省エネ設備を入れたいなら、まず診断を受けていますか。直方市のこの補助金は、診断を受けていないと申請自体ができません。
対象は、直方市内に事業所を置く中小企業・個人事業主。LED照明や高効率空調などの導入費用の1/3、上限100万円を補助します。あなたの会社は、過去3年以内に省エネルギー診断を受診済みですか?
この補助金の概要(早見表)
| 検索項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 直方市省エネルギー設備導入費等補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(市内に事業所を置く中小企業・個人事業主) |
| 利用目的 | 省エネ型設備の導入によるCO2排出削減・脱炭素化 |
| 対象地域 | 福岡県直方市(市民税納税地が直方市であること) |
| 従業員数 | 中小企業・個人事業主であること(規模区分の詳細は交付要綱をご確認ください) |
| 補助上限額 | 100万円 |
| 補助率 | 1/3(設備購入・工事費)/全額(省エネルギー診断費用) |
| 申請受付 | 令和8年6月1日〜12月25日(必着) |
| 公式サイト | https://www.city.nogata.fukuoka.jp/kurashi/_15345/_9954/_14425/_14323.html |
※この表の項目(対象業種・利用目的・対象地域・従業員数)は、GRANTOSの補助金診断の検索軸に対応しています。
診断を受けていない会社は、そもそも対象外
この補助金の最大の関所は何でしょうか。過去3年以内に「省エネルギー診断」を受診していることです。診断を受けていない会社は、どれだけ良い設備を選んでも申請できません。
診断をまだ受けていない場合はどうすればよいでしょうか。直方市には別に「省エネルギー診断受診費補助金」があり、診断費用自体への補助も用意されています。設備補助金を使うつもりなら、まず診断の予約から動くのが順番です。
対象者は、次の条件も満たす必要があります。
- 市内で事業を長期継続する意思があること
- 市民税(法人・個人)の納税地が直方市であること
- 直近の年度の税申告を済ませていること
対象になる設備は9区分
対象になる設備は、次の9区分です。
- LED照明
- 高効率空調
- 業務用給湯設備
- 変圧器
- 冷凍冷蔵機器
- 高効率ボイラ
- エネルギーマネジメントシステム
- コージェネレーション
- 産業用モーター
家庭用の製品でも対象になるでしょうか。業務用としての導入であることを前提に、事前に確認しておくのが安全です。
補助率が「設備」と「診断」で違う理由
補助率は、経費の種類によって2つに分かれます。
| 対象経費 | 補助率 |
|---|---|
| 省エネルギー診断の受診費用 | 全額 |
| 設備の購入・設置工事費用 | 1/3(上限100万円まで) |
なぜ診断費用だけ全額なのでしょうか。答えは、まず正確な診断を受けてもらうことが、設備選びの前提だからです。診断結果に基づいて設備を選ぶ流れが、この制度全体の設計になっています。
補助額をシミュレーションする
業務用エアコンを工事費込みで150万円で更新する場合を考えます。補助率1/3なら50万円。上限100万円まで余裕がある水準です。
複数設備をまとめて更新するケースも見ておきます。LED照明・高効率空調・産業用モーターを合わせて330万円で導入した場合、補助率1/3で110万円ですが、上限100万円までしか受け取れません。上限に到達するのは、対象経費300万円の時点です。
診断費用が5万円だったとすると、こちらは全額補助されます。設備補助(上限100万円)とは別枠で、診断費用まるごとが戻る計算です。
申請の流れと必要書類
| タイミング | やること・必要書類 |
|---|---|
| 検討開始時 | 過去3年以内の省エネルギー診断受診の有無を確認する |
| 診断未受診の場合 | 「省エネルギー診断受診費補助金」も含め、診断の予約から着手する |
| 申請時(令和8年6月1日〜12月25日必着) | 申請書、事業計画書、診断結果の写し、決算書、省エネ診断証明、製品カタログ、見積書 |
| 交付決定後 | 契約・発注・工事着手 |
| 事業完了後 | 実績報告書、支払いを証明する証憑を提出 |
自治体の省エネ・設備更新補助金の多くは、交付決定前の発注は対象外という共通ルールがあります。直方市のこの補助金には「診断受診」という珍しい前提条件もあり、他の自治体にはない独自の関所です。予算枠の消化状況や対象経費の下限割れなど、共通の落とし穴をGRANTOS公式LINEの登録者限定ページで整理しています。
省エネ設備の更新以外にも、自分の事業が対象になる補助金・助成金が他にないか気になる方は、3分でできる補助金診断も活用してみてください。
診断の予約タイミングや、対象設備の判断など、実務の進め方に迷う場合は専門家に相談するのも一つの手です。
よくある質問
省エネルギー診断を受けたことがない場合、すぐに設備補助を申請できますか?
できません。過去3年以内の診断受診が交付要件です。未受診の場合は、まず診断を受けてから設備補助の申請に進む必要があります。
個人事業主でも対象になりますか?
対象になります。「中小企業・個人事業主」が対象と明記されています。市民税の納税地が直方市であることもあわせて確認してください。
申請期限の令和8年12月25日は消印有効ですか?
「必着」と明記されています。 郵送の場合は消印日ではなく到着日が基準になるため、余裕を持って提出することをおすすめします。
免責事項: 本記事の内容は2026年7月時点で確認できた情報にもとづきます。補助率・上限額・対象設備・申請要件・受付状況は変更される場合があるため、申請前に必ず直方市の公式ページで内容をご確認ください。
出典:
