飲食店や美容室を営んでいて「見附市で物価高騰の支援金が出るらしい」と聞いたなら、先に確かめたいのは業種です。この支援金の対象は建設業・製造業・運輸業・卸売業の4業種だけで、小売・飲食・サービス業は含まれません。
支援額は、従業員0〜9人が5万円、10人以上が10万円の定額です。申請は2026年7月15日から9月30日までで、受付は終了しました。
見附市 物価高騰対策支援事業の要点まとめ
正式名:見附市中小企業・小規模事業者 物価高騰対策支援事業
だれが
- 申請者
- 事業者(中小企業者・小規模事業者・個人事業主)
- 対象業種
- 建設業、製造業、運輸業、卸売業(4業種に限る)
- 利用目的
- 資金繰りを改善したい(物価高騰への対応)
- 対象地域
- 新潟県見附市
- 従業員数
- 0〜9人と10人以上の2区分(常時雇用)
いくら
- 補助上限額
- 10万円
- 補助率
- 従業員数に応じた定額(実費精算ではない)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年7月15日〜2026年9月30日(受付終了)
うちの業種は対象になる?
次の4つにすべて当てはまれば、対象でした。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
あわせて、暴力団排除条例に当たらないこと、市の取材など広報活動に協力できることも要件でした。中小企業者とは、資本金か従業員数が業種ごとの上限以内の会社のことです(上限は業種で異なります)。個人事業主は農業を除いて対象です。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 小売業・飲食サービス業
- ✕ 美容・クリーニングなど生活関連サービス業
- ✕ 7月2日以降に開業した
- ✕ 農業を営む個人事業主
業種の線引きは、日本標準産業分類(国の統計が使う業種の分け方)の大分類で決まります。「卸売業、小売業」のうち対象は卸売業だけで、小売業は外れます。卸と小売を兼ねる事業者がどちらで判定されるかは、交付要領に書かれていません。申請書には「主たる事業の業種」を建設・製造・運輸・卸売から1つ選ぶ欄があるので、兼業の人は主な事業で選ぶ形になります。判断に迷う場合は窓口(0258-62-1700)に聞くのが確実です。
いくら受け取れる?
額は、2026年7月1日時点で市内の事業所に勤めている従業員数で決まります。
| 従業員数(常時雇用) | 支援金額 |
|---|---|
| 0〜9人 | 5万円 |
| 10人以上 | 10万円 |
- 従業員3人の工務店:5万円 × 1回限り = 5万円
- 従業員9人の運送会社:5万円 × 1回限り = 5万円(10人目を雇う前の区分)
- 従業員12人の金属加工メーカー:10万円 × 1回限り = 10万円
従業員9人と10人では、受け取れる額が5万円変わります。 実費を精算する仕組みではないので、領収書の金額は関係しません。従業員名簿は、代表者・事業主・役員を除いて書く決まりです。パートやアルバイトを人数に入れるかなど、数え方の細かい基準は、市の案内ページにも交付要領にも書かれていませんでした。
申請の流れ
- 業種と開業時期を確かめる(事業者。建設・製造・運輸・卸売で、2026年7月1日以前から操業していること)
- 申請書・従業員名簿・添付書類を用意する(事業者→見附市のページから様式をダウンロード。税の申告書類と通帳の写しも要る)
- 地域経済課に出す(事業者→見附市 地域経済課 商工労働係。窓口・郵送・メールのどれか。9月30日まで)
- 交付決定を待つ(見附市→事業者。額を書いた交付決定通知書が送られる)
メールで出す場合は、押印した書類をPDFにして添付します。1事業者につき1回限りです。
必要な書類
準備できた 0 / 4
税申告書類は、法人なら2026年1月1日の直前の事業年度の法人税確定申告書別表第一(1枚目)です。個人は2025年分の確定申告書第一表で、確定申告の義務がない人は2026年度の市民税・県民税申告書を出します。2026年1月1日以降に開業した人は、法人設立届出書か個人事業の開業届の写しで足ります。申告したことが分かる控えを付けます。e-Taxなら電子申請日時が入った控えか、受信通知です。付けなくても受け付けられますが、交付まで通常より時間がかかります。
通帳は、おもて面と、開いた1・2ページ目の写しです。口座は申請者名義のものに限ります。従業員名簿は、見附市内に勤める従業員の氏名と生年月日が分かる名簿で代えることもできます。申請書の誓約欄には、支援金が課税対象となることへの同意も入っています。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 対象外の業種だった:小売・飲食・サービス業は、売上が減っていても対象になりません。
- 7月2日以降に開業した:2026年7月1日以前から操業していることが要件です。
- 市税の滞納があった:見附市の市税などを滞納していると対象外です。
- 要領に違反した:交付決定が取り消され、すでに受け取っていれば返還を求められます。
- 書類の不備を直さなかった:不備で審査が終わらず、2026年10月31日までに直らない場合や連絡がつかない場合は、申請を取り下げたものとみなされます。
- 受付期間を過ぎた:9月30日を過ぎた申請は受け付けられません。
受付が終わったあとの話
この事業は、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を使った臨時の措置と、市は案内しています。同じ内容での再実施について、市の案内ページには書かれていません。
見附市には、ほかにも事業者向けの制度があります。
よくある質問
今から申請できますか?
