この補助金で外しやすいのは、金額よりも順番です。ツアーを売り出す10日前までに市の承認を受け、その前に事業者登録を済ませておく必要があります。登録だけで1か月ほどかかります。
都城市が旅行業者に出す補助金で、市外から5人以上の団体が市内に泊まり、市が指定した飲食店で食事をする旅行が対象です。1人あたりの基本額は1万円で、条件がそろえば加算が付き、最大で1人1.7万円になります。旅行が終わったら2か月以内(年度をまたぐときは年度末まで)に申請しないと、権利がなくなります。
都城市 ミートツーリズム補助金の要点まとめ
正式名:都城市ミートツーリズムツアー造成支援事業費補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(旅行業法に基づき登録された旅行業者)
- 対象業種
- 旅行業
- 利用目的
- 市内宿泊と指定の食事を組んだ旅行商品の造成
- 対象地域
- 宮崎県都城市
- 従業員数
- 公式ページに記載なし(みやこんじょPR課へお問い合わせください)
いくら
- 補助上限額
- 1人あたり最大1.7万円(17,000円)。人数を掛けた額
- 補助率
- 定額(1人あたりの金額で算定)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 旅行ごと(旅行終了から2か月以内か年度末のいずれか早い日)
自社のツアーは対象か
次の4つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
旅行業者は、海外の業者でも対象です。その国の法令で旅行業を営む資格があれば足ります。宿泊施設と飲食店も、5人以上が同じ行動をとることが条件です。
次のどちらかに当たると対象外です。
- ✕ 教育旅行・合宿・大会への参加
- ✕ 事前確認を受けていない旅行
旅行の中身は、「肉と焼酎のふるさと都城」を味わえるもので、市への経済効果が見込めることも求められます。判定の基準は公式ページに細かく書かれていないので、迷う企画は事前確認書を出す前にみやこんじょPR課へ相談する手があります。
1人いくら、全体でいくら戻る?
金額は、使うメニューと加算の組み合わせで決まります。
| パターン | 1人あたりの基本額 | 条件つきの加算 |
|---|---|---|
| 市指定のグランドメニュー+市内宿泊 | 1万円 | 5,000円 |
| 市指定の「ミート×酒蔵ツーリズム」+市内宿泊 | 1万円 | 5,000円 |
| 市指定のメニュー表から1人3,000円以上+市内宿泊 | 3,000円 | 1,500円 |
加算額が付くのは、要綱によると次のどちらかに当たるときです。
- 台湾からの送客である
- 市長が指定する市内のイベントに参加する
2つとも満たしても加算は1回分です。「ミート×酒蔵ツーリズム」の区分は要綱の表にあり、公式ページの本文には出てきません。
計算例です。人数は参加者の数を掛けます。
- グランドメニューで20人が泊まる:1万円 × 20人 = 20万円
- 台湾からの20人団体がグランドメニューを食べる:(1万円 + 5,000円)× 20人 = 30万円
- 指定メニュー(1人3,000円以上)で15人:3,000円 × 15人 = 4.5万円
グランドメニューと指定メニューの両方に当たる旅行でも、補助対象は金額の高い方だけです。足し合わせはできません。
周遊加算で上乗せする
市の指定する観光地に2か所立ち寄ると、1人あたり最大2,000円が上乗せされます。ただし条件が2つあります。
- どちらか一方の観光地で、市の2,000円分のお買い物クーポンを参加者に使ってもらう
- もう一方の観光地では、滞在証明をもらう
または酒蔵・燻製の体験を組み込んでも、1人あたり2,000円が付きます。クーポンと体験は、どちらか一方を満たせばよく、併用はできません。
- グランドメニューで20人、観光地2か所でクーポンを全員が使う:(1万円 + 2,000円)× 20人 = 24万円
- 台湾からの20人団体が、グランドメニューと周遊加算を使う:(1万円 + 5,000円 + 2,000円)× 20人 = 34万円
- 15人のうちクーポンを使ったのが12人:周遊加算は2,000円 × 12人 = 2.4万円
最後の例が示すとおり、クーポンを使わなかった人の分は加算できません。クーポンの有効期限は旅行の間だけで、おつりは出ません。2か所に分けて1,000円ずつ使うこともできず、使う施設は1か所にそろえます。
何に立ち寄ればいい?
