/2以内、上限は100万円です。
- 更新費用が150万円なら、補助額は75万円
- 更新費用が200万円なら、1/2は100万円になるので、上限の100万円がそのまま補助される
- 更新費用が300万円でも、補助は上限の100万円まで
200万円を超える工事から、上限額の恩恵が頭打ちになるという計算です。複数台まとめて更新するほうが、工事費・撤去費を圧縮できて実質的な負担軽減の効果は大きくなります。
落とし穴:交付決定前に契約すると対象外
市の交付決定通知を受け取る前に工事を発注・契約すると、その経費は補助の対象外になります。 見積もりを取るところまでは自由ですが、契約や着工は「交付決定」という通知が届いてからにする必要があります。
工事業者との打ち合わせで日程を先に押さえたくなる場面ですが、契約書に押印するタイミングだけは、必ず交付決定の通知を待ってからにしてください。
申請の流れ
- 環境政策課へ事前相談(対象設備か確認)
- 見積書を取得(契約はまだしない)
- 交付申請書を提出し、交付決定の通知を待つ
- 交付決定後に契約・工事着手
- 完了後に実績報告、補助金の請求
申請書類は環境政策課脱炭素社会推進係(市役所西庁舎1階)への持参、または郵送で提出します。
よくある質問
新しく空調を設置する場合も対象になりますか?
対象になりません。この補助金は既存機器の「更新」だけが対象で、新規導入は対象外です。
個人事業主でも申請できますか?
できます。対象は「市内に事業所を有する民間事業者」で、法人・個人事業主のどちらも含まれます。
予算がなくなったら受付期間中でも終了しますか?
終了します。受付期間は令和9年1月29日までですが、予算額に達した時点で締め切られると明記されています。早めの相談をおすすめします。
