肥料や燃油が上がると、出費が増えるのは作付けの前です。南砺市は、令和8年度の作付面積に応じて10aあたり500円を交付します。
ただし出すものは水田と畑で違い、市に直接出せるのは畑だけです。市へ直接出す場合の締切は11月20日(金)です。水田の人は、地域の水田農業推進協議会(水田の申請を市に代わって受け付ける窓口)に期限を先に聞いておくと整理しやすくなります。
南砺市 次期作奨励農業生産資材コスト低減補助金の要点まとめ
正式名:南砺市次期作奨励農業生産資材コスト低減緊急重点支援事業補助金
だれが
- 申請者
- 農業者・営農組織(法人を含む)
- 対象業種
- 農業(水田・畑地で作物を栽培して販売)
- 利用目的
- 肥料・燃油など生産資材の価格高騰への支援
- 対象地域
- 富山県南砺市
- 従業員数
- 規定なし
いくら
- 補助上限額
- 1反(10a)あたり500円
- 補助率
- 公式ページに記載なし(10aあたり500円の定額)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 2026年10月19日〜2026年11月20日(市へ直接出す場合の締切)
自分は対象になる?
次の4つにすべて当てはまれば、対象の見込みです。
当てはまるものにチェックを入れてください。0 / 4
法人や営農組織は、本店か主たる事務所が南砺市内にあることが条件です。個人の住所ではなく、法人の所在地で見られます。
次のどれかに当たると対象外です。
- ✕ 市内に住所も本店もない
- ✕ 販売実績がない
- ✕ 低減の計画書を出さない
要綱の対象者は「販売実績のある農業者及び営農組織」なので、自家用だけの栽培は対象外と読めます。迷うときは農政課(0763-23-2016)に聞くと早いです。
いくら戻ってくる?
令和8年度の作付面積(基幹作)に、10aあたり500円をかけた額です。水田(水稲と転作作物)も畑地も、単価は同じ500円です。100円未満は切り捨てます。
- 水稲を2ha(2,000a)作った:200 × 500円 = 10万円
- 転作作物を45a作った:4.5 × 500円 = 2,250円 → 2,200円
- 畑で野菜を37a作った:3.7 × 500円 = 1,850円 → 1,800円
上限額の定めは公式ページにありません。面積に比例する定額なので、広いほど金額は増えます。基幹作にどの作物が当たるかは、公式ページに説明がありません。協議会か農政課で確かめてください。
申請の流れは?どこへ何を出す
窓口は、水田か畑かで分かれます。
- 計画書を書く(農業者。化学肥料・燃料低減ブラッシュアップ計画書。肥料と燃料の取組を1つ以上ずつ選ぶ。県の事業で出すものと兼ねられる)
- 水田の人は協議会に出す(農業者→地域の水田農業推進協議会。申請書兼請求書(様式第1号)と計画書。期限は各協議会に確認)
- 畑の人は協議会か市に出す(協議会経由なら水田と同じ。市に直接なら様式第2号と資料4点を、農政課へ11月20日(金)まで)
- 審査を待つ(市→農業者。令和9年1月末までの交付が予定されている)
- 受け取る(協議会経由は、市から協議会に交付され、協議会が農業者へ速やかに支払う)
必要な書類
準備できた 0 / 6
水田と、畑を協議会経由で出す場合の公式の書類一覧は、1号と計画書です。畑を市へ直接出す場合は、2号と計画書に加えて、作付面積と販売実績の資料と市税の完納証明書が要ります。ほかに市長が必要と認める書類を求められることがあります。
計画書の様式には、令和8年度の作付実績と販売実績が分かる資料を添付すると書かれています。営農計画書や出荷伝票などです。協議会経由の人もこの資料を手元に用意すると安心です。1号には振込先の口座を書く欄があります。
もらえなくなるのはどんなとき?
- 計画書が出ていない:生産コストを令和9年度までに下げる取り組みが条件です。計画書がないと申請が通りません。
- 販売実績がない:栽培していても、販売実績が確認できない場合は対象になりません。
- 営農をやめる:令和9年産も営農を続ける意思が要件です。令和9年産は作らない予定なら対象外です。
- 市への直接申請が11月20日を過ぎた:畑を市に直接出す場合の締切です。協議会経由の期限は別に確認が要ります。
- 偽りがあった:不正な手段で受け取った場合、市は全部または一部の返還を命じます。
県の補助金も同時に出せる
富山県も、肥料・燃料コスト低減緊急支援事業を実施しています。南砺市の案内ページには、同時に申請するよう書かれています。計画書は両方で兼ねられるため、1回書けば足ります。
県の事業は、市の案内ページ(県事業の紹介ページ)によると10aあたり500円以内(100円未満は切り捨て)です。申請先は水田も畑も地域の水田農業推進協議会です。添付は令和8年度の作付けと販売の実績が分かるもの(営農計画書や出荷伝票など)とされています。細かい条件は県の公式ページで確かめてください。
よくある質問
兼業で小さな畑でも対象になりますか?
