新しい取引先の近くに拠点を構えたい。そう考えても、賃料や共益費、駐車場代が半年分先払いになると、決断は簡単ではありません。特に県外への新規参入は、取引が軌道に乗るまでの期間、固定費だけが先行して出ていきます。
宮崎県の「自動車関連産業チャレンジオフィス設置支援事業補助金」は、この固定費の壁を下げるための制度です。自動車関連産業を営む製造業者が県外に新規拠点を設ける際の賃料・共益費・駐車場使用料を、最大42万円まで補助します。申請は令和8年12月31日まで、先着順で予算に達し次第終了します。
自動車関連産業チャレンジオフィス設置支援事業補助金の要点まとめ
正式名:自動車関連産業チャレンジオフィス設置支援事業補助金
だれが
- 申請者
- 事業者(法人)
- 対象業種
- 製造業(自動車関連産業における新規参入企業、複数企業連携による取引拡大・物流効率化を目指す事業者)
- 利用目的
- 県外への新規拠点設置にかかる賃料・共益費・駐車場使用料
- 対象地域
- 宮崎県内に本店または主たる事業所を置く企業(拠点は県外)
- 従業員数
- 規定なし(会社法上の会社であること)
いくら
- 補助上限額
- 42万円(1拠点あたり、契約開始月から起算して6か月分が上限)
- 補助率
- 対象経費の2分の1以内
いつ・どこへ
- 申請受付
- 募集開始日から令和8年12月31日まで(先着順、予算到達で終了)

自分の会社は対象になる?
対象は、宮崎県内に本店または主たる事業所を置く会社法上の会社で、日本標準産業分類の製造業を営む企業です。そのうえで、自動車関連産業で新規参入を目指す、または複数企業の連携で取引拡大・物流効率化に取り組むことが条件になります。資本金や従業員数による中小企業要件は、公式ページに記載がありません。
拠点そのものは県外に置く前提の制度です。「県内企業が、県外に営業拠点や連携拠点を作る」という構図をイメージすると分かりやすくなります。
いくら戻るか
補助対象になるのは、新拠点の賃料・共益費・駐車場使用料の3項目です。補助率は対象経費の2分の1以内、上限は1拠点あたり42万円で、契約開始月から起算して6か月分までが対象になります。
たとえば月額14万円の事務所を借りた場合、6か月分の賃料は84万円です。2分の1の42万円がちょうど上限額に達する計算になります。月額がこれより高い物件でも、補助額は42万円が天井です。
つまずきやすい順番の話
事業実施期間は交付決定日から令和9年3月31日までと定められています。賃貸借契約を先に結んでしまうと、交付決定前の契約とみなされ対象外になる可能性があります。物件が決まった段階で、まず交付要綱・募集要領を確認し、窓口に相談してから契約に進むという順番が安全です。
申請までの流れ
受付は先着順で、予算に達した時点で締め切られます。締切日は令和8年12月31日と定められていますが、予算がそれより早くなくなる可能性があります。公式ページには交付要綱・募集要領・様式のPDFが公開されているので、契約前に一度目を通しておくという進め方があります。
よくある質問
Q. 県内に拠点を設ける場合も対象になりますか?
A. 公式ページの説明では「県外に新たな拠点を設置する」ことが前提です。県内拠点の扱いは企業振興課先端技術産業推進室にご確認ください。
Q. 複数拠点を同時に申請できますか?
A. 公式ページに複数拠点の同時申請可否は明記されていません。窓口へお問い合わせください。
Q. 中小企業でなくても申請できますか?
A. 公式ページには資本金・従業員数の要件が記載されていません。企業振興課先端技術産業推進室(0985-26-7101)へご確認ください。