対象にならない立ち寄り先から先に書きます。
- 道の駅都城のフルーツカフェ・芋カフェ・レストラン(クーポンが使えません)
- 都城島津邸の石蔵カフェ
- 霧島ファクトリーガーデンのレストランとベーカリー
- 関之尾公園は、スノーピーク都城ストアだけでクーポンが使えます
クーポンの対象となる指定の観光地は次の6か所です。
- 道の駅都城(NiQLL)
- 道の駅山之口
- 都城島津邸
- 霧島ファクトリーガーデン(グランドメニューを食べる場所として使う場合を除きます)
- 高千穂牧場
- 関之尾公園
体験を組み込むなら、次の3つが指定されています。柳田酒造と大浦酒造は都城観光協会(0986-38-2460)が予約を受け付け、燻製教室は道の駅都城が窓口です。
- 柳田酒造の焼酎飲み方講座(2時間・税込3,700円)
- 大浦酒造の酒造り体験(2時間・税込5,000円)
- 道の駅都城の手作りウインナー作り体験(2時間・税込3,000円)
酒蔵ツーリズムと燻製教室は、体験日の14日前までに予約します。
申請の流れは?何から始めて、いつ出す?
順番を間違えると、ツアーが成立しても補助金が出ません。
- 事業者登録を申請する(旅行会社→みやこんじょPR課。申請書・誓約書・名簿兼同意書と登録を証する書類の写しを出します。到着から登録完了まで1か月ほどかかります)
- 旅行を企画して事前確認書を出す(旅行会社→市。旅行商品を売り出す10日前までに、旅行企画書か行程表も添えて承認を受けます)
- 旅行を実施する(旅行会社→宿泊施設・飲食店。証明書の発行を頼み、参加者にWebアンケートを案内します)
- 申請書類を出す(旅行会社→市。旅行終了から2か月以内か年度末のいずれか早い日まで)
- 交付決定を受けて請求する(市の決定のあと、請求書を出して振込を受けます)
旅行が終わった日は、市内の宿泊施設をチェックアウトした日か、指定メニューを食べた日の遅い方です。3月に終わる旅行は、2か月を待たずに年度末日が先に来ます。
行程を変えるときは、変更後の事前確認書と行程表を送り直します。周遊加算のうち、クーポン型は、募集広告にクーポン付きと書き、使える施設名も広告に載せます。事前確認書には、どちらの施設でクーポンを使うかを明記します。酒蔵・燻製教室の体験型では、事前確認書の行程に体験を入れ、体験日の14日前までに予約します。立ち寄り先の施設には、催行前に連絡します。
必要な書類
準備できた 0 / 12
周遊加算を使うときは、観光地等滞在証明書(様式11号)・体験メニュー利用証明書(様式12号)・お買い物クーポン利用証明書(様式13号)も付けます。使う加算に応じて、いずれも市の様式です。口座が国外の場合は、振込手数料が補助額から引かれます。請求者と受取者が違うときは、請求書に加えて委任状も出します。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 事前確認の前に売り出した:旅行商品は、売り出す10日前までに承認を受ける決まりです。承認なしで売ると補助の前提を満たしません。
- 登録を後回しにした:事業者登録が完了していないと交付を受けられません。登録には1か月ほどかかるので、企画より先に出します。
- 申請が遅れた:旅行終了から2か月、または年度末日のいずれか早い日を過ぎると申請できません。
- 立ち寄り先でクーポンが使えなかった:除外された店舗では使えません。加算は実際に使われた額で決まります。
- 対象外の旅行だった:教育旅行・合宿・大会は対象外です。
加算や条件で、読み違えやすいところ
要綱の改正は令和8年4月1日付が最新です。金額や区分の細かな読み方は、申請前に市の最新資料で確かめてください。
- 申請の期限は旅行ごとに決まります。旅行が終わった日から2か月以内か、その年度の末日のいずれか早い日です。年度単位の募集期間は、公式ページに書かれていません
- 要綱は令和11年3月31日で失効します
- 受注型企画旅行も対象です。ただし客に渡す行程表に、利用する施設名を書く必要があります
よくある質問
参加者が4人のツアーでも対象になりますか?
対象になりません。補助の条件は、旅行の出発地が市外で、参加者が5人以上であることです。宿泊施設と飲食店についても、5人以上が同じ行動をとることが求められます。4人の旅行は、別の客と合流して5人以上が同一行動をとる形にならない限り、対象外です。企画の段階で人数の最低催行を5人以上にしておくと、後から対象外になる事態を避けられます。
グランドメニューと指定メニューの両方を使えば、補助額は合計されますか?
合計されません。1回の旅行商品でどちらの区分にも当たる場合は、補助金の額が高い方の区分だけが適用されます。グランドメニューの1万円と、指定メニューの3,000円を足して1.3万円にはなりません。どの区分で申請するかは、旅行の食事の内容と1人あたりの食事の金額を見て、有利な方を選ぶ形になります。迷うときは事前確認の段階で市に相談できます。
加算の5,000円は、グランドメニューを使えば必ず付きますか?