面積の下限は公式ページに書かれていません。要件は、南砺市に住所があること、令和8年度に水田か畑地の栽培管理をして販売実績があること、令和9年産も営農を続ける意思があることです。金額は面積に比例するので小さな畑なら数百円から数千円です。手間に見合うか考えて計画書を兼ねられる県の事業にも同時に出す手があります。
自家用の野菜だけ作っています。対象ですか?
販売実績が条件なので自家用だけの栽培は対象外と読めます。要綱の対象者は「販売実績のある農業者及び営農組織」です。直売所に少し出している場合や知人に有料で譲っている場合の扱いは公式ページに書かれていません。畑地耕作なら農産振興係、水田耕作なら農政係に販売の実態を伝えて聞くと確実です。
水田と畑の両方を作っています。どう申請しますか?
水田と畑は別の区分ですが、どちらも単価は10aあたり500円です。水田は水田農業推進協議会に出します。畑は協議会か市に出します。両方を1枚の申請書にまとめられるかは公式ページに書かれていません。協議会に面積の内訳を伝えて書類の分け方を先に聞くと、出し直しを減らせます。
申請の締切はいつですか?
市に直接出す場合(畑地耕作)は、2026年11月20日(金)までです。水田耕作と、畑を協議会経由で出す場合の提出期限は協議会ごとに決まり、公式ページには載っていません。協議会によって日が違うかもしれないので、早めに連絡して期限を確かめておくと安心です。市の直接申請に間に合わない場合の扱いも公式ページにはありません。
補助金はいつ振り込まれますか?
公式ページでは、令和8年11月ごろまでに申請を受け付け、審査のうえ令和9年1月末までに交付する予定とされています。あくまで予定です。水田と協議会経由の畑では、市から協議会に交付され、協議会が農業者へ速やかに支払います。協議会ごとの支払日は公式ページに載っていません。
100円未満の端数はどうなりますか?
切り捨てです。面積はアール(a)で計算します。たとえば37aなら3.7に500円をかけて1,850円です。100円未満を落として1,800円になります。10aの倍数でない圃場が多いと細かい端数が出ます。申請書の様式には交付対象面積(a)と補助金額(円)の欄があるので、そこで計算を合わせます。
法人も申請できますか?
申請できます。営農組織や法人も対象で、法人は本店または主たる事務所が南砺市内にあることが条件です。個人と同じく、令和8年度に栽培管理をして販売実績があり、令和9年産も営農を続ける意思が必要です。本店も主たる事務所も市外の法人は、この要件を満たしません。
「化学肥料・燃料低減ブラッシュアップ計画書」とは何ですか?
生産コストを下げる取り組みを書く計画書です。令和9年度までにコスト低減に取り組むことが、この補助金の条件になっています。様式は市の案内ページにあるWordファイルで、富山県の肥料・燃料コスト低減緊急支援事業で出すものと兼ねられます。
様式では、令和8年度の作付面積と販売実績の有無を書き、令和9年度も農業生産活動を続ける意思にチェックを入れます。そのうえで肥料と燃料の取組を1つ以上ずつ選びます。肥料なら土壌診断や生育診断による施肥設計、堆肥の施用による化学肥料の削減があります。燃料なら作物や品種の団地化、機械のメンテナンス、低燃費機械の導入や更新があります。添付は作付実績と販売実績が分かる資料です。
県の補助金とは別に申請が必要ですか?
別の事業なので、別に申請が要ります。南砺市の案内ページには、県の肥料・燃料コスト低減緊急支援事業も実施しているので同時に申請するよう書かれています。計画書は共通で使えます。県の事業は10aあたり500円以内で、申請先は地域の水田農業推進協議会です。対象や条件の詳細は、県の公式ページで確かめてください。
市外に住んでいて、南砺市内の畑で作っている場合は?
要件は「南砺市に住所を有し」です。市外に住所があって市内の畑を耕作している場合は、住所の要件を満たさず対象にならない可能性があります。ただし公式ページに市外在住者の扱いは書かれていません。心当たりがあれば農政課に耕作地の場所と住所を伝えて、対象になるかを聞いておくと安心です。
問い合わせ先はどこですか?
南砺市農政課です。水田耕作は農政係、畑地耕作は農産振興係が担当です。電話は0763-23-2016で、窓口は南砺市役所の別館1階にあります。水田の協議会ごとの提出期限や書類の出し方で迷ったら、まず担当の係に聞いてください。
