過疎地域の移動手段や、物流の担い手不足を無人自動運転車で補おうという動きが進んでいます。ただし自動運転技術の開発・実証には多額の費用がかかります。「モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援補助金」は、この開発・実証コストを国が後押しする制度です。
この記事で扱うのは、2024年1月31日で受付を終了した執行団体公募です。 実際に自動運転の開発・実証を行う事業者が直接申請する公募ではなく、国から補助金を配る「執行団体」を選ぶための公募だった点に注意してください。選定された執行団体を通じて、その後の実証事業支援が行われています。
モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(執行団体を担う法人。実際の実証事業者は執行団体経由で申請) |
| 制度名 | モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援補助金 |
| 対象業種 | 業種不問(自動運転技術の開発・実証を行う事業者) |
| 利用目的 | 無人自動運転車の開発・実証、社会実装の促進 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 執行団体としての事業遂行能力を持つ法人(規定なし) |
| 補助上限額 | 執行団体への交付総額(実証事業者への補助額は執行団体が定める要領による) |
| 補助率 | 定額 |
| 申請受付 | 執行団体公募:2024年1月10日~1月31日(終了) |
| 公式サイト | 経済産業省「モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援補助金」 |

執行団体経由で実証事業者に補助が渡る仕組み
この公募で選ばれた執行団体は、その後、実際に無人自動運転の開発・実証を行う事業者向けに補助事業の公募を開いています。自動運転車の実証実験を計画している事業者は、この経済産業省の公募ではなく、選定された執行団体が開設する申請窓口を通じて補助を申請することになります。 執行団体は自動運転技術やモビリティ分野に知見のある団体が担うことが多く、公募情報は執行団体の公式ページで確認できます。
どんな取り組みが支援対象になるか
無人自動運転(レベル4以上を想定した完全自動運転を含む)の車両開発、走行実証、社会実装に向けた運用体制の構築などが対象になり得ます。過疎地域での移動手段確保や、物流の自動化といった社会課題の解決と結びついた実証プロジェクトが想定されています。
実証事業者として補助を検討する際の進め方
- 執行団体の公式ページ(実証事業の公募情報)を確認し、申請窓口・スケジュールを把握する
- 走行実証を行う地域の自治体・道路管理者との調整は時間がかかるため、早めに着手する
- 交付決定前の車両購入・システム開発契約は補助対象外になる可能性が高いため、契約のタイミングに注意する
よくある質問
自動運転の実証事業者がこの公募に直接申請できますか?
いいえ。この公募は執行団体(事務局)を選ぶためのもので、受付は2024年1月31日で終了しています。実証事業者は、選定された執行団体が別途開設する申請窓口を通じて補助を申請します。
この制度はどんな規模の企業が対象ですか?
執行団体の公募自体は事業遂行能力のある法人が対象です。実証事業者向けの募集における企業規模の条件は、執行団体が定める要領によって異なります。
補助率が「定額」というのはどういう意味ですか?
対象経費の一定割合ではなく、あらかじめ決められた金額を交付する方式であることを示します。この公募では国から執行団体への交付が定額とされており、実証事業者への補助方式は執行団体の要領で別途定められます。