必ずは付きません。要綱では、加算額が付くのは台湾からの送客である場合と、市長が指定する市内のイベントに参加する場合のどちらかです。グランドメニューを食べて泊まるだけの旅行は、基本額の1人1万円になります。市が指定するイベントの中身は公式ページに書かれていないため、参加を予定している旅行は、事前確認書を出す前にみやこんじょPR課へ確かめてください。
申請はいつまでにすればいいですか?
旅行が終わった日から2か月以内か、その日が属する年度の末日のいずれか早い方までです。旅行の終了日は、市内の宿泊施設をチェックアウトした日か、指定メニューを食べた日の遅い方になります。たとえば2月に終わる旅行は、2か月後より年度末日(3月31日)の方が早く来ます。実績報告書や宿泊・飲食の証明書を集めるのに時間がかかるので、旅行の前から段取りしておくと安心です。
事業者登録と事前確認は、どちらを先に済ませますか?
事業者登録が先です。補助金の交付を受けられるのは、ミートツーリズムツアー造成登録事業者名簿に載った事業者だけで、申請書類が市に届いてから登録完了まで1か月ほどかかります。そのあとで、旅行商品を売り出す10日前までに事前確認書を出し、市の承認を受けます。企画から販売までの日程は、この2つの期間から逆算して組むのが確実です。
海外の旅行会社でも申請できますか?
申請できます。国内の旅行業法に基づく登録者のほか、海外の業者でも、その国の旅行業に関する法令などに基づいて旅行業を営む法的資格があれば対象です。補助金を日本国外の銀行口座に振り込む場合は、口座振込にかかる手数料が補助額から引かれて支払われます。繁体字のWebアンケートも用意されているので、台湾など海外から送客する旅行でも手続きを進めやすくなっています。
周遊加算のクーポンを使わない参加者がいたらどうなりますか?
クーポンを使った人の分だけが加算の対象になります。公式のマニュアルでは、クーポンを使わなかった人の2,000円分は申請から除くよう案内されています。宿泊・飲食の証明書に載る人数より、クーポン利用証明の人数が少なくても問題ありません。クーポンは2,000円分を1か所の観光地で使うことになっており、おつりも出ません。全員が使えるよう、行程の中で時間を取っておくと安心です。
酒蔵ツーリズムや燻製教室を入れると、いくら加算されますか?
指定の体験(柳田酒造の焼酎飲み方講座、大浦酒造の酒造り体験、道の駅都城の燻製教室)を組み込むと、1人あたり2,000円が加算されます。観光地のクーポンを使う周遊加算とは併用できません。どちらか一方が対象です。体験は体験日の14日前までに予約が必要で、体験メニュー利用証明書(様式12号)を実績報告に付けます。予約先は施設ごとに異なるので確かめてください。
受注型企画旅行も対象になりますか?
対象になります。ただし周遊加算を使う場合は、お客様に渡す行程表に利用する施設の名前を明記する必要があります。募集型だけでなく、団体から依頼を受けて組む受注型でも、市内に泊まり、指定の食事を組み込み、参加者が5人以上という条件を満たせば申請できます。事前確認書とあわせて、行程や出発地がわかる企画書を出します。
学校の修学旅行やスポーツ合宿でも申請できますか?
できません。教育旅行、スポーツ・文化合宿、大会などへの参加は補助の対象になりません。同じ市内に泊まって肉と焼酎を楽しむ旅行でも、目的が学校行事や合宿であれば対象外です。合宿については、都城市に別の合宿補助が用意されています。対象かどうかは企画の目的で判断されるので、迷う旅行は事前確認書を出す前にみやこんじょPR課へ問い合わせてください。
行程が決まったあとで変更したら、どうすればいいですか?
事前確認書を出したあとで行程を変えるときは、変更後の内容を反映した事前確認書と行程表を、あらためてメールで送ります。周遊加算の観光地や体験を入れ替える場合も同じです。そのまま実施して実績が事前確認と食い違うと、加算が認められないおそれがあります。変更が決まったらすぐ送り直し、旅行の後で慌てないようにしておくと安心です。
問い合わせ先はどこですか?
都城市役所のみやこんじょPR課(本庁舎5階)です。電話は0986-23-2615、ファクスは0986-25-6200で、周遊加算のマニュアルでは平日8時30分から17時15分の受付と案内されています。事業者登録や事前確認、加算の条件に迷うときは、書類を出す前に問い合わせると、出し直しを防げます。酒蔵ツーリズムの予約は、都城観光協会(0986-38-2460)が窓口です。
