「日中経済交流」という名前を見て、自社の対中ビジネスに使える補助金かもしれないと考えた方もいるはずです。結論から言うと、この補助金は個々の企業が申請する制度ではありません。調査事業・セミナー・マッチング事業・ハイレベル交流事業をまとめて実施できる団体を対象にした制度で、令和7年度分は2025年7月29日で募集を終了しています。
日中経済交流等事業費補助金(令和7年度)の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者団体・法人(中国での活動実績と協力関係を持つ団体) |
| 制度名 | 令和7年度日中経済交流等事業費補助金 |
| 対象業種 | 分類不能の産業、学術研究・専門・技術サービス業 |
| 利用目的 | まちづくり・地域振興 |
| 対象地域 | 全国 |
| 従業員数 | 規定なし(団体としての申請) |
| 補助上限額 | 2,000万円 |
| 補助率 | 定額 |
| 申請受付 | 2025年7月10日〜7月29日(終了) |
| 公式サイト | 経済産業省「令和7年度『日中経済交流等事業』に係る補助金交付先の公募について」 |

なぜ「団体向け」の制度なのか
日中間の経済交流は、調査・セミナー・マッチング・ハイレベル交流という複数の取組を組み合わせて初めて成果につながります。1社だけの対中活動支援ではなく、業界横断で中国との関係構築を担える団体に事業をまとめて任せる設計になっているためです。個々の企業が対中ビジネスの費用を直接補助してほしい場合は、この制度ではなく別の貿易・海外展開系の補助金を探す必要があります。
申請できる団体の条件
経済産業省の公募ページから確認できる主な要件は次のとおりです。
- 本事業を円滑に遂行できる経営基盤と資金管理能力を持つこと
- 経済産業省からの補助金交付等停止措置や指名停止措置を受けていないこと
- 中国における十分な活動実績と協力関係を持つこと
- 中国全域と広い分野を対象とした事業を計画・遂行できること
個人事業主や、中国での活動実績がない団体は対象になりにくい制度設計です。
補助率が「定額」である理由
補助率が定率ではなく定額なのは、調査事業・セミナー・マッチング・ハイレベル交流という性質の異なる取組をまとめて実施するため、経費ごとの補助率を細かく分けるより、事業全体にかかる費用を一定額まで支援するほうが運用しやすいという制度設計とみられます。詳細な経費区分は公募要領原本で確認してください。
よくある質問
今から申請できますか?
できません。令和7年度分は2025年7月29日で募集を終了しています。次回公募の情報は経済産業省の公式サイトで確認してください。
中小企業単独でも申請できますか?
公募要件からは、中国での十分な活動実績と協力関係を持つ団体を想定した制度と読み取れます。単独の中小企業が対象になるかは経済産業省へ直接お問い合わせください。
補助対象になる経費は何ですか?
調査事業・セミナー・マッチング事業・ハイレベル交流事業にかかる経費が対象とみられます。具体的な経費区分は公募要領原本でご確認ください。
