農業用ハウスを1棟増やしたい。でも初期費用がネックになる——小鹿野町で新しく農業を始める人、すでに農業を営んでいる人のどちらにも、この壁は共通しています。町の新規就農者等支援補助金を使うと、この壁が少し低くなります。
対象経費はハウスや機械の取得・改良費で、補助率・上限額は「新規就農者」か「農業者等」かで変わります。新規就農者は2分の1・上限200万円、農業者等は3分の1・上限100万円です。
小鹿野町新規就農者等支援補助金の要点まとめ
正式名:小鹿野町新規就農者等支援補助金
だれが
- 申請者
- 事業者・個人のどちらも
- 対象業種
- 農業
- 利用目的
- 設備投資(農業用ハウス・機械等の導入)
- 対象地域
- 埼玉県小鹿野町
- 従業員数
- 規定なし(個人・団体が申請)
いくら
- 補助上限額
- 200万円(新規就農者)/100万円(農業者等)
- 補助率
- 2分の1(新規就農者)/3分の1(農業者等)
いつ・どこへ
- 申請受付
- 通年(事業着手前に申請。公式ページに具体的な締切の記載なし)

対象になる人は「出荷している」ことが条件
対象者は次をすべて満たす必要があります。
- 新規就農者、農業者、またはその他町長が特に認める者
- 町内に住所を有し、町税を滞納していない
- 農業を続ける意欲があり、今後10年間営農できると見込まれる
- 農協や農産物直売所等で定期的に出荷している
「定期的に出荷している」ことが要件に入っている点が見落としやすいポイントです。これから就農して、まだ出荷実績がない段階では対象にならない可能性があります。就農直後で出荷が始まっていない場合は、農林振興課に相談してから申請時期を検討する必要があります。
対象になる設備は6区分
- 農業用ハウスの取得・改良
- 出荷・加工作業場の取得・改良
- 加温機、動力噴霧器、揚水ポンプ、防霜ファン
- トラクター、耕運機、管理機等
- 農業用ドローン、自動走行農機、環境制御装置等
- その他町長が認める経費
ハウス新設のような大規模投資から、防霜ファンのような比較的小さな設備まで幅広く対象になります。
補助率は「新規就農者」で優遇される
補助率・上限額は次のとおりです。
| 対象者 | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|
| 新規就農者 | 2分の1 | 200万円 |
| 農業者等 | 3分の1 | 100万円 |
同じ400万円のハウスを建てる場合でも、新規就農者なら200万円が上限に到達しますが、既存の農業者は3分の1の約133万円しか受け取れません。就農して間もない時期に大きめの投資を計画するほうが、補助率の面では有利になります。
申請は「着手前」が必須
補助事業に着手する前に、申請書と次の添付書類を町長へ提出する必要があります。
- 申請者個人票
- 農地作付け状況一覧表
- 施設概要図
- 経費概要書
- 前年度の出荷記録証明書
先に発注・着工してしまうと、その経費は対象外になる可能性が高いため、見積を取った段階で農林振興課に相談してから発注する順番を守る必要があります。
よくある質問
新規就農者と農業者、どちらに該当するか自分では判断できません
公式ページには明確な線引きの基準が示されていません。申請前に農林振興課(0494-75-5061)へ確認することをおすすめします。
まだ出荷実績がない場合は申請できませんか?
対象要件に「農協・直売所等での定期出荷」が含まれているため、出荷実績がまったくない段階では対象にならない可能性があります。就農直後の場合は農林振興課に相談してください。
中古のトラクターでも対象になりますか?
公式ページには新品・中古の区別が明記されていません。農林振興課へ確認することをおすすめします。