申請の受付は2026年9月30日で終了しました。交付要領にも、受付期間は2026年7月15日から9月30日までと書かれています。同じ支援金を再び実施するかどうかは、市の案内ページに載っていません。次の動きを知りたいときは、見附市地域経済課商工労働係(0258-62-1700)に問い合わせるか、市のページを見に行く方法があります。
飲食店や美容室は対象になりますか?
対象になりません。対象は建設業・製造業・運輸業・卸売業の4業種だけです。交付要領は、事業所数や従業員数が多い業種に絞ったと説明しており、小売・飲食・サービス業は対象から外れています。売上が減っているかどうかは判断に関係せず、業種が合うかどうかで決まる制度でした。
小売業と卸売業を両方やっている場合はどうなりますか?
日本標準産業分類の大分類「卸売業、小売業」のうち、対象は卸売業だけです。兼業の場合の判定は、交付要領に記載がありません。申請書には「主たる事業の業種」を選ぶ欄があり、主な事業が卸売なのか小売なのかで結論が変わる可能性があります。申請前に商工労働係へ事業の内訳を伝えて確認する方法があります。
運輸業には郵便業も含まれますか?
交付要領の対象業種は「運輸業、郵便業(のうち運輸業)」と書かれており、郵便業そのものではなく運輸業が対象です。トラック運送やバス・タクシーなど運輸業に当たる事業なら対象の見込みですが、郵便業に近い事業はこの書き方では対象かどうか判断しにくい面があります。迷うときは窓口に聞いてください。
従業員がちょうど10人の場合、いくらですか?
「10人以上」の区分に入るため、10万円です。区分は0〜9人(5万円)と10人以上(10万円)の2つだけで、10人ちょうどは上の区分になります。人数は2026年7月1日時点で、市内の事業所に勤める常時雇用の従業員を数えます。ほかの月の人数や、申請日の人数は基準になりません。
パートやアルバイトも従業員に数えますか?
交付要領は「常時雇用する従業員」と書くだけで、パートやアルバイトを含めるかどうかの細かい基準を載せていません。従業員名簿に書くのは、代表者・事業主・役員を除く、見附市内に勤務する従業員です。人数が9人と10人の境目にある事業者は、金額が5万円変わるため、様式2の従業員名簿を作る前に商工労働係へ数え方を確かめておくと、記入の迷いを減らせます。
2026年7月5日に開業した場合は対象ですか?
対象外です。2026年7月1日以前から操業していることが要件で、それ以降に開業した事業者は申請できませんでした。7月1日ちょうどに操業していれば、「以前から」に当たります。なお、2026年1月1日以降に開業した人は、税の申告書類の代わりに、法人設立届出書か個人事業の開業届の写しを添えます。7月1日以前の開業なら、この区分でも申請できました。
個人事業主や農業は対象ですか?
個人事業主は、農業を除いて対象です。建設業・製造業・運輸業・卸売業のいずれかを営み、見附市内に事業所があれば、法人でなくても申請できました。農業を営む個人事業主は、交付要領に「農業を除く」と書かれているため対象になりません。法人の農業は、農業を除くという書き方がどこまで及ぶのか、要領から読み取れないため、窓口に聞くのが確実です。
申請はどう出しますか?
窓口に持参するか、郵送するか、メールで送ります。メールの場合は、押印した申請書類をPDFにして添付します。交付要領にはウェブ申請も書かれていますが、市の案内ページが示す方法は窓口・郵送・メールの3つです。提出先は見附市地域経済課商工労働係で、受付は9月30日で終了しました。
何回でも申請できますか?
1事業者につき1回限りです。事業所が複数あっても、交付要領は1事業者あたり1回と定めています。支援金は実費精算ではなく定額なので、支出の領収書を添える必要もありません。額を決めるのは、2026年7月1日時点の従業員数だけです。重ねて申請しても、2回目の分は受け取れません。申請書を出す前に、業種と人数の記入内容を見直しておくと安心です。
受け取った支援金を返す場面はありますか?
あります。交付要領に違反した場合や、交付決定の内容に反した場合は、決定の全部または一部が取り消されます。すでに支援金が振り込まれていれば、返還を求められます。申請書に書く業種、開業時期、従業員数は、実際のとおりに書いておく必要があります。数字や日付を実際と違えて書いた場合は、あとから取り消しの対象になり得ます。
「広報活動に協力できること」とは何ですか?
要件の一つで、市が取材などの広報活動をするときに協力できる事業者であることを指します。具体的な取材の内容や頻度は、交付要領にも案内ページにも書かれていません。協力が難しい事情がある場合は、申請の前に商工労働係へ相談すると確実です。この要件は市税の滞納がないことなどと並んで、申請者が満たす条件として挙げられています。
