サイクリストが立ち寄れる休憩スペースを作りたいのに、トイレや空気入れの整備費用まで手が回らない。宿泊施設や道の駅の運営者から、こういう相談が増えています。
長野県の「サイクリスト受入環境整備事業補助金」は、市町村・観光協会・民間事業者がサイクリストの受入環境を整える取り組みに、最大300万円を補助する制度です。拠点整備・宿の設備・サイクルトレイン・走行環境の4メニューがあり、目的に合わせて選べます。受付は令和8年5月13日から12月28日までです。
サイクリスト受入環境整備事業補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(市町村・観光協会・民間事業者等) |
| 制度名 | サイクリスト受入環境整備事業補助金 |
| 対象業種 | 宿泊業・観光関連団体・鉄道事業者等(サイクルツーリズムの受入に取り組む事業者) |
| 利用目的 | サイクリストの受入環境整備(拠点整備・宿泊施設の設備・鉄道・走行環境) |
| 対象地域 | 長野県内 |
| 従業員数 | 規定なし |
| 補助上限額 | サイクルステーション等拠点整備100万円/サイクリストにやさしい宿整備100万円/サイクルトレイン整備300万円(広報経費は100万円以内)/走行環境整備は1基あたり30万円(定額) |
| 補助率 | 拠点整備・宿整備・サイクルトレイン整備は2/3以内、走行環境整備は定額 |
| 申請受付 | 令和8年5月13日(水)〜12月28日(月)、予算上限に達し次第終了 |
| 公式サイト | 長野県「サイクリスト受入環境整備事業補助金について」 |

何から始めるか
まず、自分がやりたい整備がどのメニューに当たるかを決めます。トイレや休憩スペースなら拠点整備、宿泊施設のシャワーや駐輪設備なら宿整備、というように、4つのメニューは目的別に分かれています。1つの申請で複数メニューにまたがることもできるため、最初に全体像を描いてから金額を積み上げると計画が立てやすくなります。
自分の事業は対象になるか
対象者は市町村、観光協会、そして民間事業者です。宿泊施設・飲食店・鉄道事業者など、サイクリストと接点のある事業者であれば申請できます。個人の趣味のサイクリング環境整備は対象になりません。
いくら受け取れるか
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| サイクルステーション等拠点整備事業 | 補助率2/3以内、上限100万円 |
| サイクリストにやさしい宿整備事業 | 補助率2/3以内、上限100万円 |
| サイクルトレイン整備事業 | 補助率2/3以内、上限300万円(広報経費は100万円以内) |
| 走行環境整備事業 | 定額補助、上限30万円(1基あたり) |
上限額が最も大きいのはサイクルトレイン整備事業の300万円ですが、車両や鉄道事業者との調整が必要になるため、単独の宿泊施設や商店が使うなら拠点整備・宿整備の2メニューが現実的です。
対象経費
トイレ整備、空気入れや工具の購入、休憩スペースの設置、自転車保管設備、シャワー設備の整備、電車内への固定具設置、案内看板・注意喚起看板の設置などが対象です。
申請の流れとタイミング
申請はメール(kankoshin@pref.nagano.lg.jp)で受け付けています。受付期間は令和8年12月28日までですが、予算上限に達すると事前の通知なく受付が終了します。整備を検討しているなら、年度後半ではなく早めに申請を出すほうが確実です。
よくある質問
個人が自宅の一部をサイクリスト向けに改装する場合は対象になりますか?
対象になりません。この補助金は市町村・観光協会・民間事業者が申請者です。個人で民泊などを営んでいる場合は、事業として登録・運営している実態があるかどうかを含めて、観光誘客課に確認することをおすすめします。
4つのメニューを同時に申請することはできますか?
複数メニューにまたがる整備計画であれば、同時に申請できる可能性があります。詳細な組み方は観光誘客課への事前相談で確認してください。
予算がなくなったかどうかは、どこで確認できますか?
公式ページに随時掲載されます。募集終了の告知が出ていない限り受付中と判断できますが、確実性を求めるなら電話での確認をおすすめします。
