この補助金でいちばん多い失敗は、金額の話ではなく「順番」です。受付は先着順で、予算がなくなり次第終了します。締切日を待ってから動くと、すでに枠が埋まっている——という事態が起こりえます。
工場や倉庫の夏場の暑さは、従業員の体調だけでなく作業効率にも直結します。スポットクーラーや大型扇風機を入れたい事業所向けに、大分県は設備導入費用の一部を補助する制度を用意しています。
対象は「おおいたグリーン事業者」(脱炭素部門またはサステナビリティ・リンク・ローン部門の認証を受けた企業)です。補助上限額は通常枠50万円、賃上げ枠70万円。補助率は通常枠2分の1以内、賃上げ枠3分の2以内です。総事業費25万円以上が要件で、申請期間は令和8年6月1日から令和9年1月29日まで(先着順)となっています。
大分県暑熱対策事業費補助金の要点まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請者 | 事業者(法人・個人事業主) |
| 制度名 | 大分県暑熱対策事業費補助金 |
| 対象業種 | 業種指定なし(おおいたグリーン事業者の認証を受けた企業) |
| 利用目的 | スポットクーラー、熱中症対策ブース、ミストシャワー、大型扇風機、ミストファン、空調服・水冷服等の導入 |
| 対象地域 | 大分県内 |
| 従業員数 | 規定なし(おおいたグリーン事業者の認証が前提) |
| 補助上限額 | 通常枠50万円、賃上げ枠70万円 |
| 補助率 | 通常枠2分の1以内、賃上げ枠3分の2以内 |
| 申請受付 | 令和8年6月1日~令和9年1月29日(先着順、予算がなくなり次第終了) |
| 公式サイト | 大分県「暑熱対策事業費補助金」 |

自分の会社は対象になる?
対象になれるのは「おおいたグリーン事業者」(大分県が脱炭素・サステナビリティへの取組を認証する制度の認証企業)に限られます。熱中症対策の設備を入れたいだけでは対象にならず、先にこの認証を取っておく必要があるという点が最初の分かれ目です。認証をまだ取っていない場合は、環境政策課に確認してから動くという手があります。
何から始めるか
- おおいたグリーン事業者の認証状況を確認する(未認証なら先に申請する)
- 導入したい設備(スポットクーラー・大型扇風機など)を選び、見積を取る
- 総事業費が25万円以上になるか確認する(下回ると対象外)
- 賃上げ要件を満たせるか確認する
いくら戻るか計算する
たとえば倉庫にスポットクーラー3台と大型扇風機5台を導入し、総事業費が80万円かかったとします。通常枠なら補助率2分の1で40万円、賃上げ枠の要件を満たせれば3分の2で約53万円が目安になります(いずれも上限の範囲内)。
申請でつまずきやすい順番の話
受付は先着順で、予算がなくなり次第終了します。締切日が決まっているわけではなく、早く動いた事業者から順に採択される仕組みなので、見積の準備を後回しにすると枠が埋まってしまう可能性があります。
よくある質問
おおいたグリーン事業者とは何ですか?
大分県が企業の脱炭素やサステナビリティへの取組を認証する制度です。脱炭素部門またはサステナビリティ・リンク・ローン部門のいずれかの認証が対象要件になります。
総事業費25万円未満でも申請できますか?
できません。総事業費25万円以上が要件です。
問い合わせ先はどこですか?
大分県環境政策課 脱炭素社会推進班(097-506-3024)です。
